寒い冬が終わり、ポカポカな春がようやく訪れます。春を存分に感じられる食べ物とレシピを紹介しますので、家族で囲む食卓にお試しください。
ぼた餅
もち米を蒸したり、もち米とうるち米を混ぜて炊いたりしたものを、粒が半分くらい残る程度につぶして丸め、こしあんなどで包んだものです。

お彼岸にぼた餅を供えるのはなぜ?
お彼岸にお供えするのは、小豆の赤色が災厄を祓い、ご先祖様を供養する力があると考えられてきたためです。そんな小豆と五穀豊穣を象徴する米が主原料のぼた餅は、お赤飯と同様に、古くからハレの席で用いられてきました。

おはぎとは何が違うの?
一説に、包むのに使うあんこの違いがあります。粒あんで包んだのが「おはぎ」、こしあんなのが「ぼた餅」というものです。収穫したばかりの小豆が使える秋は、皮まで柔らかく食べられるので、粒あんを使うのだとか。また、名前の由来はおはぎやぼた餅をお供えする、お彼岸の季節の花、萩と牡丹が関係しているそうです。

ラップを使えばカンタン!
カラフルなぼた餅

お弁当にも、SNS用にもおすすめな彩り豊かなぼた餅。もち米だけだと時間が経つと固くなってしまうので、うるち米を入れます。
餅生地の材料(作りやすい分量)
- もち米
- 1合
- うるち米
- 2分の1合
- 塩
- 小さじ4分の1
衣の材料(作りやすい分量)
【茶】
- 粒あん または こしあん
- 適量
【オレンジ】
- かぼちゃ(皮をむいて蒸したもの)
- 100グラム
- 砂糖
- 小さじ2
- 塩
- ひとつまみ
【黄緑】
- 冷凍枝豆(解凍してさやと薄皮を取ったもの)
- 100グラム
- 砂糖
- 大さじ1
- 塩
- ひとつまみ
【ピンク】
- 白あん
- 100グラム
- 桜の塩漬け(水で戻して粗く刻んだもの)
- 大さじ1
【黄】
- きなこ
- 大さじ3
- 砂糖
- 大さじ1
- 塩
- ひとつまみ
- こしあん(中身用)
- 適量
【黒】
- 黒すりごま
- 大さじ3
- 砂糖
- 大さじ1
- 塩
- ひとつまみ
- こしあん(中身用)
- 適量
【深緑】
- 青のり
- 適量
- こしあん(中身用)
- 適量
作り方
- 1
-
米は合わせて水洗いし、炊飯器の内釜に入れる。目盛まで水を注いで塩を加え、1時間ほど浸水させてから白米(通常)モードで炊く。
- 2
-
炊きあがったらしゃもじで全体を混ぜ、水で濡らしたすりこぎで米の粒が半分残るくらいにつぶす。
- 3
-
2を食べやすい大きさに分ける。
- 4
-
【握り方】
茶、オレンジ、黄緑、ピンクの場合
こしあんや粒あん、枝豆などは、丸めたご飯と一緒にラップに包み、絞るようにして握る。黄、黒、深緑の場合
ご飯の上に中身用のこしあんをのせ、ラップで包んで丸める。小皿に材料をのせ、丸めたご飯に適量にまぶす。
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