産業動物獣医師について
更新日:令和7年6月3日
担当:消費・安全局畜水産安全管理課
目次
〇産業動物獣医師の重要性
〇獣医師の活動分野・産業動物獣医師の仕事紹介
〇産業動物獣医師になるための支援制度
〇都道府県インターン・採用情報
〇現場で働く産業動物獣医師
産業動物獣医師の重要性
畜産農家の戸数が減少する中、ここ10年で畜産物の産出額は4割増加するなど、日本の畜産業は農家戸数の減少分を補いながら生産性の向上や大規模化により安定的に発展してきました。これに伴い、獣医師のうち畜産物を扱う「産業動物獣医師」の重要性は年々増しており、安全・安心な美味しいお肉を安定的に食卓に届けるために「産業動物獣医師」は不可欠な存在となっています。
獣医師の活動分野・産業動物獣医師の仕事内容
ポスターPDFは(PDF : 195KB)
- 農林水産省広報雑誌「aff」での特集(家畜の健康を支える 獣医師の仕事を知ろう:農林水産省)
産業動物獣医師になるための支援制度
修学資金制度
地域の産業動物獣医師への就業を志す学生(獣医学生・高校生)へ、最大18万円/月の修学資金を給付しています。(条件達成で全額返還免除)
- 対象者
「地域枠入試」を受験し、獣医学課程のある大学において獣医学を専攻する予定の高校生3年生(募集団体により対象者は異なります)
獣医学課程のある大学において、獣医学を専攻する大学生 - 詳細
修学資金について(外部リンク【(公社)中央畜産会HP内:https://jlia.lin.gr.jp/eisei/syugaku/index.html】
インターンシップ制度


1.産業動物臨床実習研修・行政体験研修

迷っている方はまずはここから!費用補助あり!
- 臨床実習研修
大学・NOSAIなどで基礎的な臨床検査及び診療技術について学ぶ。
診療家畜:牛、馬、豚
対象:獣医学科2~5年生 - 行政体験研修
都道府県の家畜保健衛生所などで、畜産農家に対する防疫・衛生指導、室内検査等の業務を学ぶ。
対象:獣医学科1~5年生 - 詳細:家畜防疫・衛生指導 | JLIA|公益社団法人 中央畜産会(外部リンク)
ポスターPDFはこちら(PDF:1,051KB)(外部リンク:中央畜産会)
2.VP camp(見学型家畜衛生・公衆衛生実習)
EISEI (体験型家畜衛生・公衆衛生実習)
様々な機関で家畜衛生・公衆衛生行政を体験できる!
- VP camp(見学型)
都道府県の家畜衛生・公衆衛生分野(家畜保健衛生所、保健所、食肉衛生検査所、動物愛護センター等)や国などの機関(農水省、JRA、国際獣疫事務局)等の行政業務を学 ぶ。
対象:獣医学科全学年(プログラムによる)
詳細:家畜衛生・公衆衛生獣医師インターンシップ(外部リンク) - EISEI(体験型)
VP campの内容に加え、より発展的な家畜衛生分野及び公衆衛生分野の行政業務を学ぶ。
対象:獣医学共用試験に合格した獣医学科5~6年生
詳細:体験型家畜衛生・公衆衛生実習|獣医学教育支援機構(外部リンク)
3.NOSAI臨床実習
産業動物診療獣医師に興味のある方へ!
- スタンダード編(見学型)
産業動物診療に同行し、疾病の診断・治療法等を学び、家畜診療所の業務等の理解を深める。
診療家畜:牛、豚
対象:獣医学科全学年 - ステップアップ編(参加型)
スタンダード編に加え、将来の診療業務に直接結びつくような、発展的な実習を参加型で行う。
診療家畜:牛、豚
対象:原則、獣医学共用試験に合格した獣医学科5~6年生 - 詳細:産業動物臨床 獣医学生応援プロジェクト(外部リンク)
注)馬を対象とした実習については、NOSAI北海道独自の家畜診療業務体験研修(外部リンク)で実施。
4.南九州畜産獣医学拠点(SKLV)

アニマルウェルフェアに配慮した最先端の施設で実習ができる!
- 牛・馬・鶏・豚ベーシックコース(総合)
各種動物の飼養衛生管理法を中心に学ぶ。
対象:獣医学科全学年 - 牛専修コース、馬専修コース
牛、馬のハンドリングや各種検査法を学ぶ。
対象 : 牛専修コース獣医学科3年生以上またはベーシックコース修了者
馬専修コース獣医学科2年生以上またはベーシックコース修了者 - 家畜衛生専修コース
各種動物の防疫・衛生管理を中心に、実践的な手技・技能を学ぶ。
対象:獣医学科全学年 - 詳細:南九州畜産獣医学拠点事業SKLVスクラブ公式サイト(外部リンク)、スクラブ(SKLV)実習|獣医学教育支援機構(外部リンク)
都道府県インターン・就職情報(外部リンク)
現場で働く産業動物獣医師
- 産業動物獣医師の業務紹介動画(30分程度)
家畜保健衛生所獣医師と産業動物診療獣医師の仕事(外部リンク:公益社団法人日本獣医師会) - 「飛びだせ獣医!ブイブイ調査隊」(農林水産省公式Youtube「BUZZMAFF」シリーズ)
農林水産省の若手獣医師職員がブイブイ調査隊として、産業動物獣医師の働く現場へ訪問し、その魅力に迫ります。
プレイリストはこちら(外部リンク)
お問合せ先
消費・安全局畜水産安全管理課
担当者:獣医療チーム
代表:03-3502-8111(内線4530)
ダイヤルイン:03-6744-2103