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農林水産省

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活動レポート Vol.2:アドバイザーミーティングを行いました(千葉県立成田西陵高等学校)

未来咲きガーデンバナー

2025年11月

千葉県立成田西陵高等学校 チームつむぎの庭にほんあかね組

〇アドバイザーミーティングによりブラッシュアップ

いよいよ本格始動した「未来咲きガーデンプロジェクト」。
園芸の専門家である未来咲きガーデンプロジェクトのアドバイザーに各グループを訪問し、高校生の皆さんが企画したガーデンが実現できるよう、デザインや使用植物、研究活動へのアドバイスを行っています。


〇千葉県立成田西陵高校へ訪問しました

千葉県立成田西陵高校は創立110年を超える歴史のある農業と商業の専門学校です。
園芸科・土木造園科・食品化学科・情報処理科があり、成田・印旛郡市にて就職者数No.1を誇る地元に根差した高校です。
今回「未来咲きガーデンプロジェクト」に応募してくれたのは、園芸科と造園土木科を中心とした有志のみなさんです。
>千葉県立成田西陵高校 チームつむぎの庭にほんあかね組のガーデン&課題研究の内容はこちら

学校外観
学校外観

立派な農業管理棟
立派な農業管理棟


平成8年に今の校名に変更される前は「成田園芸高校」という学校名で、さらに古くは「農学校」として歴史を刻んだ成田西陵高校。
今もその流れは変わらず、農業・園芸を通じて環境問題や地域問題の解決を目指し、積極的に活動されています。
チーム名にもある「ニホンアカネ」についても、その栽培を通じて耕作放棄地問題の解決や有機農業による環境負荷軽減、地域活性化に繋がる持続可能な農業を提唱する取り組みを行っています。

ニホンアカネ
ニホンアカネ

染料になる日本茜の根
染料になるニホンアカネの根

〇活動状況について

今回のアドバイザー訪問では3つの班(竹加工班・植栽班・にほんあかね班)と情報発信担当1名、総勢20名の生徒のみなさんが集まってくれました。
チーム内の情報共有では以前よりチーム管理アプリを使用し、アプリ内のメモに付箋を作り班ごとに書き込み、様々な企画やアイデアを共有しているとのこと、まさにデジタルネイティブ世代の本領発揮ですね!

班ごとに検討
班ごとに検討

竹加工班
竹加工班



各班ともにアドバイザーの様々な意見に対し、その場でさらにアイデアを出し合い、目指すデザインの実現性の向上に向けて活発な意見交換が行われました。
これにより生徒のみなさん全員が一段上がった視点で「未来咲きガーデンプロジェクト」を捉えられ、さらなる次のステージへと大きく前進しました。
加工した際の竹の強度は大丈夫か、ニホンアカネをガーデンの中でどう表現していくか、植栽に使用する花の品種は何がいいのか、アドバイザーからは具体的な指摘も多く、一朝一夕では解決できない内容も多くあったかと思います。
しかしながら、このチームのみなさんであれば解決できるはず!と強く感じました。
みんなの思いを一つに「文化をつむぐガーデン」作って行きましょう!


植栽班
植栽班

にほんあかね班
にほんあかね班

関連リンク

未来咲きガーデンプロジェクト(2027年国際園芸博覧会政府出展参画プログラム)とは?~

2027年、横浜市で日本では37年ぶりとなる最上位クラスの国際園芸博覧会が開催されます。農林水産省と国土交通省は、開催国政府として「日本の自然観を再考し、未来へ進む」をテーマに魅力ある展示の準備を進めています。その一環として、農林水産省は、次世代の花き園芸、造園、農業の担い手となりうる高校生を対象に「花とみどりで創る景色」をテーマとしたガーデン制作と課題研究活動のプログラムを企画しました。
全国から応募のあった中から5グループが採択され、採択された高校生たちは、世界各国から集まる来場者に向けて、来場者に共感や発見を届けるガーデンづくりに仲間と共に挑戦します。活動の様子を随時発信していきますので、応援よろしくお願いします。

~日本政府出展について~

農林水産省と国土交通省は、「日本の自然観を再考し、未来へ進む」をコンセプトに出展します。
政府出展が位置するのは、横浜市内を流れる和泉川の流頭部。この貴重な自然環境を引き継いでいくため、流頭部の自然環境を読み解き、既存の樹木や在来の植物を活用し、屋外展示では美しい風景としての「令和日本の庭」をつくりあげます。また、屋内展示ではプラネタリーバウンダリーといった地球規模の課題について、“みどり”で解決する可能性を体感・共感し、来場者が考え、ひとりひとりが取り得る行動への一歩を提案します。

政府出展のイメージ図1
(※政府出展のイメージ)

お問合せ先

農産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室

代表:03-3502-8111(内線4827)
ダイヤルイン:03-6738-6162