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農林水産省

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災害時に備えた食品ストックガイド(10)

災害時の簡単レシピ

主菜
肉魚、卵、大豆などに含まれるたんばく質は体力を維持するために必要な栄養素です。いざという時のために、たんばく質のとれる缶詰などを備蓄し、日頃から食べ慣れておくとよいでしょう。災害時でも「主食+主菜+副菜」のバランスを考えた食事が大切です。
【ワンポイント】
非常食のマスト食材の缶詰と卵を使った、簡単な料理です。日頃の食事でも試してみてください。ご飯に乗せると「さんま蒲焼丼」になります。焼き鳥缶、サバ缶しょうゆ煮、いわし蒲焼缶などでも作ることができます。

さんま蒲焼きの卵とじ

約5分  2人分

【材料】
   さんま蒲焼き缶1缶/ 卵2個/三つ葉少々

【作り方】
  • 1:鍋にさんま蒲焼きと缶の汁、それに水(50cc程度)を加えて火にかける。
  • 2:卵を割り入れ、ざっくり混ぜて30秒ほど待ったら火を消す。あとは余熱で火を通す。最後に長さ4cm程度に切った三つ葉を散らす。
副菜
災害発生直後は、炭水化物で空腹を満たすことが優先されがちで、栄養の偏りや栄養不足が懸念されます。栄養バランスが崩れると、体調不良や気力減退の原因にもなりますので副菜でしっかり食物繊維、ビタミン、ミネラルを摂取しましょう。
【ワンポイント】
日持ちする食材で栄養満点の和え物です。ポリ袋の中で材料を和えれば、洗い物が少なくなり、かつ、衛生的に作ることができます。

わかめとコーンの和え物

約8分  1人分

【材料】
   乾燥わかめ小さじ2(2g)/スイートコーン缶(ホール)大さじ3/
   ベビーチーズ1個/砂糖少々/しょうゆ小さじ1弱/胡椒少々/
   ポリ袋
【作り方】
  • 1:乾燥わかめを手で細かく砕いて、50cc(適宜)ほどの水に5分ほどつけて戻し、しぼります。チーズは手でちぎります。
  • 2:ポリ袋の中にすべての具材と、コーンの汁を大さじ1程度入れます。ポリ袋の中でよく混ぜて完成です。
レシピ作成:昭和女子大学現代ビジネス研究所 食プロジェクト
乾物
乾物は常温で長期保存でき、包丁なし調理も可能、ゴミも洗い物も減らせます。事前の戻しが不要な調理法を覚えれば、もしもの時に役立ちます。不足しがちな野菜や海藻も多いので、ぜひ備蓄しておきましょう。
【味のバリエーション、味付けの工夫】
乾物は水以外でも戻せます。このレシピでは缶の汁を利用して切干大根を戻しています。ただし、オイル漬けを使うとうまく戻らないので注意してください。塩気が足りなければしょうゆなどで調整をしてください。

包丁なし!火なし!袋の中で揉んで待つだけ和え物

約20分  主菜として1人分、副菜として2人分

【材料】
   切干大根15g(女性の掌に乗る程度) /ツナ缶(ノンオイル、無塩、70g入り) 1缶/塩昆布2g(ひとつまみ) /梅干し(種をとる) 1個/白いりごま適量
【作り方】
  • 1:ごま以外の材料をポリ袋に入れてからよく揉み、20分程おく。
  • 2:白いりごまをふる。
【味のバリエーション、味付けの工夫】
お好みで茄で上がりに削り節を振ってもおいしく召し上がれます。干し椎茸はスライス済みのものを使います。焦げ付きそうになったら水を足してください。多ければ飛ばしましょう。

一鍋で、栄養バランスもとれる 捨てる水無し乾物パスタ

約15分  2人分

【材料】
   A 【ショートパスタ(フリッジ、ベンネ、マカロニなど)200g(2カップ強) /切干大根8g(ぎゅっと握って卓球ボール程度) /スライス干し椎茸8g(20スライス程度)/さきいか16g(女性の掌に乗る程度) /塩毘布4g(ひとつまみ) /鰹削り節1g(ひとつまみ) /ひたひたの水】/塩・胡椒 各少々
【作り方】
  • 1:Aを鍋に入れて蓋をしで沸騰したら弱火にする。
  • 2:パスタを指定の時間茄でたら、塩・胡椒で味を調える。
レシピ作成: DRYand PEACEサカイ優佳子、田平恵美

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大臣官房政策課食料安全保障室
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