都道府県等における鳥獣被害対策
農作物に害を及ぼす鳥類の生態と農研機構の鳥害対策(令和元年7月)(PDF : 2,768KB)
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【分割1】鳥類による被害と対策(PDF : 905KB) 【分割2】農研機構の鳥害対策(PDF : 1,525KB) (国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構中央農業研究センターより) |
国、都道府県が開発した鳥獣対策技術一覧
国、都道府県が開発し、実装や実証が行われている技術の一覧です。下記メニューをクリックすると、各項目にジャンプします。
A.生息調査関係
B.捕獲関係
C.侵入防止関係
D.利活用関係
E.その他対策
F.国が開発中の技術
【参考】農研機構が開発した技術及び研究成果〔外部リンク〕
番号 | 都道府県 | 対象鳥獣 | 開発した技術 | 技術の概要等(外部リンクを含みます) |
A.生息調査関係 | ||||
1 | 北海道 | シカ | 森林管理者のためのエゾシカ調査手法の開発 | 森林被害モニタリング手法、自動撮影法(カメラトラップ法)、ライントランセクト法の手引きを作成(詳細はコチラ[外部リンク]) |
2 | 北海道 | ヒグマ | 遺伝子マーカーによるヒグマ生息密度推定マニュアル | ヘア・トラップ調査によってヒグマの生息密度を推定する際のマニュアルを作成(詳細はコチラ[外部リンク]) |
3 | 北海道 | カラス | 野生鳥類-畜産防疫の手引き | 畜産防疫上、気をつけるべき鳥類の種類、行動等の説明及び畜舎侵入防止手法の解析(詳細はコチラ(PDF : 1,633KB)) |
4 | 福島県 | 多獣種 | 無料地図ソフトを利用して鳥獣額対策情報の集約・共有ができる | 無料ソフト・アプリを利用し情報をweb上で可視化し関係者で共有する手法の実証(詳細はコチラ(PDF :841 KB)[外部リンク]) |
5 | 長野県 | シカ | 塩尻市東山における自動撮影カメラによるシカの生息状況調査 | 自動撮影カメラ27台を東山山麓(標高850m)から高原(標高1600m)の間に設置し、シカの季節別、時間別出没状況を把握し、捕獲のための資料とする(詳細はコチラ(PDF : 5,183KB)[外部リンク]のP44) |
6 | 愛知県 | シカ | シカ目撃・森林被害情報収集システム「シカ情報マップ」 | H29年度から全国誰でも利用可能な状態で運用(詳細はコチラ[外部リンク]) |
7 | 島根県 | アライグマ | アライグマの「生息に適した環境レベル図」の作成 | アライグマの行動を調査し、アライグマの行動と水辺や水田の有無などの環境条件から、アライグマが生息しやすい環境を明らかにした(詳細はコチラ[外部リンク]) |
8 | 国 | イノシシ、シカ、サル等 | 個体数低下後の動物のモニタリングや被害対策に活用可能なリアルタイムGPSの実用化 | 鳥獣の位置情報が分かり易く、活用しやすい閲覧サイトの開発、サル用GPS首輪の改良、スマートフォンと連携した効率的なリアルタイムGPSシステムの開発(詳細はコチラ(PDF : 1,241KB)) |
9 | 国 | イノシシ、シカ | 野生鳥獣の生息実態把握技術の開発 | ドローンの空撮技術と赤外線サーモカメラ等画像解析技術を活用したイノシシ・シカの生息実態把握技術を開発、生息域マッピングシステムと連動させた効果的な駆除・捕獲が可能(詳細はコチラ[外部リンク](PDF:3,614KB)) |
10 | 国 | イノシシ、シカ | ニホンジカ、イノシシの将来の分布及び被害の予測 | 効率的な捕獲、被害防止のためにニホンジカ、イノシシの分布拡大最前線を把握し、将来予測と分布拡大モデルを構築(詳細はコチラ) |
B.捕獲関係 | ||||
1 | 北海道 | シカ | 複数頭同時捕獲のための体重計測式小型囲いわなの開発 | 体重計測式小型囲いわなを開発(詳細は宇野ほか(2019)ニホンジカ生体捕獲用の小型囲いワナの開発及びその適用,哺乳類科学59(1):93-101) |
2 | 北海道 | シカ | 森林管理者のためのエゾシカ捕獲手法の開発及び手引き作成 | 捕獲適地・手法の選定及び安全な捕獲実施に関する手引き作成(詳細はコチラ[外部リンク]) |
3 | 北海道 | 鳥類全般 | 防鳥シートカーテンの開発 | H30年特許取得 |
4 | 北海道 | シカ | エゾシカ捕獲のための草地適用型囲いわなの開発 | 非積雪期の牧草地に適した「草地適用型囲いわな」を新たに開発し、捕獲試験を実施 囲いわなの仕組みや運用方法を取りまとめた手引きを作成 (詳細はコチラ[外部リンク]) |
5 | 栃木県 | シカ | シカの誘引式くくりわなの冬期凍結防止対策 | わなの凍結対策として、プラスチックダンボール製のわな本体ケースを開発。わな作動回数に対する捕獲成功率[捕獲頭数/(捕獲頭数+空ハジキ回数]が高まり、空はじき対策としても効果があることから、凍結対策を施したうえで残雪期に誘引くくりわなによる捕獲を行うことで、シカの個体数を有効的に削減する技術(詳細はコチラ(PDF : 272KB)[外部リンク]) |
6 | 長野県 | シカ | ニホンジカの季節別生息状況に応じた効率的捕獲の実証 | 自動撮影カメラ調査により把握したシカの季節別出没状況に応じてくくりわなを設置し、捕獲効率や捕獲前後の出没状況の変化の把握、および効率的な捕獲手法の提案(詳細はコチラ(PDF : 5,183KB)[外部リンク]のP46とコチラ(PDF : 431KB)[外部リンク]) |
7 | 静岡県 | イノシシ、シカ | 空はじきを減じた足くくりわな「空はじき知らず」の開発 | H27製品化(詳細はコチラ[外部リンク]) |
8 | 静岡県 | シカ | 誘引式首くくりわな「静鹿(しずか)ちゃん」の開発 | H27製品化(詳細はコチラ[外部リンク]) |
9 | 静岡県 | シカ | 給餌誘引によるニホンジカ捕獲技術「竹内式誘引捕獲法」の開発 | (詳細はコチラ[外部リンク]) |
10 | 愛知県 | イノシシ、シカ | イノシシ、シカ等の誘引と殺処分が容易で移設性を備えた大型囲いわな「おりべえシリーズ」 | H25製品化(詳細はコチラ(PDF : 312KB)[外部リンク]とコチラ(PDF : 398KB)[外部リンク]) |
11 | 愛知県 | イノシシ | イノシシ成獣及び幼獣のはこわなに対する反応の違い、はこわなに対する「おりべえシリーズ」の誘引効率の優位性 | (詳細はコチラ(PDF :770 KB)[外部リンク]とコチラ(PDF : 383KB)[外部リンク]) |
12 | 愛知県 | シカ | 立木がなくてもシカ捕獲用くくりわなが仕掛けられ、ロープが絡まり殺処分が容易になる補助具「からまる棒」 | H30製品化、R1特許登録(詳細はコチラ(PDF : 642KB)[外部リンク]とコチラ(PDF : 165KB)[外部リンク]とコチラ(PDF : 397KB)[外部リンク]) |
13 | 京都府 | ニホンジカ | LPWAを利用する遠隔監視操作型ネット囲いわなの開発 | 通信機能の備え、遠隔地から監視及び操作が可能な囲いわなの開発(詳細はコチラ(PDF : 797KB)) |
14 | 和歌山県 | イノシシ、シカ | 安価で設置が容易な電子トリガーの企業との共同開発 | H30製品化(詳細はコチラ(PDF : 295KB)[外部リンク]) |
15 | 和歌山県 | シカ | 和歌山県の農林地における囲いワナによるシカの効率的捕獲技術開発 | (詳細はコチラ(PDF : 228KB)[外部リンク]) |
16 | 和歌山県 | シカ | 森林防護柵沿いでのくくりワナとエサによるシカ誘引誘導捕獲技術の開発 | (詳細はコチラ(PDF : 355KB)[外部リンク]) |
17 | 和歌山県 | シカ | ニホンジカを対象とした獣類捕獲用ゲートの開発(県果樹試験場・林業試験場開発) | (詳細はコチラ(PDF : 395KB)[外部リンク]) |
18 | 島根県 | アライグマ | アライグマ錯誤捕獲防止用捕獲ワナ(ラクトリー) | (詳細はコチラ(PDF : 1,668KB)) |
19 | 福岡県 | シカ | くくりわなのハードル式設置法によるシカの効率的な捕獲技術 | (詳細はコチラ(PDF : 85KB))[外部リンク]) |
20 | 長崎県 | イノシシ | イノシシ成獣を優先的に捕獲できる蹴り糸(トリガー)の高さ | (詳細はコチラ(PDF :224 KB))[外部リンク]) |
21 | 国 | イノシシ、シカ | イノシシ・シカ用自動捕獲装置 「WEB AIゲートかぞえもんAir」 |
ICT・AIを活用した自動捕獲 蓄積データから捕獲最適見込数や捕獲効率の高い時期等を分析 (詳細はコチラ[外部リンク]) |
22 | 国 | イノシシ、シカ | イノシシ・シカ用遠隔監視捕獲装置 「クラウドまるみえホカクン」 |
ICTを活用した遠隔操作による多頭数捕獲 リアルタイムで種々の情報(動画を含む)の共有が可能 (詳細はコチラ[外部リンク]) |
23 | 国 | イノシシ、シカ | イノシシ・シカ用遠隔監視・自動捕獲装置 「ロボットまるみえホカクン」 |
開発済みのICT大型檻・罠の遠隔監視・操作システム(クラウドまるみえホカクン)に、複数センサーや画像解析による自動捕獲機能を組み合わせることで、夜間など、人が監視・操作を継続できない時間帯における捕獲の更なる省力化を実現 (詳細はコチラ[外部リンク]) |
24 | 国 | イノシシ、シカ、アライグマ | 鳥獣特性に応じた効果的・効率的な捕獲技術 | 従来の小型捕獲檻の問題点を解決した、イノシシ・シカの行動特性を考慮した軽量かつ低コスト、取り逃しの防止を可能にする新小型捕獲檻の開発(詳細はコチラ) 上記研究成果も踏まえ、イノシシ・シカの体長を感知して狙った成獣のみの捕獲や、檻内への完全誘導を感知して取り逃しの防止を可能にする、精度の高いICTトリガーの開発(詳細はコチラ) アライグマ専用捕獲檻の改良型(箱わなの外からの餌の投入、部品の見直しによるコスト削減)を開発(詳細はコチラ[外部リンク]) |
C.侵入防止関係 | ||||
1 | 福島県 | 中型哺乳類 | ビニールハウスにおける中型ほ乳類対策用電気柵の設置手法 | ビニールハウス側窓に電気柵を設置する手法を実証し、中型ほ乳類の侵入防止に適した設置手法を明らかにした(詳細はコチラ)[外部リンク](PDF:488KB)) |
2 | 福島県 | 多獣種 | 積雪地帯における多獣種に対応可能な恒久柵の開発 | ワイヤーメッシュ柵の耐雪性を調査し、積雪地帯での恒久柵利用可否を検討(詳細はコチラ(PDF : 447KB)[外部リンク]) |
3 | 福島県 | イノシシ、ニホンザル、ニホンジカ | 複数獣種を対象とした複合柵を支柱で補強することにより最深200cmでも耐雪性を確保できる | 積雪地帯でのワイヤーメッシュ柵への耐雪性強化の方法(詳細はコチラ(PDF : 702KB)[外部リンク]) |
4 | 山梨県 | イノシシ、シカ | 道路からのイノシシ・シカ侵入を防止するブラインド型グレーチング技術 | (詳細はコチラ(PDF : 1,354KB)[外部リンク]) |
5 | 山梨県 | イノシシ、シカ、サル他中型哺乳類 | 柵と水路の交点から動物侵入を防止する通電性のれん型技術 | H31製品化、論文:Crop Protection 113: 29–32 (詳細はコチラ(PDF : 859KB)[外部リンク]) 設置状況の動画https://youtu.be/UIHX7MdjYfc[外部リンク] |
6 | 山梨県 | イノシシ、シカ、ハクビシン等中型哺乳類 | ブドウ棚栽培でも利用可能な他獣種対応柵「棚用獣塀くんライト」 | ホームセンターで購入できる資材で、簡便に作る個人対応型技術。(詳細はコチラ(PDF :183 KB)[外部リンク]) |
7 | 山梨県 | シカ、カモシカ、クマ | 各獣種で必要とされる電気柵電圧の差異の解明 | 大型哺乳類より中型哺乳類の方が高い電圧が必要であることを明らかにした R3論文化Crop Protection 148 105738 (詳細はコチラ(PDF :329 KB)[外部リンク]) |
8 | 山梨県 | イノシシ、シカ、ハクビシン等中型哺乳類 | 塗料により導電性を付与しコンクリート上に電気柵を設置する技術 | 電気をほとんど通さないコンクリートの上に電気柵を設置する技術(詳細はコチラ(PDF :367KB)[外部リンク]) |
9 | 長野県 | シカ、カモシカ、クマ | シカ等に対する新たな物理的防除を中心とした森林被害対策技術に関する研究 | シカ等の防除対策として、防護柵、単木保護資材、忌避剤のそれぞれについて低コスト化を目指した施工方法を開発・検証(詳細はコチラ(PDF : 1,894KB)[外部リンク]のP47) |
10 | 静岡県 | イノシシ | 地面の状況に関係なく鼻先が触れるだけでショックを与える新型電気柵を開発 | (詳細はコチラ(PDF :1,578 KB)[外部リンク]のP10) |
11 | 静岡県 | 多獣種 | 水田畦畔における電気柵の下草管理の方法 | (詳細はコチラ(PDF : 3,357KB)) |
12 | 静岡県 | 多獣種 | 携帯電波圏外の新植地における野生動物柵内侵入時の検知・通報システム | (詳細はコチラ(PDF : 2,117KB)) |
13 | 福井県 | 多獣種 | 電気柵監視通報システムの構築、運用 | 電気柵の通電状況、電圧等をモニタリングし、異常があった場合に管理者の携帯電話等にメール通報するシステムを構築、試行(詳細はコチラ(PDF : 222KB)) |
14 | 愛知県 | シカ | 十分な耐久性を有する融着繊維ネットの開発と侵入防止柵高さ改良の軽作業化 | R2商品化(詳細はコチラ(PDF :768 KB)[外部リンク]) |
15 | 愛知県 | カラス | 電気刺激学習を利用したカラスの侵入防止効果 | ブドウを食害したら感電する装置を作成し、通電による学習効果を利用した被害果率の影響について検証(詳細はコチラ(PDF : 736KB)[外部リンク]とコチラ(PDF : 519KB)) |
16 | 和歌山県 | シカ | 備長炭原木ウバメガシ萌芽のシカ採食防止技術の開発 | (詳細はコチラ(PDF :222KB)[外部リンク]) |
17 | 国 | イノシシ | イノシシ用返し付きワイヤーメッシュ柵 | イノシシが通常の踏切位置では柵を跳び越えられないように、高さ1mのワイヤーメッシュ柵の上部30cmを手前に20~30度曲げた構造 下部は幼獣がすり抜けない10cm格子を使用 (詳細はコチラ[外部リンク]) |
18 | 国 | サル | サル用ネット型電気柵 「おじろ用心棒」 |
サルが手を上端に掛けた際に、電気ショックを受けるので効率的な通電システム 通電部が上部なので漏電がおきにくい ネットと支柱が離れた構造でサルが登れない (詳細はコチラ[外部リンク]) |
19 | 国 | イノシシ | 簡易なくぐり抜け防止技術 | 金網等の侵入防止柵の設置部分にビニールハウス用の直管パイプ(φ22mm)をつなげて地面に這わせるように金網と一体化させ、柵の設置部分の強度を増し、イノシシのくぐり抜けを防止 (詳細はコチラ[外部リンク]) |
20 | 国 | カラス | 安価で簡易なカラスの侵入防止技術 くぐれんテグス君 |
カラスの行動特性に基づいて、防鳥網とテグスの組み合わせ(果樹)、またはテグス(畑)の設置技術(詳細はコチラ[外部リンク](PDF:1,234KB)) |
D.利活用関係 | ||||
1 | 愛知県 | イノシシ、シカ | 「おりべえシリーズ」で捕獲したイノシシ、シカの肉質の優位性の立証 | おりべえ落下装置はH28年1月特許出願、R1.1月特許登録(詳細はコチラ(PDF : 321KB)) |
2 | 徳島県 | シカ | シカの一時飼養による肉質改善 | 3ヶ月間の短期飼育・7ヶ月の長期飼育により、脂肪含量が2~8倍に増加した。また、おからや米ぬか、ユズ皮等の地域資源を活用した飼養・増体が可能であることを確認した。(詳細はコチラ(PDF : 1,717KB)) |
3 | 福岡県 | イノシシ | イノシシ肉の簡易な品質評価法および低質肉の品質改善技術 | (詳細はコチラ[外部リンク](PDF:711KB)) |
4 | 福岡県 | イノシシ | 低質肉発生防止のための捕獲後運動量抑制技術 | (詳細はコチラ(PDF : 231KB)[外部リンク]) |
E.その他対策 | ||||
1 | 福島県 | 多獣種 | スタンプ板による加害獣種の特定手法の実証(大熊町) | スタンプ板の利用により、多様な獣種の足跡を簡易に安価に採取でき、加害獣種に応じた被害対策が可能(詳細はコチラ[外部リンク](PDF:947KB)) |
2 | 山梨県 | シカ | 音・光・臭い刺激を活用したシカ用各種忌避資材の侵入防止効果と馴れを想定した有効使用期間 | 忌避資材は馴れが生じる。柵と河川の交点で使用する場合の条件を明らかにした (論文:Mammal Study 44: 269-274) (詳細はコチラ(PDF : 317KB)[外部リンク]) |
3 | 長野県 | カモシカ | 硫黄を主成分としたカモシカ忌避剤の開発 | ヒノキ幼齢木に対し、硫黄を主成分とした散布型および塗布型忌避剤の濃度を検討して処理し、カモシカの食害防止効果を検証した結果、無処理区に対して優位に被害を軽減した。その結果により、新たな獣害忌避剤として農薬登録された。(詳細はコチラ(PDF : 12,186KB)[外部リンク]のP66とコチラ(PDF : 9,223KB)[外部リンク]のP52) |
4 | 長野県 | クマ | 硫黄を主成分としたツキノワグマ忌避剤の開発 | スギ壮齢林において、硫黄を有効成分とした塗布型忌避剤を樹皮塗布した結果、無処理区に対して優位に被害を軽減した。その結果により、クマ剥ぎに対応した新たな獣害忌避剤として農薬登録された。(詳細はコチラ(PDF : 11,077KB)[外部リンク]のP52) |
5 | 静岡県 | シカ | メスの捕獲を促進するためのシカ雌雄判別キットの開発・製品化 | H26製品化(詳細はコチラ(PDF : 936KB)) |
6 | 福井県 | サル | サル被害・出没情報共有システムの構築、運用 | サルの出没情報を行政職員や住民が入力することで、追払いや捕獲といった対策活動に活用できる。(詳細はコチラ(PDF : 228KB)) |
7 | 愛知県 | シカ | 獣害対策支援アプリ「やるシカない」の開発 | 愛知県内におけるシカ密度分布や滞在確率等を見える化したアプリ R2からweb版「やるシカない! for Web」を公開(詳細はコチラ[外部リンク]) |
8 | 愛知県 | 鳥類、中型獣 | 階層分析法AHP(Analytic Hierarchy Process)による果樹農家の鳥獣対策に対する意識の感性的評価 | (詳細はコチラ(PDF : 644KB)[外部リンク]) |
9 | 大阪府 | ニホンジカ | 鳥獣被害強度の変動パターンの解明と施策応用に関する研究 | シカ生息密度を簡便かつ高精度に推定できる手法を開発し、多地点比較解析を可能とすることで、シカ密度増加に伴う被害強度の変動パターンを解明するとともに、シカ管理計画における目標密度を提示するなど、実際の施策応用に発展させた。(詳細はコチラ(PDF : 341KB)[外部リンク]) |
10 | 徳島県 | シカ | ジビエを使ったアスリート食開発 | 徳島県産ニホンジカ肉は高たんぱく・低脂肪・低カロリーであり、またビタミンB群・鉄・カルニチン・EPA・DHAが豊富であることから、アスリート食の組み立てにおいて牛肉に劣らず、代替食品として活用できる可能性が高い(詳細はコチラ(PDF : 1,285KB)) |
11 | 福岡県 | シカ | スギ大苗植栽とネット状資材によるシカ被害軽減技術 | (詳細はコチラ(PDF : 325KB)[外部リンク]) |
12 | 長崎県 | イノシシ等 | イノシシ等の電気による止め刺し機材の開発 | (詳細はコチラ(PDF : 308KB)[外部リンク]) |
13 | 長崎県 | イノシシ等 | イノシシ捕獲における従事者の課題 | (詳細はコチラ(PDF : 242KB)[外部リンク]) |
14 | 国 | イノシシ等 | イノシシ捕獲における従事者の課題 | 簡素化と軽量化により高齢者でも林内への持ち込みが容易な機器を開発。2極式支柱とする事であらゆる場面での使用を可能としている。(詳細はコチラ(PDF : 1,177KB)) |
15 | 国 | イノシシ等 | ジビエ利活用推進のための鳥獣対策技術 | (ア)ICTを活用したジビエツールの開発、(イ)衛生検査システムの開発、(ウ)高品質ジビエ肉生産のための捕獲手法確立、(エ)ドローンによる見回りや餌やり自動化技術の開発実証、(オ)スマート運搬技術の開発実証(詳細はコチラ[外部リンク]) |
16 | 国 | イノシシ、シカ等 | AI等を活用したスマート鳥獣対策技術 | (ア)AIとIoTを用いた多様な檻・罠の管理システムの開発、(イ)獣害GISシステムの開発、(ウ)通信機能付き電気柵やメッシュガイシの開発(詳細はコチラ) |
F.国が開発中の技術 | ||||
1 | 国 | イノシシ、シカ、中型獣類 | 省力的かつ経済的効果の高い野生鳥獣侵入防止技術の開発 | 鳥獣侵入防止対策の省力化・低コスト化を進めるため、安価で軽量かつ耐久性の高い資材を用いた柵、高齢者でも容易に取り扱える簡易補修キット、低樹高栽培された果樹園における中型獣類の侵入防止技術等の開発(詳細はコチラ) |
2 | 国 | 鳥類 | 忌避効果の持続可能なエッジコンピューティングAI鳥害防止システムの開発 | 鳥の慣れに対して、最適化アルゴリズムを用いて、追い払い機器の組合せと追い払い効果を適応的に最適化し、鳥が忌避する刺激を更新し続ける仕組みを有する全自動鳥追い払いシステムの開発(詳細はコチラ(PDF : 602KB)[外部リンク]) |
参考
お問合せ先
農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課
代表:03-3502-8111(内線5501)
ダイヤルイン:03-3502-6041