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  • aff12 DECEMBER 2021
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連載

特産食材の華麗(カレー)なリレー - 旬を食べるカレー旅

47都道府県の特産食材と、それらを組み合わせた絶品カレーレシピを、旬に合わせて紹介します。

第15回

今週はハタハタと春菊(菊菜)のしょっつる鍋風カレー

使用する特産物は 秋田県 ハタハタ × 大阪府 春菊(菊菜)

画像:ハタハタ と 春菊(菊菜)

秋田県

ハタハタ

秋田県で古くから親しまれ、県の魚としても知られるハタハタ。同県での漁期は、11月後半から12月にかけてのごくわずかな期間です。うろこがなく、火の通りもよいため、加熱すると骨と身が簡単に離れる、食べやすい魚です。独特の粘りやプチプチとした食感の卵「ブリコ」を抱えたメスは、オスよりひと回り大きく人気があります。深海魚であるハタハタが、産卵のために沿岸に現れた時に漁獲します。ハタハタなどの魚に塩を加えて熟成させて作る魚醤“しょっつる”は天然の旨み成分による芳醇な味と香りが特徴で、しょっつる鍋などさまざまな秋田料理に使われています。

大阪府

春菊(菊菜)

全国でも有数の春菊の出荷量を誇る大阪府。特に南西部の泉州エリアは府内最大の産地として知られています。春菊の種類は、葉の大きさや切れ込み方によって、大葉種、中葉種、小葉種に大別され、さらに中葉種は株の形状により株立ち型と株張り型に分けられます。関西では、生育しても茎が立たず、株が横に張って生育する株張り中葉が主に出回り、菊の葉に似ていることから「菊菜(きくな)」とも呼ばれています。葉の緑色が濃く、ツヤがあり、香りの強いものが新鮮な証拠。葉先を乾燥させないよう湿らせた新聞紙で包み、保存するのがおすすめです。

素材のうま味を生かした、
しょっつる鍋風カレー

淡白な味わいのハタハタと香り豊かな春菊、そして秋田県の伝統的な調味料であるしょっつる、それぞれの風味を生かした鍋風カレー。独特の香りとほのかな苦味の春菊は、あっさりした鍋風カレーの中で良いアクセントになります。お好みのきのこや白菜などを加えて、アレンジするのもおすすめです。

材料をそろえよう

ハタハタはブリコを抱えた
メスを使うと、
卵の食感も楽しめます

ハタハタから出る出汁や、しょっつるの風味を生かすため、
調味料は極力シンプルに。

画像:食材

材料(2人前)

  • ハタハタ
    大2匹(小6匹)
  • 春菊(菊菜)
    1束
  • 長ねぎ
    2分の1本
  • しいたけ
    4個
    • しょっつる(ナンプラーでも代用可)
      大さじ1
    • 白だし
      大さじ1
    • みりん
      大さじ1
    • カレー粉
      大さじ2分の1
  • 400ミリリットル

つくってみよう

ハタハタはサイズによって
下処理を変えましょう

ハタハタはうろこがないので、下処理が簡単です。
小さめのサイズであれば内臓だけ取り除いて、そのまま鍋に入れます。

  • 1

    ハタハタは、頭を落として、内臓を取り除く。(小さなサイズのハタハタは、頭を落とさず使っても良い)

  • 2

    春菊(菊菜)は、食べやすい大きさのざく切りにする。

  • 3

    長ねぎは1センチメートル幅の斜め切りにする。

  • 4

    しいたけは石づきを取り除く。

  • 5

    鍋に水とAの調味料をすべて入れ、1から4を加える。

  • 6

    沸騰したら蓋をして、弱火で5分ほど煮る。

完成!

盛り付け画像

動画でもチェック!

より詳しい説明や、おいしく作るポイントは動画をチェック!

Profile

画像:Mako(まこ)さん

Mako(まこ)さん

フードクリエイター、栄養士、フードコーディネーターの資格を持つ、アイデア料理研究家。著書に「家政婦Makoのずぼら冷凍レシピ」(マガジンハウス)などがある。

国際果実野菜年2021

農林水産省「国際果実野菜年2021」公式HP
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/iyfv.html

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