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農林水産省

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災害時に備えた食品ストックガイド(1)

食品の家庭備蓄のすすめ

はじめに

  「災害時に備えた食品の家庭備蓄」と聞いたとき、どのようなイメージを持ちますか?
「何からはじめればいいか分からない」「毎日忙しくて、そこまでやる余裕がない」「一度やってみたけど、なかなか続かない」「備蓄のためのスペースもお金もない」など、日頃はついつい先延ばしにして考えがちではありませんか?

  しかしながら、大きな災害が発生し、物流機能が停止した場合、スーバーマーケットやコンピニの店頭で食品が手に入りにくくなります。
また、電気・水道・ガスなどのライフラインが停止した場合、日常生活とはかけ離れた環境で生活しなければなりません。そんな時、いつもと変わらない、温かく、栄養バランスのとれた食事があれば、心と体が満たされます。また、被災時でも、毎日変化に富んだおいしい食事があれば、前向きな思考と、元気に活動するためのエネルギーが湧いてきます。

  このガイドでは、普段の暮らしを少し工夫するだけで、無理なく災害時に備える方法をご紹介します。
近年、災害が頻発しているわが国において、安心して暮らすためには、食品の家庭備蓄を非日常のものと考えるのではなく、日常の一部として普段から無理なく楽しみながら取り入れていくことが大切です。このガイドを活用して、いざという時でも自分や家族を守り、心のゆとりを持つことができるよう、必要な備えを進めましょう

本ガイドの検討:「あって良かった!食料の家庭備蓄懇談会」委員(五十音順敬称略)

  •     冨川万美:NPO法人ママプラグ理事アクティブ防災事業代表
  •     長柴美恵:(-社)防災備菩収納プランナー協会代表理事
  •     永田宏和:NPO 法人プラス・アーツ理事長
  • 〇 別府茂:(一社)日本災害食学会理事・副会長
  •     真鍋太郎:アサヒグループ食品株式会社食品事業本蔀食品マーケティング部担当課長
  • ◎ 渡辺研司:名古屋工業大学大学院工学研究科社会工学専攻教授

[汎用:◎座長〇副座長]

要配慮者のための 災害時に備えた食品ストックガイド

乳幼児、高齢者、食べる機能が弱くなった方、慢性疾患の方、食物アレルギーの方向けの食品ストックガイドです。
こちらから利用できます。

なぜの家庭備蓄が必要なの?

   過去の経験によれば、災害発生からライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多くみられます。また、災害支援物資が3日以上到藩しないことや、物流機能の停止によって、1週間はスーパーマーケットやコンビニなどで食品が手に入らないことが想定されます。このため、最低3日分~1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいといわれています。
自治体が作成するハザードマップなどを確認し、
お住まいの地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切です。
あなたの食生活別 選び方のヒント
・普段料理をする► 常備菜・乾物がおすすめ:梅干し、缶詰、切り干し大根など。
・中食が多い► 必需品+推奨備蓄食品:レトルト食品、フリーズドライ食品など。
・普段料理をしない► 必需品+好きなもの:カップラーメン、菓子類、非常食など。

お問合せ先

大臣官房政策課食料安全保障室
ダイヤルイン:03-6744-2376