身近な農園を利用してみよう(2)
都市で生活する人や畑を持っていない人の中には、農業をしたいと考える人は少なくありません。こうしたニーズに応える市民農園がたくさん整備されています。
市民農園の利用方法
住民が農地を借りて農業を行える市民農園は、日帰り型が一般的ですが、泊まりがけで農業を行う滞在型もあります。これらを合わせると全国には4,000カ所以上もの市民農園があります。

1年間の利用料金は、借りる農地の面積にもよりますが、日帰り型は数千円から数万円までさまざま。滞在型は40万円前後が中心です。
全国の主な市民農園
日帰り型市民農園
「なよろ健康の森」内の施設。研修棟が併設されており、調理も可能。

写真提供/ほのぼの農園
野菜栽培の指導、堆肥の提供、小農具の無料貸し出しあり。
作付けから管理まで「ファームインストラクター」がフルサポート。会員制体験型リゾート農園。
農業体験の他、そば打ち体験なども実施している。

写真提供/スターランドさかだに
地元農家の栽培講習を受けられる。希望者には就農のサポートも。
専門家が栽培技術に関する指導や相談に対応。
滞在型市民農園
下記施設の利用期間は、1年単位が基本。
木造のラウベ(滞在施設)と約100平方メートルの菜園・芝生。調理室や読書コーナーのあるクラブハウスも。

写真提供/笠間クラインガルテン
地元住民などによる「クラインガルテン妙高応援隊」が農業指導や農作業を支援。ラウベを併設。
中央アルプスと南アルプスを望む農村に滞在して農業を楽しめる。
農機具の貸し出しあり。ピザ窯や陶器窯も利用可。ラウベはロフト付き。
60区画あり、談話室などを備えた交流センターや味噌などを加工できる施設がある。

写真提供/フロイデン八千代
農業に加えてハイキングや魚釣りなどでも豊かな自然を楽しめる拠点になる。
サポート付き貸し農園「シェア畑」
(株)アグリメディアが運営する「シェア畑」は、菜園アドバイザーのサポートが付く畑のレンタルサービスで、全国に93カ所(2019年9月時点)あります。同Webサイトには関東、関西のシェア畑の情報がまとめられています。

お問合せ先
大臣官房広報評価課広報室
代表:03-3502-8111(内線3074)
ダイヤルイン:03-3502-8449