園芸施設(ハウス)の融雪出水期の備え
情報収集
- 最新の積雪状況、なだれ注意報、融雪注意報等の気象情報を常にチェックしましょう。
降雪への注意
- 大雪等が見込まれる場合には、ハウスの点検を行い、必要に応じて補強・破損箇所の補修による倒壊防止や被覆材の補修による保温性向上を図りましょう。
融雪期の対策
- 融雪水のハウス内への侵入を阻止するため、ハウス周囲の額縁排水に努めましょう。
- ハウスの軒高を越える積雪では、降雪前に被覆材を剥いでいたとしても、骨組みに大きな被害を受けるおそれがあるため、除雪しましょう。
- 肩部や腰部のパイプを埋没したままにしておくと、変形・破損のおそれがあるため、パイプ部周辺を掘り出しましょう。
- 積雪下の低日照条件では、温度が適切であっても軟弱な生育となるため、ハウス周辺の除雪や屋根雪の滑落を促進しましょう。
- 軟弱な生育の場合、注意深く生育状況を観察し、低温障害に注意し、ハウス内の換気と薬剤の散布を実施しましょう。早期の摘果・せん定、支柱等による枝の補強、防風網や果樹棚、マルチ資材等の点検・補修・補強に努めましょう。
高温傾向に伴う栽培管理等対策
- 融雪水のハウス内への侵入を阻止するため、ハウス周囲の額縁排水に努め、各部の損傷や被覆材の緩み等を点検し、保全・保守に努めましょう。
- 軟弱徒長とならないよう、ハウス内の換気・温度管理を行い、窒素肥料・かん水を控え軟弱化を防ぐとともに、予防的に薬剤を散布しましょう。
- 日中が晴天の場合、夜間は放射冷却により気温がかなり低下することがあるため、ハウス内の温度確保に努めましょう。
- 病害虫(アブラムシ、ハダニ等)の早期発見、防除に務めましょう。
損害の補償
- 自然災害に備え、施設本体は園芸施設共済、施設内農作物は収入保険に加入しましょう。
- 詳しくはお近くの農業共済組合等にお問合せください。
関連情報(リンク)
- 現在発表されている注意報の情報はこちら(気象庁HP)(外部リンク)
- 融雪に対する被害防止の詳細はこちら(PDF:446KB)
- ハウスに係る暴風雪や大雪に備えるための予防減災情報はこちら
- 積雪や寒害に対する被害防止の詳細はこちら(PDF:338KB)
- 施設園芸の台風、大雪被害防止と早期復旧対策はこちら
- 園芸施設共済はこちら
- 農業経営の収入保険はこちら
- 収入保険・農業共済の相談窓口(各都道府県農業共済組合)はこちら
- 収入保険の説明動画(しゅうほちゃんの!7分で分かる!収入保険のポイント!)(外部リンク))
お問合せ先
(農業用ハウスに関すること)
生産局園芸作物課
担当者:角張、濵口
代表:03-3502-8111(内線4828)
ダイヤルイン:03-3593-6496
FAX番号:03-3502-0889
(農業保険に関すること)
経営局保険課
担当者:企画調査班 蛭間
代表:03-3502-8111(内線5266)
ダイヤルイン:03-6744-2175
FAX番号:03-3506-1936