47都道府県の特産食材と、それらを組み合わせた絶品カレーレシピを、旬に合わせて紹介します。
第1回
静岡県
キンメダイ
静岡県伊豆半島の下田港は、日本有数のキンメダイの水揚地。下田で獲れるキンメダイは今や、“ブランド金目”としても知られるようになり、それを目当てに全国から足を運ぶ人もいるほどです。脂ののりが良くなる産卵前の6月から7月と冬が、もっともおいしい時期。水温が低い深海に生息しているので、適度な脂を身にまとっており、肉厚でしっとりした口当たりが特徴です。煮付けが定番ですが、蒸し物や寄せ鍋の具としてシンプルに食べても、キンメダイ本来の甘みを楽しむことができます。切り身は、ツヤがあり、皮の赤みが強いものを選ぶのがおすすめです。
鹿児島県
そら豆
春から初夏にかけてスーパーや八百屋で見かける『そら豆』。栽培には温暖で、冬の栽培中に霜が降りにくい気候が適しており、日本では全体出荷量の約3割を鹿児島県が占めています。最近は茹でて冷凍されているものも見かけますが、旬にはぜひサヤつきのそら豆を手にとってみてください。サヤの緑色が濃く、産毛がとれていないものが新鮮なそら豆の特徴です。鮮度の落ちやすい野菜なので、手に入れたらできるだけ早く調理をするのもポイント!薄皮には食物繊維が豊富なので、若く柔らかいものが手に入ったときは、薄皮ごと食べることもできます。
食材の鮮やかな色合いとダブルづかいの出汁で、食欲増進!
脂の乗ったキンメダイと、ほっくりと甘みのあるそら豆を合わせた和風スープカレーは、食材の赤と緑の色合いが目にも鮮やか!キンメダイとしいたけの出汁が絡み合い、口当たりはさらりとしていますが、旨味がじんわりと広がります。ご飯に合わせるのはもちろん、冷やして素麺のつけ汁にするのもおすすめです。さっと煮るだけの工程なので、あまり火を使いたくない暑い日や、忙しい日にも手軽にカレーを楽しめます。
材料をそろえよう
メイン食材の他は、しいたけと調味料だけ!
そら豆もキンメダイも鮮度がおいしさを左右する食材。買ってきた日に作るのがおすすめです。
材料(2人前)
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- キンメダイ
- 2切れ (1切120グラム)
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- そら豆
- 6本
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- しいたけ
- 2枚
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- 白だし
- 大さじ1と2分の1
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- カレー粉
- 小さじ1
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- 水
- 400ミリリットル
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- サラダ油
- 小さじ1
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- 塩
- 少々
つくってみよう
シンプルな作業ばかりのお手軽料理!
煮込む時間が必要のないスープカレーなので、時間がないときにもぴったりです。
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1
キンメダイは塩をふった後10分ほどおき、水分がでたら拭き取って、半分に切る
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2
そら豆は、皮をむく。(かたさが気になる場合は薄皮もむいておく)
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3
しいたけ2枚は、それぞれ4等分に切る。
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4
サラダ油をひいたフライパンで、キンメダイとしいたけをさっと焼く。
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5
キンメダイの両面に焼き色がついたら水を加えて3分ほど加熱し、そら豆を入れ、さらに2分加熱する。
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6
キンメダイに火が通ったら、白だしとカレー粉を加え、ひと煮立ちしたら完成!
完成!
動画でもチェック!
より詳しい説明や、おいしく作るポイントは動画をチェック!
Profile
Mako(まこ)さん
フードクリエイター、栄養士、フードコーディネーターの資格を持つ、アイデア料理研究家。著書に「家政婦Makoのずぼら冷凍レシピ」(マガジンハウス)などがある。
農林水産省「国際果実野菜年2021」公式HP
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/iyfv.html
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