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農林水産省

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第7回ジャガイモシロシストセンチュウ対策検討会議の概要(平成30年12月14日開催)

報告事項

農林水産省及び北海道から平成30年度における対策の実施状況等について、以下のとおり報告。

1 平成30年度における防除の実施状況
北海道網走市及び網走郡大空町におけるジャガイモシロシストセンチュウ(Gp)の発生ほ場163ほ場681haのうち68ほ場284haにおいてD-D剤による土壌消毒を実施。また、発生ほ場のうち79ほ場265haにおいて対抗植物の植栽を実施。
これらの防除の結果、28ほ場131haにおいて、「土壌消毒2回+対抗植物の植栽1回」又は「土壌消毒1回+対抗植物の植栽2回」の組合せによる防除対策が終了。

2 平成30年度の防除効果の検証結果(中間報告)
昨年度北海道が実施した調査において、防除対策を実施した111ほ場のうち89ほ場においてGpが検出されなかった。
この結果を踏まえ、本年度は、防除対策を実施した全てのほ場において植物防疫所が土壌調査を実施しているところであり、2月上旬に結果が判明の予定。

3 試験研究の成果
対抗植物の植栽に殺線虫粒剤の散布を組み合わせることで、対抗植物の植栽による防除効果が大幅に高まることを確認。

検討事項

農林水産省からの報告事項を踏まえ、平成31年度については、以下の方針により対応することが妥当とされた。

1 新たな防除技術の検討
北海道からの要望等を踏まえ、河川近傍のほ場においては、D-D剤の利用に替えて対抗植物の植栽と殺線虫粒剤の組合せによる防除を実施する。

2 平成31年度の防除計画の確認
現在実施中の土壌調査によりGpが検出されたほ場については、防除対策を継続する。
検出限界以下となったほ場については、土壌が付着した作物等の移動制限は継続した上で、防除対策を終了し、寄主植物の作付けの禁止を解除する。
また、作付け再開に当たっては、Gpの密度が高くなることがないよう、北海道が、新規作物の導入等による適正な輪作の推進、抵抗性品種の導入等の防除指導を徹底する。

3 今後の予定
平成31年度においては、防除対策、移動制限、防除指導等の効果の検証等を行うため、防除区域内に位置し、寄主植物の栽培履歴のある全てのほ場を対象に土壌調査を実施する。

その他

次回の対策検討会議を平成31年3月に開催し、土壌調査の結果を踏まえて平成31年度の防除計画を確認するとともに、平成32年度以後の対策のあり方を検討。

添付資料

議事概要(PDF : 168KB)

お問合せ先

消費・安全局植物防疫課

担当者:国内防除第1班
代表:03-3502-8111(内線4564)
ダイヤルイン:03-3502-5976

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