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ギネス世界記録™ 挑戦者たち vol.9

世界一長いきりたんぽ

米子工業高等専門学校/鳥取県米子市 
秋田工業高等専門学校/秋田県秋田市 

2018年3月、「世界一長いきりたんぽ」のギネス世界記録を達成した米子高専と秋田高専の生徒たち。
2018年3月、「世界一長いきりたんぽ」でギネス世界記録を達成した米子高専と秋田高専の生徒たち。

ちくわに続き、きりたんぽで世界一に

2017年に、世界一長いちくわ(40.3メートル)作りに成功した米子高専の生徒たち。秋田高専の生徒たちとの協働事業として世界一長いきりたんぽ(長さ5.12メートル)作りにも成功し、2年連続でギネス世界記録にその名を刻みました。

ギネス世界記録への挑戦は大館市の産地直売所で行われ、地元の人たちの協力も得ながら達成した。

ギネス世界記録への挑戦は秋田県大館市の産地直売所で行われ、地元の人たちの協力も得ながら達成した。

「ちくわでギネス世界記録に認定された際に、多くのメディアで取り上げていただき、県内だけで約3億円もの経済効果があったそうです。ちくわの消費が増えた他、食をきっかけに観光客が訪れるという効果も生まれました。ギネス世界記録は地域活性化の新しい手段になるのではないかと思い、別の伝統食でも挑戦することにしました」と話すのは、米子高専物質工学科でプロジェクトを主導している谷藤尚貴准教授です。

機材は職員と生徒による手作り。生徒自身が試行錯誤を重ねて、「長くなるとたわみが生じる」「焼きムラができる」といった問題を解消してきた。

機材は職員と生徒による手作り。生徒自身が試行錯誤を重ねて、「長くなるとたわみが生じる」「焼きムラができる」といった問題を解消してきた。

きりたんぽに着目したのは、ちくわと形状・製法が似ており、当時作った機材とノウハウをそのまま生かせると考えたから。秋田高専の生徒と一緒に作ることで、生徒たちの活躍の場を広げ、高専全体のPRにもつなげたい、という狙いもあったといいます。

両校の生徒が一致団結

2018年の6月から10月にかけて、きりたんぽ発祥の地とされる秋田県大館市を訪れて作り方を学んだり、米子市内の祭りできりたんぽ鍋をPRしたりと両校が力を合わせて活動。申請に必要な資金や旅費は、県や地元企業からの支援に加え、生徒自らがクラウドファウンディングで呼びかけて調達しました。

世界一長いきりたんぽはその場でカットされ、きりたんぽ鍋として振る舞われた。味も「おいしい」と好評だったそう。

世界一長いきりたんぽはその場でカットされ、きりたんぽ鍋として振る舞われた。味も「おいしい」と好評だったそう。

10月には現地での合同試作も行い、万全の準備で迎えた11月11日、約2時間かけて目標の5メートルを上回る長さ5.12メートルのきりたんぽが無事に完成。集まった150名の来場者にきりたんぽ鍋を振る舞う様子は、秋田県や鳥取県に加え、全国ニュースでも報じられました。

4年連続でのギネス世界記録に挑戦中

2019年5月には、地元企業の支援を得て「つくねの長さ世界一(20.69メートル)」の記録を達成。3年連続でギネス世界記録認定という快挙を成しとげ、“米子高専はギネス世界記録を持つ学校”というイメージが定着しつつあります。

2017年の世界一長いちくわ、2018年の世界一長いきりたんぽ、2019年の世界一長いつくねと、3度の挑戦に見事成功。写真は谷藤准教授。

2017年の世界一長いちくわ、2018年の世界一長いきりたんぽ、2019年の世界一長いつくねと、3度の挑戦に見事成功。写真は谷藤さん。

次なる目標は、意外にも自らが作ったきりたんぽの世界記録を更新すること。「どんなことでも、3回取り組むのが私たちのポリシー。1回目はまぐれかもしれませんが、3回やると本物の文化になりますよね」と谷藤さん。2020年3月14日の計測会に向けて米子高専の3名と秋田高専の地域連携活性化研究会でチームを組み、新たな挑戦がスタートしています。

ギネス世界記録樹立を目指す新シーム。左から谷藤准教授、2年生の田山凌汰君、壺内健太郎君、塚口湧太君。

ギネス世界記録樹立を目指す新チーム。左から谷藤さん、2年生の田山凌汰君、壺内健太郎君、塚口湧太君。

メンバーに選ばれた米子高専の壺内健太郎君は「世界記録の更新はもちろん、自分自身の成長にもつなげていきたい。楽しみながら挑戦したいと思います」と意気込みを話してくれました。誰でも世界一になれるチャンスがあるギネス世界記録は、生徒たちにとっても魅力的なコンテンツです。

「目標を達成したとき、生徒たちはとてもいい顔をします。ギネス世界記録は世界中でアピールできますから、ぜひステップアップに生かして欲しいと思います」と谷藤さん。生徒の意欲を引き出しつつ、地域の活性化に取り組んでいく。米子高専の挑戦から、これからも目が離せません。

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