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農林水産省

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第4回ジャガイモシロシストセンチュウ対策検討会議の概要(平成29年3月27日開催)

1.発生範囲の特定調査の結果

網走市の緊急防除の防除区域である11大字のうち、大字内のほ場毎のジャガイモシロシストセンチュウ(Gp)の発生の有無が明らかとなっていない9大字について、過去10年にばれいしょを生産した実績のあるほ場の全てについて、土壌調査(土壌を採取して線虫の有無を確認)を実施した結果、9大字の75ほ場(約305ha)においてGpが新たに確認された。これにより、Gpの発生については、これまでに、網走市の11大字161ほ場678haで確認された(調査対象面積4957haの13.7%)。


*第3回の対策検討会議(平成28年9月開催)時には、平成27年夏季の発生確認から平成28年夏季調査までの調査結果の総計として、網走市の11大字(地区)の86ほ場(372ha)においてGpの発生の確認を報告。

2.侵入原因の特定に向けた取組

これまでに判明しているGpの発生ほ場の位置については、防除区域内において偏在することが確認されたものの、侵入原因の特定には至っていないため、引き続き、地元関係機関と連携しつつ、聞き取り調査を実施する等、情報の収集及び分析に努め、侵入原因及びまん延要因の特定を図るべきとの見解が示された。

3.防除対策の実証試験の結果

北海道等が、Gp発生ほ場における a 土壌消毒剤(D-D剤)の施用及び b 対抗植物(ハリナスビ及びトマト野生種)の植栽によるGpの密度低減効果について、農林水産省の委託事業(*)において実証試験を実施した結果、顕著なGpの密度低減効果(シストの生存率は0.0~0.2%)を確認した(実証試験は引き続き継続。)。
このため、Gpの発生が確認されたほ場においては、密度低減を図る効果的な防除として、当該方法による防除を確実かつ速やかに実施すべきとの見解が示された。
  
*平成28年度「安全な農林水産物安定供給のためのレギュラトリーサイエンス研究」委託事業

4.まん延防止対策の取組状況

第3回の対策検討会議での検討を踏まえ、Gpの発生が確認された網走市の11大字を防除区域として、平成28年10月23日から植物防疫法に基づく緊急防除を実施しているが、寄主植物の移動規制等についてはまん延防止対策として、地元関係者の協力の下、引き続き、実施することが重要との見解が示された。

5.平成29年度の調査及び防除について

(1)春季調査(土壌調査)
平成29年度の春季調査は、緊急防除の防除区域に隣接する地区の中から、平成28年度秋季調査の結果、また、地形、過去の営農形態等を踏まえ、調査地点を選定し、土壌調査を実施する。春季調査において、Gpの発生が確認された場合には、秋季調査において、発生が確認された大字内のばれいしょ作付履歴のあるほ場について、土壌調査を実施する。


(2)発生ほ場における防除
これまでにGpの発生が確認されたほ場については、平成29年度春から、現地での条件が整い次第、速やかに土壌消毒を実施した上で、対抗植物を植栽することにより、Gpの密度低減のための防除対策を実施する。その際の、土壌消毒、対抗植物の播種の方法等の防除作業の工程についても、妥当であるとの判断が得られた。
なお、現在、麦を作付けしている発生ほ場については、収穫後(8月~10月)に土壌消毒を実施した上で、平成30年度に土壌消毒及び対抗植物の植栽による防除を実施する。
さらに、現地での防除作業を実施するに当たっては、現地生産者の理解・協力が不可欠であることから、防除作業の一部については、防除を実施するほ場の生産者に協力を要請するとともに、進捗管理を徹底することが重要との見解が示された。また、ほ場においては、Gpの寄生のリスクのあるばれいしょの野良生えの除去等に留意することが重要との見解が示された。


(3)次回の対策検討会議の開催について
本年度春季の土壌調査の結果を踏まえ、その後の調査や防除の方針を検討するため、平成29年9月頃に次回検討会議を開催することとされた。

添付資料

議事概要(PDF : 85KB)
ジャガイモシロシストセンチュウに係るこれまでの経緯(PDF : 87KB)

お問合せ先

消費・安全局植物防疫課

担当者:国内防除第1班
代表:03-3502-8111(内線4564)
ダイヤルイン:03-3502-5976
FAX番号:03-3502-3386

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