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農林水産省

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特集 野菜をもっと食べよう!(5)

[生産]  お店で食べる"あの野菜"の産地を訪問  業務用野菜は大きかった!



スーパーなどで売られているキャベツが1玉1キログラム強であるのに対し、業務用は2キログラム以上。
カット工程の効率化と歩留まりを良くするため、土からこだわって大きい野菜を作っています。


野菜の安定供給を支える生産者と中間事業者
加工・業務用では、安全性や新鮮さはもちろんのこと、カット工程の効率化や歩留まりという観点から、より多くの可食部分が確保できるサイズの大きい野菜が求められています。そのため産地では、株と株の間を広くとるなどの工夫を凝らし、栽培期間が長くても成長過程で品質に問題が出ない品種を栽培しています。

また、加工・業務用では、契約数量の遵守が求められます。収穫量が天候などに左右される農産物を、契約どおりに出荷することは、想像以上に大変です。収穫量が減少した場合に備えて多めに作付けしたり、中間事業者を介した産地リレーを行って切れ目のない供給を行うなど、両者の連携と努力で安定供給を維持しています。

加工・業務用野菜の生産にいち早く取り組んだのが、茨城中央園芸農業協同組合です。主な取り扱い品目はキャベツ、レタス、小松菜など。中間事業者である丸仙青果を通じて外食チェーンのリンガーハットに野菜を供給しています。

キャベツと小松菜を出荷している生産者の滑川(なめかわ)茂夫さんは「契約栽培は取引価格が安定しているので安心感があります。数量確保は大変ですが、仲間と力を合わせて頑張っています」と語っています。


土壌管理に余念のない生産者の滑川茂夫さん
土壌管理に余念のない生産者の滑川茂夫さん
株間を広くとって大きな野菜を育てる
株間を広くとって大きな野菜を育てる


加工・業務用(右)は一般小売用(左)に比べてサイズが大きく、ずっしりと重い

加工・業務用(右)は一般小売用(左)に比べてサイズが大きく、ずっしりと重い


小松菜は根を切って中間事業者支給のコンテナで出荷することで、生産者の資材費を軽減

小松菜は根を切って中間事業者支給のコンテナで出荷することで、生産者の資材費を軽減




取材・文/岸田直子
撮影/原田圭介
撮影協力/まつの