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農林水産省

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稲作(いなさく)に向いている土の種類(しゅるい)をおしえてください。

こたえ


米作りは土作りからと言われますが、大事なことは水と肥料分(ひりょうぶん)と酸素(さんそ)です。 まず、肥料分については、肥料の主成分(しゅせいぶん)でもある次の3元素(げんそ)、窒素(ちっそ)N(稲の生長に必須(ひっす))、リンP(茎(くき)の数を増やし実りをよくする、リン酸の形で稲に吸収される)、カリウムK(葉や茎を丈夫にする)をたっぷり含むこと。そして、有機物(ゆうきぶつ)が豊富(ほうふ)で微生物(びせいぶつ・バクテリア)が住みやすい(バクテリアは有害な病原菌(びょうげんきん)を食べてくれ、根からの養分吸収を助けてくれる)こと、さらに、やわらかくて酸素が十分に存在し、水はけがほどよいことです。これらのことが、米作りだけでなく作物の生育に大切な、土の条件です。 こういった条件がそろうと、バランスのとれた土になります。ほとんどの田んぼの土には何かが不足しているので、肥料を入れたり、砂地で水はけが良すぎたら、肥料分や水を保つ力が弱くなるので、粘土質(ねんどしつ)の土を加えたりして欠点を補(おぎな)ってあげます。しかし、粘土質の土も粘(ねば)りが強すぎて土を掘り起こすのが大変なので向きません。 また、赤土については、状態によっては、リン酸の含まれる量が少なすぎます。黒土でも火山灰(かざんばい)のようなものはリン酸の含まれる量が少なく、さらに肥料も効(き)きにくいため向きません。 ただし、基本的に稲はあまり土壌(どじょう)を選ばないので、赤土や黒土といった通常の土でも大丈夫です。ただ、先に説明したように赤土や黒土でも状態によっては向かないものがあるので、「この種類の土が向く」といったカテゴリーに分けることは困難(こんなん)です。例えば粘土質の土でも、普通の土を混(ま)ぜて使うこともあります。


平成15年11月にお答えしました。

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