Topic 新型コロナウイルス感染症の感染拡大と食育
食生活にどういう変化があった?
- 新型コロナウイルス感染症の感染拡大下では、食生活においても様々な変化がみられました。
- 「あなたご自身の現在の食生活は、新型コロナウイルス感染症の拡大前に比べて変わりましたか」という質問に対し、自宅で食事を食べる回数が「増えた」と回答した人が約4割でした。

- 自宅で食事を食べる回数について、都市規模別では、「増えた」と回答した人が東京都区部で約5割であった一方、小都市や町村では約3割でした。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における食育の取組

「食事バランス教室」
- 新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、人々の生活は大きく変わりました。食生活も例外ではなく、「新しい生活様式」への対応が求められ、感染対策に留意した食育活動やオンライン等を利用した新しい食育の取組が行われました。
- 厚生労働省では、家庭での食生活を見直すことの大切さを知ってもらうためのツール等を作成しました。また、家庭でバランスの良い食事を摂ることを心掛けてもらうための取組として「食事バランス教室」をウェブサイトに掲載しました。
- 文部科学省では、学校の一斉臨時休業に伴う学校給食休止によって発生した、保護者への学校給食費の返還や食材のキャンセル費等、学校の負担となる費用を補助しました。また、栄養教諭が昼食レシピを紹介した事例やインターネットを活用して児童の食生活を把握した事例等を紹介しました。
- 農林水産省では、外出自粛等により在庫が増加した国産食材等の販売を促進するため「#元気いただきますプロジェクト」を行い、学校給食や子供食堂等へ国産の食材を提供する取組等を支援しました。
(事例)オンライン等を用いた食育の取組
- JA全中では、8月31日の「やさいの日」に合わせ、オンラインで全国の家庭とつながり、生産者の解説を受けながらミニトマトを収穫する「おうちで収穫体験」などのイベントを行いました。
- 草加市(そうかし)立清門(せいもん)小学校では、地場産物を生産し、給食に納品している「食育応援農家」と学校をZoomでつなぎ、オンライン授業を実施しました。カメラを通して、畑の様子や収穫の様子、水やりの様子等を見たり、小松菜を育てる工夫や大変さを「食育応援農家」から直接話を聞いたりしました。

「おうちで収穫体験~子ども 達とつながるリモートイベント~」

「食育応援農家」の話
もっと詳しく知りたいときは令和2年度「食育白書」P22~26
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