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農林水産省

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花きにおける高温対策

近年、温暖化による農産物の生育障害や品質低下等の影響が顕在化しています。令和5年及び令和6年の夏の平均気温は、統計を開始した1898年以降の夏として最も高くなりました。
このような状況の下、全国で花きに関して高温による影響が確認されています。このことから、高温に関する各種情報を整理しましたので、各産地で実施する高温対策の参考としてください。

1.花きの基本となる高温対策(「農業技術の基本指針」(令和6年7月))

◆ 近年の夏季の高温状況を踏まえ、高温による開花遅れや生育障害、病害被害を軽減するため、必要に応じて高温耐性品種を選定してください。

◆ かん水は、立地条件や品目、生育状態等を十分考慮し、早朝・夕方に実施してください。施設内でのかん水は、湿度が高くなりやすくなることから、夜間や曇雨天の日中には、通風するなどして湿度を下げてください。

◆ 切り花については、朝・夕の気温の低い時間に採花し、常温で長時間放置しないでください。また、エチレンによる劣化を防ぐため前処理剤を使用し、品質の維持に努めてください。

◆ 施設栽培では、施設内の温度上昇を抑制するため、妻面・側面を開放するとともに、作物の光要求性に応じて、遮光資材等を使用してください。細霧冷房装置、換気装置等を設置している施設では、当該装置を有効に利用して適切な温度及び湿度の管理に努めてください。

2.都道府県における適応策の取組状況(地球温暖化影響調査レポート)

各都道府県における高温対策を中心とした適応策の普及状況について、報告のあった取組を紹介します。

なお、効果に関する評価は、各都道府県の判断による評価であり、基準は次のとおりです。
A:優れた効果がある
B:効果がある
C:やや効果がある
D:あまり効果がない

3.その他(関連するページリンク)

お問合せ先

農産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室

代表:03-3502-8111(内線4827)
ダイヤルイン:03-3593-6496