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農林水産省

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農林水産省の取組

更新日:令和6年3月1日

農林水産省は、食品中のニトロソアミン類の含有実態の把握を進めるため、食品中のニトロソアミン類の分析法の検証と予備的な分析を行っています。

食品中のニトロソアミン類の分析法の検証及び調査

農林水産省は、2021年に「農林水産省が優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質のリスト」にニトロソアミン類を追加しました。

2021年度(令和3年度)に、食品中のN-ニトロソジメチルアミン(NDMA)、N-ニトロソジエチルアミン(NDEA)の調査に活用できる分析法の検証をし、その検証した分析法を用いて、国内で流通する野菜類、魚介類、肉類を対象に、NDMA、NDEAの平均的な濃度の予備的な分析を行いました。

分析の結果、平均的な野菜類、魚介類、肉類のNDMA、NDEAの濃度は検出下限未満(0.5 µg/kg未満)でした。ただし、欧州食品安全機関(EFSA)の評価(2023年)〔外部リンク〕を参考にすると、食品中の濃度が検出下限相当の場合、ヒトの健康への懸念がある可能性は否定できないため、より高感度で低濃度まで分析可能な分析法開発が必要と考えています。

<サンプリング方法>
東京都23区内において、総合スーパー等の店舗をランダムに選定し、国民健康・栄養調査における3食品群(野菜類、魚介類、肉類)を代表する食品を購入。必要に応じて、加工・調理後、消費量に比例した量を混合・均質化。

<分析法>
単一試験所内で性能を検証した分析法(LC-MS法)を用いて分析を実施。

お問合せ先

消費・安全局食品安全政策課

担当者:リスク管理企画班
代表:03-3502-8111(内線4459)
ダイヤルイン:03-3502-7674