1.安全性の高い農業機械等の導入
近年の農作業死亡事故件数のうち、6~7割が農業機械の利用中に発生している。こうした事故を防止するためには、高い安全性を有する農業機械の導入が重要である。新たな農業機械の導入に当たっては、農研機構農業機械研究部門が実施する安全性検査に適合したものが選択されるよう周知徹底する。また、乗用型トラクターの導入に当たっては、安全キャブ・フレームが装着された機種を選択し、シートベルトを着用するよう周知徹底する。さらに、農業者等が新規に農業機械を購入する際には、乗用型トラクターの片ブレーキ防止装置と、自脱コンバインの手こぎ部の緊急即時停止装置を搭載した機種が選択されるよう周知徹底する。また、鳥獣被害対策において、野生鳥獣を農地等へ侵入させないための電気柵の設置にあたっては、電気柵用電源装置の使用及び危険である旨の表示等、安全確保を徹底する。このほか、がん具煙火を鳥獣の追払いに使用する場合には、「がん具煙火として販売されている火器類を動物の駆逐の用に供するために消費する場合の注意事項について(周知徹底)」等を参照し、安全に十分配慮して使用することが必要である。
<関連情報>
農研機構 農業機械研究部門HP[外部リンク]
農研機構 農業機械研究部門農作業安全情報センターHP[外部リンク]
農研機構 農業機械研究部門農作業安全情報センターHP「安全キャブ・フレーム付きのトラクターを使おう!」[外部リンク]
農林水産省HP「農業機械の安全装置の普及状況について」
農林水産省HP「鳥獣による農産物等の被害の防止に係る電気さく施設における安全確保について」
農林水産省HP「野生鳥獣の追払い活動でのロケット花火の使用について」
農林水産省HP「がん具煙火として販売されている火器類を動物の駆逐の用に供するために消費する場合の注意事項について」(PDF:289KB)
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