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(1)世界の食料の需給動向と我が国の農産物貿易 ア 2015/17年度の食料需給動向


(穀物の生産量は前年度に比べ減少したが、消費量は前年度並みとなる見込み)

2015/16年度における世界の穀物全体の生産量は、小麦、大麦の生産量は増加するものの、とうもろこし、米が減少することから、前年度に比べて0.4億t(1.4%)減少し24.7億tとなる見込みです(図1-2-1)。

一方、消費量は、人口増加等による需要の増加から、1970/71年度以降一貫して増加傾向で推移しているが、2015/16年度は前年度並の24.6億tとなる見込みです。


図1-2-1 世界全体の穀物の生産量、消費量、期末在庫率の推移
データ(エクセル:43KB / CSV:3KB

(品目別にみた穀物等の生産量)

2015/16年度における世界の穀物等の生産量を品目別にみると、小麦は、中国等で増加することから、前年度に比べて増加する見込みです(表1-2-1)。また、期末在庫率は、生産量が増加したことにより前年度と比べて3.0ポイント上回り33.5%となる見込みです。

とうもろこしは、EU、米国等で減少することから、前年度と比べて減少する見込みです。また、期末在庫率は、生産量が減少したものの、消費量を上回ったことから、前年度と比べて0.4ポイント上回り21.4%となる見込みです。

米は、タイ、インド等で減少することから、前年度に比べて減少する見込みです。また、期末在庫率は、生産量が減少したことに加えて、消費量が中国等で増加することから、前年度と比べて2.8ポイント下回り18.7%となる見込みです。

大豆は、ブラジル等で増加することから、前年度に比べて増加する見込みです。また、期末在庫率は、生産量は増加するものの、消費量が中国等で増加することから、前年度と比べて0.8ポイント下回り25.0%となる見込みです。

また、穀物等の国際価格についてみると、平成20(2008)年や平成24(2012)年における穀物等の主要生産国での天候不順等により上昇しましたが、平成25(2013)年以降は、低下傾向で推移し高水準ながら落ち着きをみせています(図1-2-2)。


表1-2-1 世界全体の穀物等の生産量、消費量、期末在庫量等(2015/16年度)
データ(エクセル:34KB / CSV:1KB

図1-2-2 穀物等の国際価格の推移


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