1 学校給食の現状
学校給食は、栄養バランスのとれた食事を提供することにより、子供の健康の保持増進を図るために実施されています。また、食に関する指導を効果的に進めるために、給食の時間はもとより、各教科や特別活動、総合的な学習の時間等における教材としても活用することができるものであり、大きな教育的意義を有しています。
学校給食の実施状況としては、平成28(2016)年5月現在、小学校では19,510校(全小学校数の99.2%)、中学校では9,000校(全中学校数の89.0%)、特別支援学校等も含め全体で29,959校で学校給食が行われており、約930万人の子供が給食を食べています(図表2-2-2)。学校給食実施校は着実に増加していますが、中学校の実施率などに課題もあることから、より一層の学校給食の推進が必要です。
また、学校給食における食物アレルギー対応について、文部科学省では、平成24(2012)年に発生した死亡事故を受けて開催した有識者会議の最終報告を踏まえ、学校におけるアレルギー対応の改善・充実のための資料として、「学校給食における食物アレルギー対応指針」「ガイドライン要約版」「学校におけるアレルギー疾患対応資料(DVD)」を作成し、平成27(2015)年3月に全国の教育委員会や学校等へ配布すること等を通じ、食物アレルギー等を有する子供に対するよりきめ細かな取組を推進しています。

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