令和元年6月29日島根県奥出雲町
「ルーラル・ミーティングinしまね」を開催
~語り部交流会『いにしえの技を受け継ぐ里地里山のこれから』~
令和元年6月29日(土曜日)、島根県土地改良事業団体連合会は、島根県との共催の下、奥出雲町で、中山間地域の農業と農村の振興を考えるシンポジウム「ルーラル・ミーティングinしまね」を開催し、約400名が参加しました。
これは、出雲神話発祥の地と言われる奥出雲町において、「たたら製鉄に由来する奥出雲の資源循環型農業」が中国地方で初めて日本農業遺産に認定されたことを祝し、地域で受け継がれてきた農業・農村に関する歴史や民話を語り、令和という新たな時代における農村社会の在り方を皆で考える「語り部交流会」として実施されました。
交流会では、奥出雲町勝田町長、室本農林水産省農村振興局長の挨拶に続いて、元NHKキャスターの平野啓子さんが古代衣装に身を包み、「たたらが育んだ里山の情景」をテーマとして、奥出雲にゆかりのあるヤマタノオロチ神話やたたら製鉄に見る持続可能な開発などについて語りを行いました。


次にNPO法人出雲学研究所理事長藤岡大拙氏が、「なぜ奥出雲町がヤマタノオロチ退治の舞台となったか!」と題して講演し、「歴史考証に基づいた出雲人気質」などについて語られました。その後、「いにしえの技を受け継ぐ里地里山のこれから」を皆で考えるため、地元で活躍する3名と室本局長をパネラーとして招き、平野氏のコーディネートにより、事例の発表を交えつつ、日本農業遺産認定をどう地域活性化に生かせばよいかなどについて、活発な議論が進められました。
【チラシはこちら(PDF : 768KB)】
お問合せ先
島根県農林水産部農村整備課
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