更新日:令和6年3月19日
担当:農産局農産政策部企画課
米に関するメールマガジン(第121号)(令和6年3月19日)
【本号のトピックス】
(1)需給・価格に関する情報 米の価格、販売動向、民間在庫の状況 (2)米政策に関する情報 米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の変更について 水田における作付意向について(令和6年産第1回中間的取組状況(1月末時点)) 政府備蓄米の買入れ入札について 令和5年度「飼料用米多収日本一」の受賞者の決定について 「令和6年産水稲の10a当たり平年収量」について 【みどり認定の最新情報をお届け!】みどり通信発刊! 3月1日から地球にやさしい星つき農産物、本格スタート 小学生・中学生向け「農業学習」コンテンツを公開! (3)補助事業に関する情報 令和6年度米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち業務用米、新市場開拓用米等の安定取引拡大支援に係る公募について 「雇用就農資金」令和6年度第1回目の募集を開始します(令和6年6月事業開始分) (4)米の消費に関する情報等 「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」連携プロジェクト「おにぎりアイデアグランプリ」の受賞作品決定 膨らむ米粉の世界(米粉の情報サイト「米粉タイムズ」) 編集後記 |
(1) 需給・価格に関する情報
米の価格、販売動向、民間在庫の状況
〇価格
(1)令和5年産米の相対取引価格(令和6年2月)は、全銘柄平均で15,303円/玄米60kg(対前月差▲55円)です。出回りの9月からの令和5年産平均価格は15,276円(対前年産+1,432円)です。
(2) 令和6年1月の小売価格(POSデータ)は、5kg当たりの平均価格で、2,030円(対前月差+17円、対前年同月差+126円)です。
上記の価格はいずれも税込価格
〇販売動向
(1)令和5年産米の全国の集荷数量(令和6年1月末)は244.7万トン(対前年同月差▲11.0万トン)、契約数量は208.1万トン(同+3.4万トン)、販売数量は71.9万トン(同+2.7万トン)です。
(2)米穀販売事業者における販売数量(令和6年1月末)の対前年同月比は104.5%(対令和元年同月比では103.0%。以下括弧内は同様)です。うち小売事業者向けが105.5%(110.2%)、中食・外食事業者等向けが103.2%(95.6%)です。販売価格の対前年同月比は、小売事業者向けが108.5%、中食・外食事業者等向けが108.6%です。
〇民間在庫
令和6年1月末の全国段階の民間在庫量は、出荷及び販売段階で275万トン(対前年同月差▲31万トン)です。
詳細については、米に関するマンスリーレポート令和6年3月号から御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/attach/pdf/mr-748.pdf
(2) 米政策に関する情報
米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の変更について
令和6年3月5日(火曜日)に食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開催し、「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」の変更案について、了承されました。なお、令和5/6年の主食用米需要量については、その算出に用いる人口を令和5年9月1日現在(概算値)から令和5年10月1日現在(概算値)に更新し、昨年10月に設定した682万トンから681万トンに変更を行いました。なお、令和5年産の生産量についても統計値の確定に伴い662万トンから661万トンに変更したことから、令和6年の民間在庫量の見通しについては、177万トンで変更はありません。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/240305/240305.html
水田における作付意向について(令和6年産第1回中間的取組状況(1月末時点))
農林水産省では、産地・生産者が主体的に作付を判断し、需要に応じた生産・販売を行うことができるよう、きめ細やかな情報提供を行うこととしています。その一環として、都道府県農業再生協議会及び地域農業再生協議会による作付意向の聞き取りに基づき、都道府県別の作付意向(中間的取組状況)を公表しました。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/sakudou.html
政府備蓄米の買入れ入札について
農林水産省は、令和6年産備蓄米の政府買入れ入札について、第3回(令和6年3月5日実施)の結果を公表するとともに、第4回(令和6年3月26日入札実施予定)について公告しました。
(詳しくはこちら)
令和6年産備蓄米の政府買入れに係る一般競争入札(第3回)の結果について
https://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/kaiire/kekka.html
令和6年産備蓄米の政府買入れに係る一般競争入札(第4回)の公告について
https://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/kaiire/0207.html
令和5年度「飼料用米多収日本一」の受賞者の決定について
「飼料用米多収日本一」は、生産技術の面から先進的で他の模範となる飼料用米生産者を表彰し、その成果を広く紹介することで、飼料用米生産者の生産技術水準の向上を図ることを目的として実施しています。
農林水産省及び一般社団法人日本飼料用米振興協会は、令和5年度「飼料用米多収日本一」を実施し、農林水産大臣賞をはじめ各賞の受賞者が決定しました。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kokumotu/240228.html
「令和6年産水稲の10a当たり平年収量」について
農林水産省は、「水稲の作柄に関する委員会」の意見を踏まえ、令和6年産水稲の全国農業地域別・都道府県別10a当たり平年収量を決定しました。 なお、令和6年産水稲の作柄表示地帯別10a当たり平年収量については、6月末頃を目途に決定します。
(1)1.70mmのふるい目幅における令和6年産水稲の全国の10a当たり平年収量は、前年産より1kg増加の537kgとなりました。
(2)1.70mmのふるい目幅における都道府県別の10a当たり平年収量は、北海道、青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、和歌山県、島根県、沖縄県が前年産と比べ引上げとなり、新潟県、山梨県、静岡県、愛知県、福岡県が前年産と比べ引下げとなりました。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/240312.html
【みどり認定の最新情報をお届け!】みどり通信発刊!
環境にやさしい農業に取り組むことで受けられる「みどり認定」に関して、認定事例や最新情報をお届けするため「みどり通信」を始めました。みどり通信では、みどり認定を受けた方の申請書の内容(取組内容、目標)を詳しくお伝えするだけでなく、みどり認定を申請しようと思ったきっかけや、みどり認定のメリット等も掲載しています。
今回はグループでの申請について特集しています。みどり認定は、個人申請だけでなく、生産部会や任意団体の皆様でまとめてグループ申請を行うことが可能なことから、お米を生産する北海道のJA新すながわ特別栽培米部会を事例の一つとして紹介しています。
その他、みどり投資促進税制の対象機械の最新情報や、予算に関する情報など、盛りだくさんでお届けしておりますのでぜひご覧ください!
(詳しくはこちら)
〇みどり通信
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/houritsu.html#houritsu
〇みどり投資促進税制の対象機械カタログ
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/attach/pdf/midorihou_kibann-124.pdf
3月1日から地球にやさしい星つき農産物、本格スタート
農林水産省は、「みどりの食料システム戦略」に基づく環境負荷低減の取組の「見える化」について、これまでの実証販売結果を踏まえ、3月1日から、「見える化」の新たなラベルデザインを活用し、ガイドラインに沿った本格運用を開始しましたので、お知らせいたします。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/mieruka.html
小学生・中学生向け「農業学習」コンテンツを公開!
農林水産省は、小学生・中学生のこどもたちを対象として、農業の歴史、農業遺産、農村の共同活動などの農村の大切な役割や魅力を学習することができる4つの教材を制作しました。これらの教材は、全国の教育現場やご家庭でご利用いただけますので、是非ご活用ください。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kantai/240311.html
(3) 補助事業に関する情報
令和6年度米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち業務用米、新市場開拓用米等の安定取引拡大支援に係る公募について
令和6年度米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち業務用米、新市場開拓用米等の安定取引拡大支援(新市場開拓用米の販売拡大の取組、米の需要拡大のために行う米を利用した新たな商品の開発等・ニーズに基づく播種前契約のための取組)について事業実施主体の公募を実施します。
(ア)新市場開拓用米の販売拡大の取組
海外において新たな市場開拓に取り組む事業者等を支援することにより、新市場開拓用米の販売拡大に貢献することを目的として実施します。
(イ)米の需要拡大のために行う米を利用した新たな商品の開発等・ニーズに基づく播種前契約のための取組
米の需要減少が継続する中で、米を利用した新たな商品の開発等・ニーズに基づく播種前契約のための取組により、米の需要を拡大・創出を図るとともに、実需者のニーズを播種前契約を通じて生産に反映させ、主食用米の需給ギャップ縮小に貢献することを目的として実施します。
公募期間:(ア)令和6年3月6日(水曜日)から令和6年3月22日(金曜日)まで
(イ)令和6年3月7日(木曜日)から令和6年3月26日(火曜日)まで
(詳しくはこちら)
(ア)https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/240306_120-1.html
(イ)https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/240307_120-1.html
「雇用就農資金」令和6年度第1回目の募集を開始します(令和6年6月事業開始分)
農林水産省では、50歳未満の就農希望者を新たに雇用する農業法人等に対して資金を助成しています(雇用就農資金)。今般、令和6年6月からの事業開始を希望される方を対象として、令和6年度第1回目の募集を開始します。
(ア)雇用就農者育成・独立支援タイプ
(イ)新法人設立支援タイプ
(ウ)次世代経営者育成タイプ
公募期間:(ア)(イ)令和6年3月1日(金曜日)から令和6年4月4日(木曜日)まで
(ウ)令和7年1月31日(金曜日)まで随時募集
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/zinzai/240301.html
(4) 米の消費に関する情報等
「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」連携プロジェクト「おにぎりアイデアグランプリ」の受賞作品決定
農林水産省は、食と農とのつながりの深化に着目した国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を展開しています。 令和6年1月から、遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」とおむすび専門店「ほんのり屋」と連携して「おにぎりアイデアグランプリ」を開催し、優秀作品3点(「シフトで賞」、「オキニで賞」、「みんな好きで賞」)を決定しました。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/anpo/240227.html
省公式YouTubeチャンネル「BUZZMAFF」では、令和6年3月7日(木曜日)まで展示しておりました特別展示「ヴィレッジヴァンガード霞が関店」の様子を紹介する動画を発信しております。おにぎりアイデアグランプリの紹介もしておりますので、ぜひご覧ください。
(動画はこちら)
・ヴィレバン霞が関店がOPEN!?
https://www.youtube.com/shorts/b_4bgqruiB0
膨らむ米粉の世界(米粉の情報サイト「米粉タイムズ」)
米粉の情報サイト「米粉タイムズ」をご存じですか?
米粉を使ったレシピや動画、有識者などのコラムや飲食店情報など、米粉の情報がぎゅっとつまったサイトです。
サイト開設から半年が経ち、SNS(InstagramとX)フォロワーは3.2万人、動画総再生回数は270万回と、米粉に興味を持ってくださる方が増えています!
コラムには、製菓原料やレシピを取り扱うサイトである「cotta」が調査した「米粉の購買データから読み解くトレンドと急成長の実態」についてや、ボディビル・フィットネス競技者から学ぶ「健康的な肉体づくりのための食事術」、企業が米粉の商品開発までに至る秘話など、幅広くお米と米粉について掲載しております。
今後は「米コ塾」と題し、米粉の未知なる可能性を見出す勉強会といった新しいカテゴリも加わる予定です。
是非「米粉タイムズ」をのぞいてみてください!
(詳しくはこちら)
https://komeko-times.jp/ (外部リンク)
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農産局企画課
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