第19回 農作物病害虫防除フォーラム
担当:消費・安全局植物防疫課国内防除第2班
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第19回農作物病害虫防除フォーラム
~今後の発生予察を考える~
1 開催趣旨
農作物の病害虫を防除する上で最も重要なことは、病害虫の発生状況に応じて適期に防除を行うことであり、農林水産省は都道府県の協力のもと、病害虫の発生状況を調査し、その後の発生動向を予測する発生予察を実施しています。
発生予察の手法については、新たに発生が確認された病害虫や、気候変動等に伴い発生動向が変化した病害虫に対応するとともに、新たに解明された病害虫の生理生態に関する知見や技術を活用し、より効率的に精度の高い予測となるよう見直しを行っています。
本フォーラムでは、これらの取組で得られた新たな成果から、国や都道府県が行う広域の発生予察だけでなく、地域単位で行う発生予察にも活用可能な技術を報告し、地域における発生予察の取組を推進します。
また、一方で、国や県の発生予察の情報を活用して、すでに地域における発生予察を実施し、地域の実態に即した精度の高い防除を実施している先進的な取組もあり、病害虫による被害を効率的・効果的に軽減し、安定した収量を得るために、このような地域の取組について紹介するとともに、これら取組の拡大に向けた意見交換を行います。
2 開催日時
平成25年7月1日(月曜日)13時15分~17時30分
3 開催会場
農林水産省 本館7階 講堂
4 参集範囲
病害虫防除に携わる又は興味のある行政、試験研究機関、普及指導機関、メーカー、団体、生産者等
5 講演議題・講演者
座長 茨城県病害虫防除所 発生予察課長 岡部 克 氏
(1) 発生予察手法の見直し
- 水田内雑草の発生量に基づくアカスジカスミカメの被害防止対策
- 宮城県古川農業試験場 上席主任研究員 加進 丈二 氏
- 小型顕微鏡を用いたトマトすすかび病のほ場での病害診断
- 三重県農業研究所 主任研究員 鈴木 啓史 氏
- カンキツ黒点病の防除適期判定に用いる簡易雨量計の製作法
- 愛媛県病害虫防除所 担当係長 奈尾 雅浩 氏
(2) 地域のおける発生予察の取組
- 大豆のマメシンクイガによる被害軽減対策の確立と生産現場への普及
- 北海道農政部技術普及課北見農業試験場駐在 主査 上堀 孝之 氏
- 発生予察情報に基づく茶のクワシロカイガラムシの適期防除指導
- 神奈川県農業技術センター足柄地区事務所 技師 木村 仁美 氏
- 「くだもの情報」の発行による病害虫の適期防除指導
- 新潟県巻農業普及指導センター 主査普及指導員 原 道雄 氏
(3) 総合討論
お問合せ先
消費・安全局植物防疫課
担当者:国内防除第2班
代表:03-3502-8111(内線4562)
ダイヤルイン:03-3502-3382