更新日:令和5年5月22日
担当:農産局農産政策部企画課
米に関するメールマガジン(第111号)(令和5年5月22日)
【本号のトピックス】
(1) 需給・価格に関する情報 |
(1) 需給・価格に関する情報
米の価格、販売動向、民間在庫の状況
〇価格
(1)令和4年産米の相対取引価格(令和5年4月)は、全銘柄平均で13,880円/玄米60kg(対前月差+3円)です。出回りの9月からの令和4年産平均価格は13,862円(対前年産+1,058円)です。
(2)令和5年3月の小売価格(POSデータ)は、5kg当たりの平均価格で、1,889円(対前月差+9円、対前年同月差+23円)です。
上記の価格はいずれも税込価格
〇販売動向
(1)令和4年産米の全国の集荷数量(令和5年3月末)は264.6万トン(対前年同月差▲20.3万トン)、契約数量は236.9万トン(同▲6.8万トン)、販売数量は110.1万トン(同▲1.2万トン)です。
(2)米穀販売事業者における販売数量(令和5年3月末)の対前年同月比は100.2%(対令和元年同月比では98.3%。以下括弧内は同様)です。うち小売事業者向けが98.3%(101.8%)、中食・外食事業者等向けが102.8%(94.3%)です。販売価格の対前年同月比は、小売事業者向けが103.7%、中食・外食事業者等向けが99.1%です。
〇民間在庫
令和5年3月末の全国段階の民間在庫量は、出荷及び販売段階で251万トン(対前年同月差▲19万トン)です。
詳細については、米に関するマンスリーレポート令和5年5月号から御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html
(2) 補助事業・交付金に関する情報
補助事業参加者の公募の御案内
補助事業のうち米関係の公募情報についてお知らせいたします。
1 令和5年度米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち業務用米、新市場開拓用米等の安定取引拡大支援(米を利用した新たな商品開発等の取組)に係る事業実施者の公募について
米の需要減少が継続する中で、米の需要を拡大・創出し、主食用米の需給ギャップを縮小させるため、米を利用した新たな商品開発等の取組を支援します。
補助対象者:米を利用した新商品の開発・販路開拓を行う民間事業者等
公募期間(事業実施者の公募):令和5年5月10日(水曜日)~6月16日(金曜日)
(詳しくはこちら)
https://kome-kaihatsu.jp[外部リンク]
2 令和5年度米需要創造推進事業に係る公募について
米の1人当たり消費量の減少率の大きい、中高年層をターゲットとした、新たな米の需要創造のため、米の機能性など米と健康に着目した調査・広報を支援します。
補助対象者:米の機能性など、「米と健康」に着目した調査や新たな米の需要創造につながる調査・広報等を行う体制を構築することができる民間団体等
公募期間(事業実施主体の公募):令和5年4月26日(水曜日)~5月24日(水曜日)
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/230426_161-1.html
3 令和5年度米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち業務用米、新市場開拓用米等の安定取引拡大支援(業務用米等に係る商談会等の開催の取組)に係る公募について
業務用米等に関し、産地・生産者と中食・外食事業者等それぞれのニーズを踏まえた安定的な取引を継続かつ拡大させていくため、商談会等を開催する事業に必要な経費の支援を行い取組を推進します。
補助対象者:米穀の生産、流通、販売等に関する知識及び人的ネットワークを有する者又は過去に商談会等の開催実績がある民間団体等
公募期間(事業実施主体の公募):令和5年4月26日(水曜日)~5月24日(水曜日)
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/230426_161-2.html
4 令和4年度米粉利用拡大支援対策事業のうち米粉製品製造能力強化事業及び米粉種子増産事業の3次公募について
(1)米粉製品製造能力強化事業
米粉製品製造能力強化事業では、米粉製粉・米粉製品製造能力の強化を促進のため、米粉製粉事業者又は食品製造事業者の施設整備、製造設備の増設等を支援します。
(2)米粉種子増産事業
米粉種子増産事業では、今後も拡大が見込まれる米粉用米の安定供給に向けて、米粉専用品種の種子の増産を行う取組に対して、施設整備等を支援します。
補助対象者:
(1)の事業:製粉企業、食品製造事業者等
(2)の事業:生産者、農事組合法人、特定農業団体、JA、農業者団体、民間事業者等
(1)及び(2)の事業の公募期間(事業実施主体の公募):令和5年5月15日(月曜日)~6月12日(月曜日)
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/230515_161-3.html
交付金の御案内
米生産で活用可能な交付金についてお知らせいたします。
1 化学肥料や農薬を減らして環境にやさしい農業に取り組みませんか?
環境保全型農業直接支払交付金では、化学肥料と農薬を5割以上低減する取組と合わせて行う、地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い農業生産活動を支援しています。
<主な支援対象取組の交付単価>
有機農業(そば等雑穀、飼料作物以外):12,000円/10a
堆肥の施用:4,400円/10a
カバークロップ(緑肥の作付け):6,000円/10aなど
農林水産省では、有機農業をはじめとした環境保全型農業の一層の拡大に力をいれています。本交付金を活用して、環境にやさしい農業に取り組んでみませんか?
申請期間は、令和5年4月1日から6月30日までです。
詳しくは、以下のリンクをご参照の上、農地が所在する市町村にお問い合わせください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/kakyou_chokubarai/mainp.html
(3) 米の消費に関する情報等
やっぱりごはんでしょ!チームがおにぎりの推し活を始めました!
「やっぱりごはんでしょ!」のインスタグラムで、おにぎりの推し活(自分が推しているアイドルやキャラクターなどを愛でたり応援したりする活動)の投稿をスタートしました。引き続きおにぎりやごはんの魅力を発信していますので、是非「いいね!」&フォローをお願いいたします!
(インスタグラムアカウントはこちら)
https://www.instagram.com/gohan_maff/[外部リンク]
棚田の魅力が1枚に!棚田カード第3弾 発行
農林水産省では、棚田を訪れるきっかけになることを願い、棚田カードを作成しており、令和5年4月より、新たに110地区の棚田を追加した第3弾棚田カードが配布されます。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/nihon/230424.html
和食文化を未来に伝えよう!
農林水産省及び文化庁は、一般社団法人和食文化国民会議と連携し、和食のユネスコ無形文化遺産登録10周年を契機とした、多様な主体による和食文化の保護・継承に向けたイベント開催を推奨します。農林水産省は、収集した開催情報を一元的にホームページで発信していきますので、是非、関連イベントとしての登録をご検討ください。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/wasyoku/230512.html
膨らむ!米粉の世界(米粉の新商品開発を支援)
令和4年度補正予算で措置されました「米粉の利用拡大支援対策事業」のうち、「米粉商品開発等支援対策事業」には、全国の食品製造事業者等の皆様から、沢山の応募があり、83事業者の事業計画が採択されました。
本事業で商品化が予定されている米粉商品の中には、米粉パンや米粉麺の定番商品だけでなく、ケーキやバウムクーヘン、クッキーやサブレなど美味しそうな洋菓子や、プロテインバーやレトルトカレー、ベビーフードや備蓄食などちょっとした時に役に立つ商品もあります。
今年度末にはこれらが商品化され販売されますので、読者の皆さんは期待してお待ちくださいね。
(農林水産省資料「米粉をめぐる状況について」)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/komeko/#meguji
お問合せ先
農産局農産政策部企画課
担当者:企画班
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8964