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脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響

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更新日:2018年1月25日

油脂などの脂質は、私たちの身体を構成する細胞膜の主要な成分であり、主要なエネルギー源でもあります。
脂質は、炭水化物やたんぱく質よりも大きいエネルギーを持っています。そのため、人間はエネルギー源として脂肪を優先的に蓄積しやすいと考えられます。脂質をとりすぎると、肥満、メタボリックシンドローム、さらには冠動脈性心疾患のリスクを高める可能性があります。

また、脂質が多い食品を中心とする食生活は、結果として飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取量を増やすこととなります。これらは血液中のLDLコレステロールを増加させ、このことも冠動脈性心疾患のリスクを高めます。 一方で、脂質が少なく、炭水化物が中心の食生活では、食後の血糖値及び血液中の中性脂肪値が上昇し、血液中のHDLコレステロールは減少します。このような状態が長く続いた場合にも、冠動脈性心疾患のリスクが高まります。また、摂取する脂質が極端に少ないと、脂溶性ビタミンの吸収が悪くなったり、エネルギー不足に陥ったりする可能性もあります。

ここでは、脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響や注意点をあらためて解説します。

脂質の必要性

ヒトはエネルギー源として、また細胞膜を構成する成分として、食品から脂質を摂取しています。

脂溶性ビタミン(A、D、E、K)、カロテノイドなどの油脂に溶けやすい栄養成分は、油脂と一緒に摂取することで、体内に吸収されやすくなります。

油脂を構成する成分のうち、リノール酸、α-リノレン酸などの必須脂肪酸は、生命の維持に不可欠ですが、体内で作ることができないため、食事からとることが必要です。

脂質のとりすぎによる健康への影響

一般に、脂質のとりすぎは、肥満やメタボリックシンドロームにつながります。特に動物性脂肪やパーム油などに多く含まれている飽和脂肪酸をとりすぎると、血液中のLDLコレステロールが増加し、その結果、冠動脈性心疾患のリスクを増加させることが示されています。さらに詳しい解説はこちらをご覧下さい。

脂質のとりすぎに注意

平成28年度の国民健康・栄養調査によると、日本人の男性の約30%、女性の約40%が脂質をとりすぎています。また、脂質の質にも気をつける必要があります。さらに詳しい解説はこちらをご覧下さい。

トランス脂肪酸のとりすぎによる健康への影響

トランス脂肪酸を多くとると、血液中のLDLコレステロールが増加し、HDLコレステロールが減少することが示されています。トランス脂肪酸を多くとりつづけると、冠動脈性心疾患のリスクを高めることも示されています。さらに詳しい解説はこちらをご覧下さい。