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農林水産省

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カメムシ類の防除

  • 1. 果樹カメムシ類
果樹類(かんきつ、りんご、なし、もも及びかき等)に被害を与えるカメムシ類は、主にチャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤオアカメムシが知られています。
こららカメムシ類は、山林に生息してスギやヒノキ等の球果を餌に繁殖し、山林での餌が不足すると果樹園に飛来して果実を吸汁することで落果や奇形果等の被害を与えます。
果樹カメムシ類の発生動向

2-1. 斑点米カメムシ類

籾を加害し、黒色または茶色の斑点ができた玄米(斑点米)を生ずるカメムシ類を総称して「斑点米カメムシ類」と呼びます。
多くの種が水田周辺の雑草に生息し、出穂期になると水田に侵入し穂を加害します。被害の程度は、出穂期、水田への本虫の侵入量、カメムシの発生種の構成等によって異なるので、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、水田の観察を行い、適期に防除を実施してください。
      斑点米カメムシ類の発生動向

2-2. イネカメムシ

斑点米カメムシ類の一種であるイネカメムシは、斑点米を発生させる他、不稔米を発生させる害虫で、近年、発生量が増加傾向にあります。
イネカメムシは、他の主要な斑点米カメムシ類と異なり、穂揃い期以降ではなく、出穂期に防除することが重要です。
被害が懸念される地域や、地域の発生予察情報や圃場の見回り等からイネカメムシの発生量が多いと判断される地域では、出穂期の防除を実施しましょう。

3. だいずの吸実性カメムシ類

だいずを加害するカメムシ類の総称であり、主要な種類として、ホソヘリカメムシ、イチモンジカメムシ、ミナミアオカメムシ、アオクサカメムシなどが知られています。
子実を吸汁し、落莢、奇形粒を生じさせます。また、加害が激しい場合は、茎葉が緑色のまま落葉しない「青立ち」となります。

4.防除について NEWアイコン

近年、防除作業を代行する事業者が普及しつつあります。作業の競合などにより適時に防除が実施できずにお困りの場合はこれらの事業者の活用も検討しましょう。

防除作業を代行する事業者等リスト<参考>(EXCEL : 135KB)

また、無人航空機で使用可能な農薬については、下記のサイトから参照可能です。

産業用無人航空機用農薬(一般社団法人農林水産航空協会ホームページ)

ドローンで使用可能な農薬

5.その他 

※令和7年3月25日第2回カメムシ類対策会議資料

お問合せ先

消費・安全局植物防疫課

担当者:国内防除第2班
代表:03-3502-8111(内線4562)
ダイヤルイン:03-3502-5976

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