第16回 農作物病害虫防除フォーラム
担当:消費・安全局植物防疫課国内防除第2班
消費・安全局では、病害虫防除に関する研究開発での新たな知見や技術について、研究者等が講演を行う「第16回農作物病害虫防除フォーラム」を平成22年7月8日に開催しました。 開催概要は以下のとおりです。 |
開催要領
第16回農作物病害虫防除フォーラム
~新技術の確立と現地導入への課題~
1 開催趣旨
我が国の食糧自給率向上、安定的な農業生産には病害虫防除が不可欠であるが、防除の実施に際しては、環境への負荷低減が求められており、農林水産省では、農薬だけに依存した防除から環境負荷を低減する総合的病害虫・雑草管理(IPM:Integrated Pest Management 以下「IPM」という)を導入した防除への転換を推進している。
しかし、防除困難な病害虫が顕在化し気温上昇に伴い発生域や発生時期が変化する中、更なる効率的・効果的な病害虫防除を実施するためには、IPMの考え方に基づく的確な病害虫防除に必要な発生予察手法や新たな防除技術を開発し、確実に農業現場に導入、普及されることが重要である。
本フォーラムでは、病害虫防除対策の諸課題を解決するため、革新的なIPM技術に関する試験研究等の成果を紹介し、現場における技術指導上の課題等について情報共有を行うとともに、農業現場の現状や課題を踏まえた技術の確立や導入について総合討論を行うこととする。
2 開催日時
平成22年7月8日(木曜日) 13時30分~17時
3 開催会場
農林水産省講堂(本館7階)
4 参集範囲
都道府県、病害虫・雑草防除関係独立行政法人及び関係団体、地方農政局等
5 講演タイトル・講演者等
座長:神奈川県農業技術センター農業環境研究部
部長 小林 正伸 氏
(1)技術指導現場における課題・提言について
宮崎県農政水産部営農支援課 副主幹 黒木 修一 氏
(2)セルリー萎黄病発病危険度予測の可能性について
長野県野菜花き試験場環境部 研究員 藤永 真史 氏
座長:山梨県総合農業技術センター専門指導スタッフ
副主幹 國友 義博 氏
(3)温州ミカンにおける炭酸カルシウム微粉末剤を用いたチャノキイロアザミウマ防除の現地実証について
静岡県農林技術研究所果樹研究センター 上席研究員 金子 修治 氏
(4)メロンにおけるLED光を利用したミナミキイロアザミウマ防除法の開発について
静岡県農林技術研究所 上席研究員 増井 伸一 氏
(5)総合討論
講演者と聴講者との意見交換など
お問合せ先
消費・安全局植物防疫課
担当者:国内防除第2班
代表:03-3502-8111(内線4562)
ダイヤルイン:03-3502-3382