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農林水産省

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3 調査結果の詳細 (5. 食文化について)

(1)食文化を受け継ぐことの意識

  郷土料理や伝統料理など、地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、箸づかいなどの食べ方・作法を受け継ぐことは大切だと思うか聞いたところ、『そう思う』と回答した人の割合が88.0%(「とてもそう思う」34.5%+「そう思う」53.5%)、「どちらともいえない」と回答した人の割合が9.3%、『そう思わない』と回答した人の割合が2.2%(「あまりそう思わない」1.8%+「まったくそう思わない」0.4%)となっている。(図5 - 1

  食文化を受け継ぐことの意識について、性別にみると、『そう思う』と回答した人の割合は女性で高い。(図5-1-1

(2)食文化を受け継いでいるか

  郷土料理や伝統料理など、地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、箸づかいなどの食べ方・作法を受け継いでいるか聞いたところ、「受け継いでいる」と回答した人の割合が64.4%、「受け継いでいない」と回答した人の割合が35.4%となっている。(図5 - 2

  食文化を受け継いでいるかについて、性別にみると、「受け継いでいる」と回答した人の割合は女性で高く、「受け継いでいない」と回答した人の割合は男性で高い。(図5-2-1

(3)食文化を受け継ぐために必要なこと

  郷土料理や伝統料理など、地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、箸づかいなどの食べ方・作法を受け継ぐために必要なことを聞いたところ、「親等から家庭で教わること」を挙げた人の割合が90.9%と最も高く、次いで、「子供の頃に学校で教わること」(48.9%)、「ふだん食べているもののうち、どれが郷土料理や伝統料理か知る機会を増やすこと」(43.6%)の順となっている。(複数回答、上位3項目)(図5 - 3

  食文化を受け継ぐために必要なことについて、若い世代(20~39歳)の女性では、「子供の頃に学校で教わること」を挙げた人の割合が高い。(表5 - 3

(4)食文化を伝えているか

  郷土料理や伝統料理など、地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、箸づかいなどの食べ方・作法を「受け継いでいる」と回答した人に、それらを地域や次世代にも伝えているか聞いたところ、「伝えている」と回答した人の割合が68.2%、「伝えていない」と回答した人の割合が29.5%となっている。(図5 - 4

  食文化を伝えているかについて、性・年齢別にみると男性、女性ともに20歳代で「伝えていない」と回答した人の割合が最も高い。(図5-4-1

(5)食文化を伝えるために必要なこと

  郷土料理や伝統料理など、地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、箸づかいなどの食べ方・作法を「伝えていない」と回答した人に、今後、伝えるために必要なことを聞いたところ、「家庭で伝える機会を持つこと」を挙げた人の割合が83.0%と最も高く、次いで、「学校で伝える機会があること」(49.1%)、「地域で伝える機会があること」(36.3%)の順となっている。(複数回答、上位3項目)(図5 - 5

  食文化を伝えるために必要なことについて、、若い世代(20~39歳)の女性では、「学校で伝える機会があること」を挙げた人の割合が高い。(表5 - 5

(6)郷土料理や伝統料理を食べる頻度

  いわゆる郷土料理や伝統料理(自身の生まれ育った地域や現在住んでいる地域に限定せず、旅先や外食先など日本全国の郷土料理や伝統料理を含む)をどのくらいの頻度で食べているか聞いたところ、『月に1回以上』と回答した人の割合が61.7%(「ほぼ毎日」4.5%+「週に3~5日程度」8.3%+「週に1~2日程度」13.7%+「月に2~3日程度」19.3%+「月に1日程度」15.9%)、「2~3ヶ月に1日程度」と回答した人の割合が15.0%、「それ以下」と回答した人の割合が16.7%、「まったく食べない」と回答した人の割合が5.4%となっている。(図5 - 6

  郷土料理や伝統料理を食べる頻度について、若い世代(20~39歳)の男性では、『月に1回以上』と回答した人の割合が低い。
  性・年齢別にみると、『月に1回以上』と回答した人の割合は男性の70歳以上、女性の60歳代、70歳以上で高い。(表5 - 6

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消費・安全局消費者行政・食育課

担当者:食育計画班
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