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お鍋料理で食品ロスを削減

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和ごはん×食品ロス

日本の食品ロスは、年間約522万トンと言われています。これは、国民1人当たりお茶碗1杯分のご飯に近い量を毎日捨てていることになります。食品ロス削減に向けて家庭では、(1)食料の買いすぎをやめ、食材は上手に使い切る、(2)食べ残しをなくし、大量に作らないことが大事。ちょっとの工夫で毎日の料理作りから食品ロスを減らしてみませんか。

食品ロス1お鍋料理で食品ロスを削減

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日本の家庭からでる食品ロスは247万トン。食べ残し、期限切れ食品、野菜や果物の皮むき時の過剰除去などが主な原因と言われています。食品ロスを削減するために家庭でできる工夫は、まず、食材を使い切ること。食品ロス削減レシピには、材料の分量を調整しやすい鍋料理をおすすめします。冷蔵庫に余っている食材を加えやすく、捨ててしまうことの多い野菜の茎や葉も美味しくいただけます。

日本の鍋は多種多様!飽きることのない郷土鍋

日本全国には日本各地の自然の恵みがいっぱいの、自慢のご当地鍋料理があふれています。昔から伝わる誰もが知っている名物鍋から新作鍋まで種類は豊富。ぜひご家庭で各地の鍋を味わってほしいと思います。 一部ですが、各地の鍋料理にはこのようなものがあります。 赤字の鍋料理は、農林水産省が作成したデータベース「うちの郷土料理」に画像やレシピと共に紹介されていますので覗いてみてください。
「うちの郷土料理」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/index.html
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今日は冷蔵庫の大掃除日。余り物でおいしい鍋料理!

大根、白菜、キャベツなど、 丸ごと買って中途半端に残ることがしばしば。余っている野菜を一気に使い切るには鍋料理がいちばん。野菜は煮込むとかさが減り、たっぷり食べることができます。秋が深まると、ゆらゆらとあったかそうな湯気の立つ「鍋料理」が恋しくなりますね。鍋料理をおいしく味わい、無理なく食品ロスを減らしましょう。

残りもの野菜を使い切る、スライス野菜鍋

残り野菜をピーラ-で薄くスライスして、さっぱり味の鶏ガラスープの鍋にしました。テーブルに運んで、野菜をスープに通しながらいただきます。いろいろな味のドレッシングでお試しを。市販のごまだれ、ポン酢をつけてもおいしいです。
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調理時間約25分

材料2人分

セロリ ・・・ 1本
ズッキーニ(あれば緑・黄色) ・・・ 計1本
にんじん ・・・ 1/2本
大根 ・・・ 1/4本
鶏もも肉 ・・・ 150グラム
【スープ(鍋だし)】
鶏ガラスープ ・・・ 2カップ
白ワイン ・・・ 大さじ1
にんにくの薄切り ・・・ 1かけ分
・・・ ひとつまみ
【玉ねぎドレッシング】
玉ねぎのすりおろし ・・・ 1/2 個分
・・・ 50cc
レモン汁 ・・・ 大さじ1
砂糖 ・・・ 小さじ1+1/2
サラダ油 ・・・ 100cc
塩、こしょう ・・・ 各適宜

作り方

  • にんじん、大根は皮をむき、それぞれピーラーでスライスする。ズッキーニ、セロリは皮付きのままピーラーでスライスする。鶏肉は薄くスライスする。
  • 玉ねぎドレッシングを作る。ボウルに玉ねぎ、酢、レモン汁、砂糖を入れて混ぜ、サラダ油を少しずつ加えながら混ぜる。塩、こしょうで味をととのえる。
  • 鍋にスープの材料を入れ、火にかけてひと煮立ちさせ、鶏肉を加えてアクをとる。
  • (3)を弱火にかけながら、にんじん、大根、セロリ、ズッキーニを入れ、さっと火を通して、さっぱりと塩、こしょう、玉ねぎドレッシングでいただく。

残り野菜のヘルシー蒸し

素材を蒸すだけのシンプルなレシピなので、材料の分量も調整しやすく、材料が残りにくいのがポイントです。材料に白身魚、残った餃子や焼売を加えてもおいしいです。中華や和風のドレッシングをつけていただいても。鍋に張った水を番茶やウーロン茶、中華だしに代えると、素材に香りが移り、おいしさ倍増です。

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調理時間約25分

材料2~3人分

キャベツ ・・・ 1/6個
玉ねぎ ・・・ 1/2個
ミニトマト ・・・ 5個
グリーンアスパラガス ・・・ 2本
そら豆 ・・・ 10粒
ウインナーソーセージ ・・・ 2本
かぼちゃ ・・・ 10cm
塩、こしょう ・・・ 各適宜

作り方

  • 野菜はサッと水洗いをし、食べやすい大きさに切る。ウインナーソーセージは斜め切り、しめじは石突きを切り落として小房に分ける。
  • 蒸し鍋のすのこの下に水、または湯を張り、蓋をして強火にかける。沸騰して上蓋の穴から勢いよく蒸気が出てきたら、すのこの上に材料を並べる。再び蓋をして材料に火が通るまで3~5分ほど蒸し、テーブルに鍋ごと運ぶ。
  • 塩、こしょうを振ってさっぱりといただく。

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すのこ付き土鍋は、テーブルに並べても素敵で、みんなで蒸し料理を堪能できます。
土鍋は、遠赤外線効果と勢いのある蒸気で素早く蒸し上げるので、旨みと栄養分が損なわれにくいと言われています。

ザーサイとトマト、レタスのさっぱり鍋

ちょっとしんなりしたレタスもお鍋でおいしく食べきります。スープとトマトの相性が抜群なさっぱり鍋はいかがでしょうか。スープの味の決め手は干しえびです。ザーサイの塩抜きを忘れずに。
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調理時間約25分

材料2~3人分

ザーサイ(かたまり) ・・・ 60g
レタス ・・・ 1個
トマト ・・・ 2個
空芯菜 ・・・ 1束
豚ロース薄切り肉 ・・・ 200g
干しえび ・・・ 大さじ2
鶏ガラスープ ・・・ 5カップ
即席ラーメン ・・・ 1個
・・・ ひとつまみ
【コチュジャンだれ】
コチュジャン ・・・ 大さじ1
砂糖、酢 ・・・ 各大さじ1
レモン汁 ・・・ 大さじ1/2
おろししょうが、おろしにんにく ・・・ 各小さじ1/2
【薬味】
ねぎのみじん切り ・・・ 1/3本分
おろししょうが ・・・ 適宜
塩、黒こしょう ・・・ 各適宜

作り方

  • ザーサイは水できれいに洗い、1~2mmの厚さに切る。水にさらして塩分を抜き、水気を切る。レタスは手でちぎり、トマトはくし形切り、空芯菜は5cmの長さに切る。
  • 干しえびはさっと洗って、水1カップ(分量外)につけておく。コチュジャンだれの材料をすべて合わせる。
  • 鍋に鶏ガラスープを入れて強火にかけ、煮立ったらザーサイ、干しえびを戻し汁ごと加え、アクをすくって塩で味をととのえる。
  • 再び沸騰したら豚肉の半量を1枚ずつ加え、アクをすくって弱火にする。
  • レタス、トマト、空芯菜、残りの豚肉を加えながら、コチュジャンだれや薬味でいただく。最後にインスタントラーメンを加え、ねぎを散らす。
    ザーサイから塩味がでます。味をととのえるときは、塩加減に注意して塩を加えましょう。
料理レシピ・撮影/UPON factory

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大臣官房新事業・食品産業部
外食・食文化課食文化室

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