更新日:令和5年2月16日
担当:消費・安全局 動物衛生課
豚流行性下痢について
豚流行性下痢は、平成25年10月に我が国では7年ぶりに発生が確認され、平成25年10月から平成26年8月までに38道県817農場、平成26年9月から平成27年8月までに28都道県233農場、平成27年9月から平成28年8月までに16道県107農場において発生が確認されました。
豚流行性下痢は、家畜伝染病予防法に基づき獣医師が届け出る届出伝染病に指定されています。
本病は糞便等を介して直接的又は間接的に経口感染するため、本病の発生予防及びまん延防止には、飼養衛生管理基準の遵守の徹底をお願いします。
本病は豚等の病気であり、人に感染することはありません。
- 豚流行性下痢とは(PDF : 80KB)
- 豚流行性下痢の詳細について(動物衛生研究部門:外部リンク)
- 豚流行性下痢について知りたい方へ (掲載:2014年4月9日)
- 今後の豚流行性下痢対策について(PDF:383KB) (平成26年6月6日)
我が国における発生状況
我が国における豚流行性下痢(PED)の発生状況等
シーズン毎の発生農場数の推移
都道府県別の発生状況
- 令和3年シーズン(令和3年9月1日~令和4年8月31日)(PDF : 53KB)
- 令和2年シーズン(令和2年9月1日~令和3年8月31日)(PDF : 55KB)
- 令和元年シーズン(令和元年9月1日~令和2年8月31日)(PDF : 61KB)
- 平成30年シーズン(平成30年9月1日~令和元年8月31日)(PDF : 54KB)
- 平成29年シーズン(平成29年9月1日~平成30年8月31日)(PDF : 58KB)
- 平成28年シーズン(平成28年9月1日~平成29年8月31日)(PDF : 62KB)
- 平成27年シーズン(平成27年9月1日~平成28年8月31日)(PDF : 62KB)
- 平成26年シーズン(平成26年9月1日~平成27年8月31日)(PDF : 66KB)
- 平成25年シーズン(平成25年10月1日~平成26年8月31日)(PDF : 68KB)
- 肉豚生産出荷予測
我が国における対策
豚流行性下痢(PED)防疫マニュアル
専門家の議論を踏まえ、行政機関、農家、畜産関係者が留意すべき防疫対策を整理し、PED 対策に関して、飼養衛生管理基準の遵守及びワクチンの適正使用を基本としつつ、新たな防疫対策を防疫マニュアルを規定しました。
- 豚流行性下痢防疫(PED)マニュアル(平成26年10月24日)
- マニュアル全体(PDF:2,779KB) (分割:本体(PDF:1,008KB)、別紙1(PDF:1,895KB)、別紙2(PDF:802KB))
(関連する検討会)
関連通知等
- 豚流行性下痢に係る防疫措置の再徹底について(PDF : 247KB)(令和元年12月23日)
- 豚流行性下痢の防疫体制の再確認について(PDF:211KB)(平成27年3月20日)
- 豚の飼養者等への豚流行性下痢に関する指導の再徹底について(PDF:164KB)(平成27年1月14日)
- 当面の豚流行性下痢(PED)の対策及び飼養衛生管理の徹底について(PDF:95KB)(平成26年6月27日)
- 豚流行性下痢への対応について(2014年4月7日時点)(PDF:484KB)
- 飼養衛生管理基準(豚・いのしし編)について(PDF:1,685KB)
- PEDワクチンの円滑な供給の協力体制について(PDF : 180KB)(平成29年6月23日)
- (別添)緊急時ワクチン等流通マニュアル(PDF : 684KB)
- PEDワクチンの円滑な供給の協力体制の見直しについて(PDF:57KB)(平成27年3月23日)
- PEDワクチンの円滑な供給の協力体制の見直しについて(PDF:63KB)(平成26年10月28日)
(参考)PEDワクチン供給について(獣医師のみなさまへ)(PDF:100KB)、PEDワクチン供給について(養豚農家のみなさまへ)(PDF:368KB)、ワクチンの安定供給体制について(PDF:201KB)
公庫の相談窓口設置ページへのリンク (http://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_140428b.pdf)
- 豚流行性下痢の発生に対する経営支援対策の周知等について(PDF:598KB)(平成26年5月2日)
豚流行性下痢(PED)の疫学調査
我が国へのウイルス侵入経路、国内での感染拡大要因等に関して、専門家の議論を踏まえ疫学調査に係る中間取りまとめを作成しました。
- 豚流行性下痢(PED)の疫学調査に係る中間取りまとめ(平成26年10月24日)
- 「豚流行性下痢(PED)の疫学調査に係る中間取りまとめ」に関する補完報告(平成29年6月23日)
- (関連する検討会)
豚流行性下痢(PED)の全国的サーベイランス
豚飼養農場における飼養衛生管理基準の遵守状況調査の結果について
世界における発生状況
豚流行性下痢(PED)は、1971年に英国で豚伝染性胃腸炎(TGE)と異なる感染症として最初に認識され、1978年にベルギーで本疾病の病原体としてコロナウイルス様粒子が確認された。その後、欧州では、チェコ共和国、ハンガリー、イタリア、ドイツ、スペイン及びスイスにおいても発生が確認され、散発的に発生している。
一方、アジア地域では、中国において1973年に発生があったとされ、韓国では1992年に発生が確認(1987年には発生していたとする報告がある)されている。日本では1982年に、PEDを疑う子豚の下痢症が報告され、その後1990年代に流行が認められている。その他、アジアでは、ベトナム、タイ、フィリピン、台湾等でPEDの発生が確認されている。また、2010年以降、中国において新しいPEDウイルス株の大規模な流行があり、被害が深刻化している。
なお、本病はOIEのリスト疾病ではないため、各国は本病の発生をOIEに通報する義務はない。
以下に、世界での豚流行性下痢の発生状況についてとりまとめた。
世界での豚流行性下痢の発生状況について(PDF:405KB)(平成26年1月8日:平成26年10月14日更新)
関連情報
国際獣疫事務局(OIE)のテクニカルファクトシート(PDF:195KB)
北米における発生状況
米国では、2013年4月に初めて豚流行性下痢の発生がオハイオ州において確認され、その後、発生は急速に拡大している。米国では、本病の発生に関する法的な届出義務はなかったが、2014年4月18日、米国農務省は、本病に届出義務を課す計画を発表し、同年6月5日に連邦政府命令により報告義務が課された。本病に対するワクチンは承認されていない。
なお、現在、米国で流行しているウイルスの由来については、遺伝的系統解析の結果、2010年以降中国で大規模に流行している新しいPEDウイルス株と高い遺伝的類似性を持つことから、中国を由来とする可能性が高いと考えられている。
カナダでは、2014年1月以降発生が確認されている。
米国における豚流行性下痢(PED)の発生状況(2014年6月以降) |
カナダにおける豚流行性下痢(PED)の発生状況 |
米国における豚流行性下痢(2013年4月~2014年4月)の発生の推移(アニメーションGIF)(GIF:2,477KB)(注意:アニメーションGIF形式。別ウインドウで開きます。)
(分割版)2013年4月~2013年12月(アニメーションGIF)(GIF:1,665KB)、2014年1月~4月(アニメーションGIF)(GIF:814KB)
お問合せ先
消費・安全局動物衛生課
担当者:防疫業務班
代表:03-3502-8111(内線4582)
ダイヤルイン:03-3502-5994
FAX:03-3502-3385