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農林水産省

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食品中のトランス脂肪酸を測定したい事業者の方へ

作成日:2019年8月9日

食品中のトランス脂肪酸は、反すう動物由来の脂肪や乳製品などに含まれている天然由来のもの、油脂の加熱や部分水素添加などの加工工程でできるものがあります。油脂の加工由来のトランス脂肪酸を多く含む部分水素添加油脂を原料に使った食品には、そうでない食品よりもトランス脂肪酸が多く含まれます。

また、部分水素添加油脂を使っていない食品であっても、反すう動物由来の脂肪や乳製品を原料に使った食品であれば、天然由来のトランス脂肪酸を含んでいることがあります。

このように、同じ種類の食品でも、原材料や製造方法によってトランス脂肪酸の濃度は異なります。なお、トランス脂肪酸は脂質の一種であるため、脂質を含まない食品にはトランス脂肪酸も含まれません。食品中のトランス脂肪酸を測定したい場合は、以下をご参考にしてください。

1.自社製品中のトランス脂肪酸濃度

食品事業者の皆様が、諸外国への輸出や取引先からの要望等に対応するため、自社製品中のトランス脂肪酸濃度をお知りになりたい場合は、

  • 当該製品中のトランス脂肪酸濃度を分析する、または
  • トランス脂肪酸濃度が既知の原材料を用いている場合は、その使用割合から、製品中のトランス脂肪酸濃度を推定する

ことができます。

なお、現時点では天然由来のトランス脂肪酸と油脂の加工由来のトランス脂肪酸とを区別する分析方法はありません。そこでEUは、9c,11t共役リノール酸や酪酸を指標として、食品中の天然由来のトランス脂肪酸濃度を推定する方法を検討しています(詳しくはこちら)。

2.流通する食品(特定の品目を含む)中のトランス脂肪酸濃度

国内で流通する食品中の脂質やトランス脂肪酸濃度の分析結果

農林水産省は、消費者の皆様・食品事業者の皆様に情報提供するため、国内で流通する様々な食品中のトランス脂肪酸濃度を調査しました。こちらのページで、穀類加工品、豆類加工品、肉類、乳類、油脂類、菓子類、嗜好飲料類、調味料・香辛料類、調理加工食品中の脂質やトランス脂肪酸濃度の分析結果(濃度範囲や中央値)をご紹介しています。

これらの結果は、調査当時に国内で流通していた食品のデータであり、食品事業者の皆様が現在製造されている食品とは実態が異なる可能性がありますので、おおよその目安としてご覧ください。


<参考>食品中の脂質やトランス脂肪酸の濃度を収載しているデータベース

注)以下でご紹介するデータベースの情報は、上記の農林水産省の調査結果と同様、食品事業者の皆様が製造されている製品にそのまま当てはめることはできません。参考としてご覧ください。

【日本のデータベース(脂質濃度)】

文部科学省は、日本でよく食べられている食品の標準的な成分の濃度を「日本食品標準成分表」として公開しています。このデータベースでは、食品の脂質濃度を調べることができます。食品を通じてクロロプロパノール類やその関連物質を摂ると、その量によっては健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

【米国のデータベース(脂質濃度・トランス脂肪酸濃度)】

米国農務省(USDA)が公開している食品成分データベース(USDA Food Composition Databases)では、食品中の脂質濃度、トランス脂肪酸濃度を調べることが出来ます。このデータベースには、米国における食品の成分濃度の情報をまとめたUSDA National Nutrient Database for Standard Referenceと、特定の製品の成分濃度や原材料等、食品企業から提供された情報をまとめたUSDA Branded Food Products Databaseの2つのデータベースの情報が収載されています。

お問合せ先

消費・安全局食品安全政策課

担当者:化学物質管理班
代表:03-3502-8111(内線4503)
ダイヤルイン:03-3502-8731
FAX番号:03-3597-0329