指定前の公示(第195号)
更新日:令和7年8月1日
担当:輸出・国際局 知的財産課
担当:輸出・国際局 知的財産課
下記の名称について、指定前の公示をしたのでお知らせします。 |
Noord-Hollandse Gouda (ノールト・ホランセ・ハウダ)
1 | 指定前の公示の番号 | 第195号 |
2 | 指定をした場合に締約国の名称として公示されることとなる国の名称 | 欧州連合 |
3 | 農林水産物等の区分 | 第6類 畜産加工品類 酪農製品類(チーズ) |
4 | 農林水産物等の名称 | Noord-Hollandse Gouda (ノールト・ホランセ・ハウダ) |
5 | 農林水産物等の生産地 | オランダ(オランダ王国の欧州部分) 北ホラント州 |
6 | 農林水産物等の特性、生産の方法その他の当該農林水産物等を特定するために必要な事項 | (1)特性 ノールト・ホランセ・ハウダはゴーダタイプのチーズ (重さ2.5から30kgの円筒形またはブロック形) である。具体的な特徴は以下のとおりである。 -風味:香りがよく、心地よく、口の中で溶け、熟成期間に応じて風味はまろやかから強くなっていく。ノールト・ホランセ・ハウダは他のゴーダチーズよりも塩気が少ない。 -カット:チーズをカットした際に、多数の穴(eyes)の形成が見られ、それらがセクション全体に均等に、あるいはセクションに限定されずに分布している。 -皮:チーズの皮は閉じていて、滑らかで、目に見えるカビの成長を示していない。特にその保存の良さは、最も印象的な特徴の一つである。 -食感:チーズは型(brace)の中に「完全に」横たわって(詰められて)おり、圧搾に耐えた後は、非常に柔軟である。この典型的な特徴から、長い間「柔らかい乳製品」と呼ばれてきた。 ノールト・ホランセ・ハウダは、北ホラント州で得られた牛乳のみを使用している。 (2)生産方法 酪農場でのハウダ(Gouda)チーズの製造は、既に数世紀前にさかのぼる。1900年頃から工場生産もされている。1911年に制定されたチーズに関する特許商標法に基づいて定められたゴーダチーズの品質要件を具体化した以下の製法で製造されている。 - 出荷後12時間以内に65℃又は同等の温度で30秒間加熱処理; - 規格化後、牛乳を72℃又は同等の温度で少なくとも12秒間低温殺菌; - 牛乳を31℃から34℃の温度で子牛又は牛のレンネットで凝固させる; - A型乳酸 (BD乳酸) は、ロイコノストック・クレモリス(Leuconostoc cremoris)、ラクトバチルス・ラクティス(Lactobacillus lactis)及びラクトバチルス・クレモリス(Lactobacillus cremoris)と共に酸化に使用される; - カード(凝乳を切断し、乳清が滲出し始めたもの)は、チーズがマイルドで非酸性の味になるような水分と乳糖の含有量になるまで処理され、洗浄される (14日後のpH>5.25); - 圧搾されたカードは、乾物中に平均3.3%、最大3.6%の塩分が存在するまで食塩水に浸される; - 少なくとも14℃の温度で最低4週間、最高18ヶ月熟成させた後、製品の特徴的な特性が得られる。 〇監視機関 C.O.(K.)Z. Postbus 250 3830 AG LEUSDEN 〇ラベリング Noord-Hollandse Gouda(又はNH-Gouda)は、欧州連合によって保護された原産地呼称である。 (3)農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由 ノールト・ホランセ・ハウダの特有の特徴、すなわち、味覚を快く刺激する味(the preasant taste)、乾燥した外皮の特異的な発達、及び特別な食感は、本産品の放牧地における牛乳の組成と、その調製に適用された方法の組み合わせの結果である。その特有の特徴のために、ノールト・ホランセ・ハウダは、買い手がより高い価格 (約8%)を支払う準備ができている品質の違いを持っている。 |
7 | 法第29条第1項第2号ロの該当の有無等 | |
(1)商標権者の氏名又は名称 | - | |
(2)登録商標 | - | |
(3)指定商品又は指定役務 | - | |
(4)商標登録の登録番号 | - | |
(5)商標権の設定の登録の年月日 | - | |
(6)専用使用権者の氏名又は名称 | - | |
(7)商標権者等の承諾の年月日 | - | |
8 | 公示の年月日 | 令和7年8月1日 |
9※ | 意見書提出期間 (公示開始日から3か月間) |
令和7年11月4日まで |
お問合せ先
輸出・国際局知的財産課
担当者:地理的表示保護担当
代表:03-3502-8111(内線4285)
ダイヤルイン:03-6744-0234