特集2 農高"良品"(1)

多くの農業高校では、実習で育てた野菜や果物、それらを加工した食品などの販売を行っています。生徒の皆さんが作った農高の“良品”は地元の方々に大人気です。

北海道岩見沢農業高校

学校で生産された牛乳から作った乳製品が充実
「のうこう牛乳」やバター、チーズなどを製造。フィバスの太陽（レッドチェダーチーズ）、フィバスの紅碧（べにみどり）（レッド＆ブルーチーズ）はジャパンチーズアワード銅賞を受賞。5月中旬～10月下旬に校内の「岩農ショップ」で販売している他、地域イベントにも出品。

北海道名寄（なよろ）産業高校

酪農科学科の生徒が手掛ける各種チーズが売れている
手でさけるストリングチーズが幅広い世代に人気。乳製品や肉類、トマトジュース、パウンドケーキなどもある。毎月末に校内の「みずならショップ」で販売会を実施している。

北海道倶知安（くっちゃん）農業高校


製造実習で黒毛和牛や羊、豚の肉から作った製品が豊富パック入りステーキ肉をはじめ、ベーコン・ソーセージ各種を製造。米や、畑作物の加工技術を活かしたトマトジュース、三升（さんしょう）漬け、みそ、納豆といった製品も。定期的に開く「農高のおみせ」で販売している。

北海道士幌（しほろ）高校

フードシステム科の生徒が自ら開発したスイーツがおすすめ
水切りヨーグルトで作った士幌高校オリジナルスイーツ「ヌプカの雪解け」。フルーツソースにも同校産のシーベリーが使われている。校内ショップで販売する他、地域イベントへの出店も。

北海道帯広農業高校


低温殺菌牛乳が原料のヨーグルトやコーヒー牛乳が人気アンテナショップ「あぐりす」を、5月中旬～10月下旬の間、週1回オープン。幅広い品ぞろえで、乳製品以外にもベーコン、ソーセージ、ハムなどの肉加工品や、みそ、ジャム、さらにケーキ、アイスクリームといったスイーツもある。

青森県柏木農業高校


品種ごとの味の違いを楽しめるりんごジュース3本セットふじ、王林、ジョナゴールドを搾ったりんごジュースが評判。学校で育てた果物を加工した各種ジャムもある。5月～10月、平川市中心街で毎月1回開催する「柏農市」などで販売。

秋田県金足（かなあし）農業高校


秋田の発酵文化を広めることをテーマに各種食品を販売地元産大豆が原料の粒納豆（1個60円／11月～12月のみ）、みそなどを製造。学校で育てた米で作った麹を使った万能発酵調味料「こうじ娘」（1個150円）もおすすめ。校内のほか地域交流スペース「あぐり交流館」で販売。

秋田県大曲農業高校


健康飲料として地元で愛される秋田県産ブドウで作ったジュース昭和10年から続く伝統の製法で作った砂糖無添加のブドウ液キャンベル（1本500円）。毎年5月から校内や各種イベントで販売している。りんごジャム、みそといったアイテムも好評。

山形県置賜（おきたま）農業高校


地元産の米粉と紅大豆のおからがベースの絶品マドレーヌ米粉とおからのマドレーヌ「彩りマドロームプチ」（3種入り150円）。ブルーベリー、ベジタブル、プレーンの3種の味が楽しめる。5月～11月の月1回、学校の近隣で販売。地域イベントに出店することも。

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