3 調査結果の詳細 (9. 環境への配慮や産地・生産者を意識することについて)
(1)環境に配慮した農林水産物・食品を選んでいるか
日頃から環境に配慮した農林水産物・食品(農薬や化学肥料に頼らず生産された有機農産物や、過剰包装でなくごみが少ない商品など、環境への負荷をなるべく低減した農林水産物・食品)を選んでいるか聞いたところ、『選んでいる』と回答した人の割合が60.2%(「いつも選んでいる」15.1%+「時々選んでいる」45.1%)、『選んでいない』と回答した人の割合が37.0%(「あまり選んでいない」29.4%+「まったく選んでいない」7.5%)となっている。(図9 - 1)
環境に配慮した農林水産物・食品を選んでいるかについて、性別にみると、『選んでいる』と回答した人の割合は女性で高く、『選んでいない』と回答した人の割合は男性で高い。
性・年齢別にみると、男性、女性ともに20歳代で『選んでいない』と回答した人の割合が最も高い。(図9-1-1)
(2)選んでいる環境に配慮した農林水産物・食品
日頃から環境に配慮した農林水産物・食品を『選んでいる』と回答した人に、どのような環境に配慮した農林水産物・食品を選んでいるか聞いたところ、「国産のもの」を挙げた人の割合が82.7%と最も高く、次いで、「近隣の地域で生産・加工されたもの」(54.5%)、「小分け商品、少量パック商品、バラ売り等食べ切れる量のもの」(40.1%)となっている。(複数回答、上位3項目)(図9 - 2)
選んでいる環境に配慮した農林水産物・食品について、性別にみると、女性は男性より多くの項目を選んでいるものとして挙げている。
若い世代(20~39歳)では、女性は「消費期限が近いなど、廃棄等される可能性があるもの」を挙げた人の割合が高い。(表9 - 2)
(3)産地や生産者を意識して農林水産物・食品を選んでいるか
地元産品や、被災地の産品など自分が応援したい地域の産品や、応援したい生産者といった、産地や生産者を意識して農林水産物・食品を選んでいるか聞いたところ、『選んでいる』と回答した人の割合が67.4%(「いつも選んでいる」18.1%+「時々選んでいる」49.3%)、『選んでいない』と回答した人の割合が30.8%(「あまり選んでいない」22.7%+「まったく選んでいない」8.1%)となっている。(図9 - 3)
産地や生産者を意識して農林水産物・食品を選んでいるかについて、性別にみると、『選んでいる』と回答した人の割合は女性で高く、『選んでいない』と回答した人の割合は男性で高い。
性・年齢別にみると、男性、女性ともに20歳代で『選んでいない』と回答した人の割合が最も高い。(図9-3-1)
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