砂糖の種類
砂糖にはたくさんの種類があります。砂糖はまず、分みつ糖と含みつ糖に分けられます。
このページでは、その種類ごとに紹介していきます。
特性を理解して、砂糖を使い分けてみてください!
分みつ糖
分みつ糖とはさとうきびやてん菜の搾り汁から糖みつを分離したもののことをいいます。
主な分みつ糖は以下の8つです。
<上白糖> 日本人好みのソフトな風味。 |
<グラニュー糖> 結晶が上白糖よりやや大きく、 |
<三温糖> 上白糖やグラニュー糖の結晶を取り出した後の糖液を |
<中ざら糖> 純度が高く、表面にカラメルをかけているため |
<白ざら糖>
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<角砂糖>
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<氷砂糖> ゆっくり時間をかけて結晶を大きくした砂糖。 |
<液糖> 溶かす手間が省けるため、ガムシロップ、清涼飲料、 |
含みつ糖
含みつ糖とは砂糖を作る工程で糖みつを分離せず、糖みつを含んでいる砂糖のことです。
主な含みつ糖は以下の4つです。
<黒糖> さとうきびの搾り汁をそのまま煮詰めたもの。 |
<加工黒糖> 原料糖や糖みつ等に黒糖を加えて加工したもの。 |
<和三盆> 日本の伝統的製法で作る砂糖。 |
<赤糖> 原料糖や糖みつ等を主原料に加工したもの。 |
砂糖の種類に関する疑問
〇砂糖が白い理由
砂糖には白色のものと黄褐色のものがありますが、白い砂糖は漂白しているのではありません。
白い砂糖(精製糖)は色素をはじめとした砂糖以外の成分(不純物)を取り除き、純粋な砂糖の結晶だけを取り出したものです。
そのため、砂糖の結晶は無色透明であり、結晶が光を乱反射し、白く見えます。雪や氷が白く見えるのと同じですね。
また、不純物は凝集・沈殿させ濾過したり、活性炭などに吸着させ取り除いており、漂白など化学的な処理を行って砂糖の物性を変化させているわけではありません。
砂糖の製造工程について詳しく知りたい方はコチラ→砂糖の作り方
〇三温糖は白い砂糖よりも体に良い?
白い砂糖よりも三温糖の方が体に良いと聞いたことがあるかもしれません。
しかし、三温糖は白い砂糖と同じ精製糖です。
砂糖を作る際、工場ではグラニュー糖などの白い砂糖が先にできます。残った糖液にはまだ糖分が残っているので、再び煮詰めて結晶を取り出す工程を繰り返します。
このような工程を繰り返すうち、加熱が続くことで糖が分解し、糖液に茶色い色が付いていきます。
この糖液からできるのが、三温糖です。
砂糖に含まれるミネラルという点で考えてみると、煮詰めている分、確かに三温糖の方が多く含まれています。
しかし、その含有量はグラニュー糖が約0.01%、三温糖が0.25%であるため、砂糖をミネラルの摂取源とするよりも、他の食品から摂取する方が効率的ですね。
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