3 国際的な情報交換等
食品安全委員会では、定期的に海外の有識者と意見交換会や勉強会を実施しており、国際的に活躍されている方々を通じて食品の安全性に関する最新の知見の収集や情報の発信を行っています。
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所国立健康・栄養研究所では、「栄養と身体活動に関するWHO(*1)協力センター」として、アジア太平洋地域の研究機関等とのネットワークづくりを目指し「アジア栄養ネットワークシンポジウム」を開催し、研究交流を継続的に行っています。令和3(2021)年度は健康的な食環境の観点からアジア太平洋諸国での政策や経験を共有し、子供の肥満予防と栄養管理における持続可能で健康的な食事の課題と将来の戦略について議論をすることを目的としてオンラインで開催しました。カントリーレポートでは、フィジー、オーストラリア及びベトナムから食料システムに関連した施策について、日本からは学校給食についてなど、各国の状況の報告がありました。本シンポジウムを通じて母乳代替品、並びに飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、遊離糖及び食塩を多く含む食品の販売や広告の望ましい在り方を議論するとともに、学校給食を通じた食育も重要であることを確認しました。
国際協力若手外国人研修者招へい事業では、アジア各国の研究者を招き、研修や共同研究を行っています。令和3(2021)年度は、モンゴル、中国及びマレーシアからの研究者3名を招へいしました。本事業は、アジア太平洋地域の国々の栄養改善と食育の推進体制の構築・発展に貢献するだけでなく、人々の健康維持・増進を目指すための一助となりました。招へい研究者らとは継続して研究交流や共同研究を行う予定です。
*1 World Health Organizationの略
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消費・安全局
消費者行政・食育課
担当者:食育計画班
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