水産用医薬品について
本ページでは水産用医薬品に関する情報を提供しています。
更新情報: 2023.3.15 パンフレット「水産用医薬品について」(第36報)を公開しました。 |
パンフレット「水産用医薬品について」(第36報)
水産用医薬品に関するルールや承認情報等をまとめたパンフレットです。1年に1度更新しています。最新の承認状況は動物用医薬品のデータベースで確認するか、水産安全室にお問合せください。
画像をクリックするとパンフレットを開きます(PDF : 2,292KB)
1.水産用医薬品の承認状況
承認されている水産用医薬品を知りたい
- 水産用医薬品一覧表(令和4年11月30日時点)(PDF : 126KB)
- 水産用ワクチン一覧表(令和4年1月31日時点、対象魚種・疾病有り)(PDF : 78KB)
- List of the drugs permitted in aquatic animals (in Nov-30, 2022)(PDF : 158KB)
令和4年4月6日付でスズキ目魚類におけるMicrosporidium seriolaeを対象疾病としたスポチール100・スポチール200(成分名:アルベンダゾール、共立製薬株式会社)が承認されました。 令和3年12月にカワハギのα溶血性レンサ球菌症及びβ溶血性レンサ球菌症を対象疾病とした不活化ワクチンが承認されました。 令和2年9月から水産用フロルフェニコール2%液「KS」(共立製薬株式会社)にニシン目魚類(淡水)の冷水病に対する効能・効果が追加されました。(外部リンク) 令和2年9月からパイセス(成分名:ブロノポール、エランコジャパン株式会社)からカレイ目の滑走細菌症に対する効能・効果が削除されていますのでご注意ください。(外部リンク) 令和3年4月12日付でマリンバンテル(成分名:フェバンテル、Meiji Seika ファルマ株式会社)にブリ属のエラムシ症に対する効能効果が追加されました。 |
より最新の承認状況、より詳細な製品情報を知りたい
水産用医薬品の最新の承認状況や、使用上の注意などの詳しい情報が知りたい場合は、動物医薬品検査所のデータベースで検索するか、動物用医薬品販売店又は製薬メーカーに直接お問合せください。
- 動物医薬品検査所 動物用医薬品等データベース(外部リンク)
- (参考)海外の水産用医薬品について(PDF : 1,927KB)(令和3年度生産資材安全確保対策委託事業より)
承認審査の状況を知りたい
水産用医薬品が承認申請されると、事務局による審査を経て、審議会において承認の可否等を審議されます。
- 農林水産省における審議会:薬事・食品衛生審議会薬事分科会 動物用医薬品等部会等(外部リンク)
- 食品安全委員会における審議会: 動物用医薬品調査会(外部リンク)
- 厚生労働省における審議会: 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会 農薬・動物用医薬品部会(外部リンク)
2.販売や管理について
水産試験場等の指導機関による診断・指導内容に基づき、必要な製剤を必要な量だけ購入しましょう。
水産用ワクチンと抗菌剤の購入には「使用指導書」が必要です
- 水産用ワクチンの取扱いについて(12水推第533号平成12年4月19日畜産局長及び水産庁長官通知)(令和3年1月5日押印廃止)(PDF : 247KB)
別記様式第1号(使用指導書等)(WORD : 18KB)
別記用様式第2号(使用結果のとりまとめ表)(EXCEL : 14KB) - 水産用医薬品の使用に関する記録及び水産用抗菌剤の取扱いについて(28消安第5781号平成29年4月3日消費・安全局長通知)(令和3年1月5日押印廃止)(PDF : 301KB)
別記様式第1号(使用記録票)(EXCEL : 14KB)
別記様式第2~5号(WORD : 18KB)
制度に関するQ&A(PDF : 212KB)
医薬品の保管方法を知りたい
保管が悪いと品質が低下し、有効性や安全性が担保できなくなります。また、保管方法を工夫しないと、誤った医薬品を使い、残留を招いてしまう可能性が高まります。保管方法を工夫することなどによりベストな方法で保管しましょう。それぞれ製剤の保管方法は、使用上の注意などに書かれています。必ず読みましょう。
販売量(使用量)を知りたい
農林水産省は動物用医薬品等の製薬メーカーから製品の販売高や販売量等を聞き取り集計したデータを、動物用医薬品等販売高年報として公表しています。販売量のデータから、現場における薬剤使用量の概要を推定することができます。
- 動物医薬品検査所 動物用医薬品販売高年報(外部リンク)
3.使用について
水産用医薬品を「適正使用する」とは?
水産用医薬品を使うとき注意ポスター
4. AMR:水産分野の薬剤耐性菌について
薬剤耐性対策
薬剤耐性は、人医療、動物その他の関係分野が連携して対応すべき課題であるため、関係省庁・関係機関が協働して集中的に取り組む対策(アクションプラン)を取りまとめています。
- アクションプランとは
- 薬剤耐性対策アクションプラン2016‐2020(概要)(PDF : 444KB)
- 薬剤耐性対策アクションプラン2016-2020(本体)(PDF : 1,346KB)
- アクションプランに関する説明資料(水産分野)(PDF : 950KB)
- 薬剤耐性対策アクションプラン2023‐2027(概要)(PDF : 678KB) (外部リンク)
- 薬剤耐性対策アクションプラン2023‐2027(本体)(PDF : 1,669KB) (外部リンク)
薬剤耐性モニタリング
農林水産省は養殖魚における薬剤耐性菌の発生状況をモニタリングしています。
- 動物医薬品検査所 薬剤耐性モニタリング(外部リンク)
- 薬剤耐性(AMR)ワンヘルス動向調査(外部リンク)
薬剤耐性感受性試験マニュアル
水産分野における養殖魚での薬剤耐性菌に関する試験マニュアルです。
(分割版)
その1 薬剤感受性試験(PDF : 1,198KB)
その2 ディスク拡散法(PDF : 2,050KB)
その3 微量液体希釈法と参考資料(PDF : 2,491KB)
水産用抗菌剤の薬剤耐性に関するリスク評価
農林水産省は、食品安全委員会に水産動物由来の薬剤耐性菌が人の健康に与える影響に対する評価を諮問しており、2019年から評価の進め方等について議論が開始しています。
5. 関連機関のリンク
- 農林水産省 動物用医薬品に関するページ
- 動物医薬品検査所(外部リンク)
- 公益社団法人 日本動物用医薬品協会(外部リンク)
- 公益社団法人 日本水産資源保護協会(外部リンク)
- 国立研究開発法人国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所(外部リンク)
お問合せ先
消費・安全局畜水産安全管理課水産安全室水産防疫班
代表:03-3502-8111(内線4539)
ダイヤルイン:03-6744-2105