5 構造改革の加速化や国土強靱(きょうじん)化に資する農業生産基盤整備
農地集積の加速化、農業の高付加価値化に資する農地の大区画化、水田の汎用化・畑地化、畑地かんがい等の整備や老朽化した農業水利施設の長寿命化・耐震化等を推進しました。
また、生態系や景観等の農村環境の保全・形成に配慮した農業生産基盤の整備を推進しました。
(1)力強い農業を支える農業生産基盤整備
ア農地の大区画化、水田の汎用化・畑地化等の基盤整備を実施し、農地中間管理機構とも連携した担い手への農地の集積・集約化や農業の高付加価値化を推進しました。
イ農地整備状況について、地理情報システムを活用した情報の可視化、共有を図りました。
ウパイプライン化やICTの導入等により、水管理の省力化と担い手の多様な水利用への対応を実現する新たな農業水利システムを構築し、農地集積の加速化を推進しました。
(2)老朽化等に対応した農業水利施設の持続的な保全管理
ア点検、機能診断及び監視を通じた適切なリスク管理の下での計画的かつ効率的な補修、更新等により、施設の徹底した長寿命化とライフサイクルコストの低減を図りました。
イ地理情報システムを活用した農業水利施設に係る点検、機能診断結果等の情報の蓄積、可視化、共有化を推進しました。
(3)農村地域の強靱(きょうじん)化に向けた防災・減災対策
ア基幹的な農業水利施設やため池等の耐震診断、耐震対策や豪雨対策等のソフト面とハード面を組み合わせた防災・減災対策を実施しました。特に、ため池については、新たな選定基準により再選定した防災重点ため池を中心に、防災・減災対策の一層の推進を図りました。
イ津波、高潮、波浪その他海水又は地盤の変動による被害等から農地等を防護するため、海岸保全施設の整備等を実施しました。
ウ農業用ため池の適正な管理及び保全に必要な措置を講ずる「農業用ため池の管理及び保全に関する法律」が第198回国会で成立しました。
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