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農林水産省

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活動レポート Vol.2:アドバイザーミーティングを行いました(神奈川県立横浜瀬谷高等学校 )


2025年11月

神奈川県立横浜瀬谷高等学校 未来共創ラボ

〇アドバイザーミーティングによりブラッシュアップ

いよいよ本格始動した「未来咲きガーデンプロジェクト」。
園芸の専門家である未来咲きガーデンプロジェクトのアドバイザーが各グループを訪問し、高校生の皆さんが企画したガーデンが実現できるよう、デザインや使用植物、研究活動へのアドバイスを行っています。


〇神奈川県立横浜瀬谷高等学校へ訪問しました

GREEN×EXPO会場からほど近い場所にある神奈川県立横浜瀬谷高等学校。
今回、未来咲きガーデンプロジェクトに応募してくれたのは、総合的な探究の時間をきっかけに結成された「未来共創ラボ」の皆さんです。
このグループは、瀬谷駅からGREEN×EXPO会場までの海軍道路に花を植える「フラワーロードプロジェクト」に取り組むなど、 GREEN×EXPO への関心と理解度がとても高いグループです。
>神奈川県立横浜瀬谷高等学校 未来共創ラボのガーデン&課題研究の内容はこちら

学校外観

集合写真


未来共創ラボが活動している教室に入ると、目に飛び込んできたのはたくさんのビカクシダ(コウモリラン)。
ビカクシダは、自然界では、樹木などに着生して育つ着生植物です。
未来共創ラボでは、サーキュラーエコノミーの観点から廃材を着生板として活用することを思いつき、廃材にビカクシダを着生させる育成実験に挑戦していました。並んでいたのはその試作品。
観葉植物として人気のビカクシダですが、廃材との組み合わせによって、インテリアとして更に人気が出そうなアイデアです。

さらに、未来共創ラボで栽培したハーブを使ったクッキーも登場。こちらはすでに商品化され、販売されているそうです。
料理のアクセントやハーブティーなどに用いることができるハーブは、ミツバチや蝶などの蜜源にもなり、生物多様性の保全をはじめとするネイチャーポジティブにも寄与するということで、横浜瀬谷高校の未来咲きガーデンのデザインにもハーブが多く取り入れられています。

ハーブのクッキー
未来共創ラボで栽培したローズマリーを使ったクッキー

ヒガクシダ
廃材に活着させたビカクシダ

〇活動状況について

今後、GREEN×EXPO会場に合わせてガーデンデザインを調整し、資材や制作方法を検討していくため、事務局から今後の進め方について説明をしました。
ミーティングでは、通路や観覧動線、植物の選定、コンポストの運用など具体的な質問や意見交換が活発に行われました。

横浜瀬谷高校のプランは「サーキュラーガーデン」、「コミュニティガーデン」、「横浜・瀬谷リージョナルガーデン」の3つの側面で構成されており、様々な要素が含まれています。
アドバイザーからは、「まずはやりたいことを詰め込んで、実現できる方法を一緒に考えましょう」と心強い言葉をいただきました。

今後、 GREEN×EXPO会場の最寄り駅となる瀬谷駅前にプランターを設置し、コミュニティガーデンやエディブルガーデンの活用に関する実証研究が始まるそうです。
瀬谷駅に行かれる方は、プランターをチェックしてみてください。
ミーティングの様子

関連リンク

未来咲きガーデンプロジェクト(2027年国際園芸博覧会政府出展参画プログラム)とは?~

2027年、横浜市で日本では37年ぶりとなる最上位クラスの国際園芸博覧会が開催されます。農林水産省と国土交通省は、開催国政府として「日本の自然観を再考し、未来へ進む」をテーマに魅力ある展示の準備を進めています。その一環として、農林水産省は、次世代の花き園芸、造園、農業の担い手となりうる高校生を対象に「花とみどりで創る景色」をテーマとしたガーデン制作と課題研究活動のプログラムを企画しました。
全国から応募のあった中から5グループが採択され、採択された高校生たちは、世界各国から集まる来場者に向けて、来場者に共感や発見を届けるガーデンづくりに仲間と共に挑戦します。活動の様子を随時発信していきますので、応援よろしくお願いします。

~日本政府出展について~

農林水産省と国土交通省は、「日本の自然観を再考し、未来へ進む」をコンセプトに出展します。
政府出展が位置するのは、横浜市内を流れる和泉川の流頭部。この貴重な自然環境を引き継いでいくため、流頭部の自然環境を読み解き、既存の樹木や在来の植物を活用し、屋外展示では美しい風景としての「令和日本の庭」をつくりあげます。また、屋内展示ではプラネタリーバウンダリーといった地球規模の課題について、“みどり”で解決する可能性を体感・共感し、来場者が考え、ひとりひとりが取り得る行動への一歩を提案します。

政府出展のイメージ図1
(※政府出展のイメージ)

お問合せ先

農産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室

代表:03-3502-8111(内線4827)
ダイヤルイン:03-6738-6162