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農林水産省

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第3回ジャガイモシロシストセンチュウ対策検討会議(議事概要 9月7日開催)

1 発生範囲の特定調査の結果

(1)平成27年度
平成27年夏に実施した植物検診によりジャガイモシロシストセンチュウ(Gp)が確認された網走市の2地区(5ほ場(約20.7ha)で確認)について、過去にばれいしょを生産した実績のあるほ場の全てについて、土壌調査(土壌を採取して線虫の有無を確認)を実施した結果、62ほ場(約264.3ha)においてGpが新たに確認された。

(2)平成28年度(速報)
A 春季調査(土壌調査)
網走市のうち、平成27年度に調査を実施した2地区以外の地区において、ほ場を抽出して土壌調査を実施した結果、8地区19ほ場(87.4ha)においてGpが新たに確認された

B 夏季調査(植物検診)
網走市近隣で、かつ、ジャガイモシストセンチュウ(Gr)が確認されている7市町(北見市、大空町、置戸町、清里町、訓子府町、小清水町及び斜里町)において、抵抗性ばれいしょの栽培ほ場を対象に植物検診を実施した結果、Gpは確認されなかった。

2 防除対策の実証試験の結果

本線虫の効果的な防除方法を確立するため、Gp発生ほ場においてA土壌消毒剤(D-D剤)の施用及びB対抗植物(ハリナスビ及びトマト野生種)の植栽によるGpの密度低減効果について、農林水産省の委託事業(*)において北海道等が実証試験を実施している。
現時点で、Aについては、発生ほ場においてGpの密度が低減されることが確認された。また、Bについては、過去の研究で室内試験での密度低減効果が確認されており、実証試験においては、ほ場での効果的な播種方法等の栽培技術を確認した。
このため、今後のGpの密度低減を図る防除方法として期待できるとの見解が示された。
(*)平成28年度「安全な農林水産物安定供給のためのレギュラトリーサイエンス研究」委託事業

3 寄主植物等の移動規制

委員からは、現在のところ、Gpの発生が確認された範囲は、網走市内のGpの発生が確認されたほ場を含む11地区に限定されているものの、当該地区からばれいしょや土壌等を介したGpのまん延を防止するためには、発生ほ場の密度低減を実施するとともに、強制力のある移動規制が必要である旨の指摘があった。
このため、植物防疫法に基づく緊急防除を実施し、Gpが確認された地区からのGpのまん延防止を図るため、寄主植物等の移動を規制するとともに、発生ほ場においては、寄主植物の植栽を禁止しGpの増殖を防止した上で、土壌消毒や対抗植物の植栽によりGpの密度低減を図る必要があるとの見解が示された。
具体的な移動規制の実施方針については、農林水産省の提案のとおり、Gpの発生が確認された地域を対象に実施することが妥当、また、今後の発生状況によって見直すこととされた(別紙参照)。

4 当面の調査及び防除について

(1)秋期調査(土壌調査)
本年度の春季及び夏季調査においてGpの発生が新たに確認された地区等9地区において、地区内でのGpの発生範囲を特定するため、当該地区内において過去にばれいしょを生産した実績のあるほ場の全てについて、今秋から土壌調査を実施する。

(2)発生ほ場における防除
これまでにGpの発生が確認されたほ場については、今秋から直ちに土壌消毒を実施する。

5 次年度の調査及び防除の方針について

(1)発生ほ場における防除
本年度の秋期調査の結果を含め、Gpの発生が確認されたほ場については、来年度の春先に土壌消毒を実施した上で、対抗植物を植栽することにより、Gpの密度低減を図ることとする。
なお、発生ほ場において、防除を行う際には、野良いもの除去等も重要との指摘があった。
 
(2)発生範囲を特定するための調査
次年度の調査の範囲やスケジュールについては、本年度秋期の土壌調査の結果を踏まえ、次回検討会議(平成29年3月頃を予定)において、決定することとされた。

6 その他

第2回の検討会でも指摘のあった発生要因の調査についても、新たに発生が確認された地区も対象に含めて調査を継続する。

添付資料

「第3回ジャガイモシロシストセンチュウ対策検討会議」(議事概要)(PDF : 76KB)

ジャガイモシロシストセンチュウに関するこれまでの経緯(PDF : 83KB)

緊急防除の概要(PDF : 66KB)

(以上)

お問合せ先

消費・安全局植物防疫課

担当者:国内防除第1班
代表:03-3502-8111(内線4564)
ダイヤルイン:03-3502-5976
FAX番号:03-3502-3386