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農林水産省

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(2)総合的な食料安全保障の確立に向けた取組 ア 不測時における食料安全保障


国民に対する食料の安定的な供給については、国内の農業生産の増大を図ることを基本とし、これと輸入及び備蓄を適切に組み合わせることにより確保することが必要です。しかしながら、世界の人口増加等による食料需要の増大や異常気象による生産減少等、我が国の食料の安定供給に影響を及ぼす可能性のある様々なリスクが顕在化しつつあり、将来の食料需給の逼迫(ひっぱく)が懸念されています。また、自然災害や輸送障害等の一時的・短期的に発生するリスクも存在しています。このため、農林水産省では、食料輸入の途絶等の不測の要因により食料の供給に影響が及ぶおそれのある場合には、政府として講ずべき対策の内容等を示した、「緊急事態食料安全保障指針」に基づき対応することとしています。あわせて、不測時に備え、食料の安定供給に係るリスクの影響等を定期的に分析・評価し、その結果を踏まえた影響を軽減するための対応策を平素から検討・実施するとともに、不測時の具体的な対応手順の整備・関係者間の共有を推進することにより、総合的な食料安全保障を確立する必要があります(図1-2-7)。


図1-2-7 分析・評価の対象となるリスク一覧


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