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農林水産省

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特集2 森へ行こう(3)



山や森へ行くときのマナー
森へ行くことを決めたら、まずは天候をよく確認し、十分な装備を整えます(下図参照)。快晴の予報でもレインウェアは必ず携行を。悪天候のときは、無理をせず延期することも大切です。入山の際は、登山計画を周囲に知らせ、警察署等に提出します。立ち入り制限のある区域には絶対に入らず、立ち止まるときには安全な場所であるか確認してください。動植物を捕獲・採取、傷つけることはルール違反です。タバコなど火の始末に責任を持ち、ゴミも自分で持ち帰ることが基本です。森はみんなのもの。マナーを守って、気持ちよく利用しましょう。


山や森へ行くときの装備
マナー4ヵ条


クマには細心の注意を
今年は例年以上に、各地でクマによる被害が多発しています。クマの生態や行動、自治体のホームページなどで出没情報を調べ、情報のあったところには近づかないようにしましょう。クマ鈴など、音の出るもので自分の存在をクマに知らせることも大切。クマの隠れ場所になりそうなところでは十分に注意してください。
クマには細心の注意を


世界遺産の森
日本には、4つの世界自然遺産があり、どの遺産も森が重要な構成要素となっています。白神山地は世界有数のブナ原生林、屋久島は樹齢7000年とも言われる太古の縄文杉、知床はアイヌの人々が"地の果て(シリエトク)"と呼んだ秘境の森、小笠原諸島は東洋のガラパゴスとも呼ばれる独自に進化した森林生態系。唯一無二の訪れる価値のある森が、そこにはあります。

2005年に登録された知床。魅力あふれる世界遺産の森には、海外からもたくさんの人が訪れている。
2005年に登録された知床。魅力あふれる世界遺産の森には、海外からもたくさんの人が訪れている。

全国62の森が認定「森林セラピー基地」とは
森の癒やし効果を活用し、森の中でヨガや軽い運動を行い、心と体の健康を目指す取り組みが「森林セラピー」です。近年、新しい森林の活用方法として注目されています。森林セラピーに力を入れている森を「森林セラピー基地」として認証する民間の制度もあり、2016年9月現在、62の森が登録されています。

森林セラピー(R)総合サイト
http://www.fo-society.jp/quarter/[外部リンク]



取材・文/千葉貴子
イラスト/中山ゆかり


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