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農林水産省

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食品に含まれるヒ素の実態調査

2022年2月16日更新

  • 農林水産省は、2003年度以降、食品中の総ヒ素及び無機ヒ素について含有実態調査を行っています。結果の概要は下表のとおりでした。

    コメ小麦大豆野菜類果実類 / 海藻類 / 鶏卵
  • 食品安全委員会は、日本人が食品を通じて摂取するヒ素に関して、「日本において、食品を通じて摂取したヒ素による明らかな健康影響は認められておらず、ヒ素について食品からの摂取の現状に問題があるとは考えていない」、また、「特定の食品に偏らずバランスの良い食生活を心がけることが重要」としています。

コメ

品目 調査年度 調査物質 分析点数 定量限界
(mg/kg)
定量限界未満の
試料の割合
最小値
(mg/kg)
最大値
(mg/kg)
平均値
(mg/kg)
中央値
(mg/kg)
玄米 2003-2005 総ヒ素 600 0.01 0% 0.04 0.43 0.17 0.16
無機ヒ素 600 0.01 0% 0.04 0.37 0.15 0.15
2012 総ヒ素 600 0.02 0% 0.03 0.80 0.23 0.21
無機ヒ素 600 0.02 0% 0.03 0.59 0.21 0.20
2017 無機ヒ素 500 0.02 0% 0.04 0.38 0.15 0.14
2018 無機ヒ素 500 0.02 0% 0.04 0.37 0.15 0.14
2019 無機ヒ素 500 0.02 0% 0.03 0.60 0.17 0.16
精米 2012 総ヒ素 600 0.02 0% 0.02 0.44 0.14 0.13
無機ヒ素 600 0.02 0% 0.02 0.26 0.12 0.12
2017 無機ヒ素 500 0.02 0% 0.02 0.26 0.092 0.08
2018 無機ヒ素 500 0.02 0% 0.02 0.25 0.098 0.10

  

小麦(調査年度2003-2005年度) 

品目 調査物質 分析点数 定量限界
(mg/kg)
定量限界未満の
試料の割合
最小値
(mg/kg)
最大値
(mg/kg)
平均値
(mg/kg)
中央値
(mg/kg)
小麦 総ヒ素 363 0.01 86% <0.01 0.04 0.009 -

 

大豆(調査年度2003-2005年度) 

品目 調査物質 分析点数 定量限界
(mg/kg)
定量限界未満の
試料の割合
最小値
(mg/kg)
最大値
(mg/kg)
平均値
(mg/kg)
中央値
(mg/kg)
大豆 総ヒ素 300 0.01 93% <0.01 0.04 0.008 -

野菜類(調査年度2003-2005年度)  

品目 調査物質 分析点数 定量限界
(mg/kg)
定量限界未満の
試料の割合
最小値
(mg/kg)
最大値
(mg/kg)
平均値
(mg/kg)
中央値
(mg/kg)
ばれいしょ 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.004 -
かんしょ 総ヒ素 100 0.01 94% <0.01 0.01 0.004 -
さといも
(皮付き)
総ヒ素 98 0.01 60% <0.01 0.04 0.01 -
さといも
(皮をむいたもの)
総ヒ素 29 0.01 83% - - 0.006  
だいこん 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.004 -
にんじん 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.004 -
はくさい 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.003 -
キャベツ 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.003 -
ブロッコリー 総ヒ素 100 0.01 99% <0.01 0.01 0.003 -
レタス 総ヒ素 99 0.01 100% - - 0.003 -
ほうれんそう 総ヒ素 160 0.01 79% <0.01 0.12 0.01 -
ねぎ 総ヒ素 100 0.01 99% <0.01 0.02 0.005 -
たまねぎ 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.005 -
きゅうり 総ヒ素 101 0.01 97% <0.01 0.02 0.006 -
かぼちゃ 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.003 -
なす 総ヒ素 100 0.01 97% <0.01 0.01 0.006 -
トマト 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.004 -
ピーマン 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.004 -
さやいんげん 総ヒ素 100 0.01 100% - - 0.003 -
しいたけ 総ヒ素 100 0.01 45% <0.01 0.14 0.02 0.01
セロリ 総ヒ素 60 0.01 100% - - 0-0.01 -
アスパラガス 総ヒ素 60 0.01 100% - - 0-0.01 -

セロリ及びアスパラガスについては、調査年度2015年度 

果実類(調査年度2003-2005年度)

品目 調査物質 分析点数 定量限界
(mg/kg)
定量限界未満の
試料の割合
最小値
(mg/kg)
最大値
(mg/kg)
平均値
(mg/kg)
中央値
(mg/kg)
いちご 総ヒ素 100 0.01 99% <0.01 0.01 0.005 -
みかん
(外果皮付き)
総ヒ素 40 0.01 100% - - 0.004 -
みかん
(外果皮をむいたもの)
総ヒ素 60 0.01 100% - - 0.003 -
なつみかん
(外果皮付き)
総ヒ素 70 0.01 100% - - 0.003 -
なつみかん
(外果皮をむいたもの)
総ヒ素 30 0.01 100% - - 0.003 -
なつみかんの外果皮 総ヒ素 30 0.01 100% - - 0.003 -
りんご 総ヒ素 99 0.01 97% <0.01 0.03 0.004 -
なし 総ヒ素 100 0.01 99% <0.01 0.02 0.004 -
かき 総ヒ素 100 0.01 92% <0.01 0.03 0.005 -
もも 総ヒ素 100 0.01 98% <0.01 0.01 0.004 -
ぶどう 総ヒ素 100 0.01 99% <0.01 0.01 0.004 -
キウイフルーツ
(果皮付き)
総ヒ素 70 0.01 99% <0.01 0.01 0.004 -
キウイフルーツ
(果皮をむいたもの)
総ヒ素 30 0.01 100% - - 0.003 -

 

海藻類(調査年度2006-2008年度)

品目 調査年度 調査物質 分析点数 定量限界
(mg/kg)
定量限界未満の
試料の割合
最小値
(mg/kg)
最大値
(mg/kg)
平均値
(mg/kg)
中央値(mg/kg)
ひじき
(乾物)
2006-2008 総ヒ素 299 0.05 0% 28 160 93 92
無機ヒ素 299 0.5 0% 4.5 130 67 68
ひじき
(水戻し物)
2006-2008 総ヒ素 71 0.05 0% 2.1 20 6.0 5.5
無機ヒ素 71 0.5 4% <0.5 17 3.6 3.2
こんぶ
(乾物)
2006-2008 総ヒ素 200 0.05 0% 25 110 53 51
2006-2007 無機ヒ素 100 0.5 100% - - 0.19 -
わかめ
(乾物)
2006-2007 総ヒ素 100 0.05 0% 15 52 33 33
無機ヒ素 100 0.5 100% - - 0.15 -
のり
(乾物)
2006-2007 総ヒ素 100 0.05 0% 13 51 25 23
無機ヒ素 100 0.5 100% - - 0.16 -

 

鶏卵(調査年度2019年度) 

品目 調査物質 分析点数 定量限界(mg/kg) 定量限界未満の試料の割合 最小値(mg/kg) 最大値(mg/kg) 平均値(mg/kg) 中央値(mg/kg)
鶏卵 総ヒ素 150 0.01 99% <0.01 0.01 - -

  • 最小値:複数の試料の分析結果のうち、濃度が最も低かった値です。分析した試料の全てが定量限界未満であった場合は記載していません。
  • 最大値:複数の試料の分析結果のうち、濃度が最も高かった値です。分析した試料の全てが定量限界未満であった場合は記載していません。
  • 平均値:複数の試料の分析結果の算術平均です。定量限界未満の試料の割合により、以下のとおり平均値を算出しています。
    〇定量限界未満の試料の割合が60%以下の品目
       定量限界未満だった試料の濃度を定量限界の2分の1として算出
    〇定量限界未満の試料の割合が60%を超える品目
       検出限界未満だった試料の濃度を検出限界とし、検出限界以上かつ定量限界未満だった試料の濃度を定量限界として算出
  • 中央値:複数のデータを、数値が小さいほうから順番に並べた時にちょうど中央にくる値です。中央値は、50%を超える試料が定量された場合についてのみ記載しており、データが偶数個の場合は、中央に近い2つの値を足して2で割った値を記載しています。

お問合せ先

  消費・安全局農産安全管理課
  担当者:土壌汚染防止班(農産物関係)
  代表:03-3502-8111(内線4507)
  ダイヤルイン:03-3592-0306
  FAX:03-3580-8592

  消費・安全局畜水産安全管理課水産安全室
  担当者:水産安全班(水産物関係)
  代表:03-3502-8111(内線4540)
  ダイヤルイン:03-6744-2105
  FAX:03-3502-8275

  消費・安全局畜水産安全管理課生産安全班
  担当者:生産安全班(鶏卵関係)
  代表:03-3502-8111(内線4536)
  ダイヤルイン:03-6744-2104
  FAX:03-3502-8275

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