3 調査結果の詳細 (2. 現在の食生活について)
(1)健全な食生活の心掛け
日頃から、健全な食生活を実践することを心掛けているか聞いたところ、『心掛けている』と回答した人の割合が75.9%(「常に心掛けている」13.8%+「心掛けている」62.2%)、『心掛けていない』と回答した人の割合が23.8%(「あまり心掛けていない」22.5%+「まったく心掛けていない」1.3%)となっている。(図2 - 1)
性別にみると、『心掛けている』と回答した人の割合は女性で高く、『心掛けていない』と回答した人の割合は男性で高い。
性・年齢別にみると、女性の40歳代、60歳代、70歳以上で『心掛けている』と回答した人の割合が高い。(図2-1-1)
(2)栄養バランスに配慮した食生活
主食・主菜・副菜を3つそろえて食べることが1日に2回以上あるのは、週に何日あるか聞いたところ、「ほぼ毎日」と回答した人の割合が40.6%、「週に4~5日」と回答した人の割合が20.2%、「週に2~3日」と回答した人の割合が25.0%、「ほとんどない」と回答した人の割合が11.9%となっている。
若い世代(20~39歳)では、「ほぼ毎日」と回答した人の割合が28.4%、「週に4~5日」と回答した人の割合が19.0%、「週に2~3日」と回答した人の割合が32.3%、「ほとんどない」と回答した人の割合が19.8%となっている。(図2 - 2)
栄養バランスに配慮した食生活について、若い世代(20~39歳)の男性では、主食・主菜・副菜を3つそろえて食べることが1日に2回以上あるのは「ほとんどない」と回答した人の割合はおよそ2割と高い。
性・年齢別にみると、男性、女性ともに20歳代で「ほとんどない」と回答した人の割合が最も高い。(図2-2-1)
(3)栄養バランスに配慮した食事を増やすために必要なこと
主食・主菜・副菜を3つそろえて食べることが1日に2回以上あるのが「週に4~5日」、「週に2~3日」、「ほとんどない」と回答した人に、3つそろえて食べる回数を増やすために必要なことを聞いたところ、「手間がかからないこと」を挙げた人の割合が62.8%と最も高く、次いで、「時間があること」(52.3%)、「食費に余裕があること」(42.1%)の順となっている。(3つまでの複数回答、上位3 項目)(図2 - 3)
栄養バランスに配慮した食事を増やすために必要なことについて、性別にみると、「手間がかからないこと」、「時間があること」を挙げた人の割合は女性で高く、「家に用意されていること」、「外食やコンビニ等で手軽に取ることができる環境があること」を挙げた人の割合は男性で高い。
若い世代(20~39 歳)では、「手間がかからないこと」、「時間があること」、「食費に余裕があること」を挙げた人の割合が高い。(表2-3)
(4)朝食を食べる頻度
ふだん朝食を食べるか聞いたところ、「ほとんど毎日食べる」と回答した人の割合が79.0%、「週に4~5日食べる」と回答した人の割合が5.5%、「週に2~3日食べる」と回答した人の割合が3.8%、「ほとんど食べない」と回答した人の割合が10.1%となっている。
若い世代(20~39歳)では、「ほとんど毎日食べる」と回答した人の割合が59.3%、「週に4~5日食べる」と回答した人の割合が13.7%、「週に2~3日食べる」と回答した人の割合が6.7%、「ほとんど食べない」と回答した人の割合が20.0%となっている。(図2 - 4)
朝食を食べる頻度について、若い世代(20~39歳)では、「ほとんど毎日食べる」と回答した人の割合が低く、「ほとんど食べない」と回答した人の割合が高い。(図2-4-1)
(5)朝食を食べるために必要なこと
ふだん朝食を「週に4~5日食べる」、「週に2~3日食べる」、「ほとんど食べない」と回答した人に、朝食を食べるために必要なことを聞いたところ、「朝、食欲があること」を挙げた人の割合が44.7%と最も高く、次いで、「自分で朝食を用意する時間があること」(40.5%)、「朝早く起きられること」(39.9%)の順となっている。(複数回答、上位3項目)(図2 - 5)
朝食を食べるために必要なことについて、性別にみると、「自分で朝食を用意する時間があること」を挙げた人の割合は女性で高く、「朝食を食べる習慣があること」を挙げた人の割合は男性で高い。
若い世代(20~39歳)では、「朝早く起きられること」、「自分で朝食を用意する手間がかからないこと」、「夜遅くまで残業するなど労働時間や環境に無理がないこと」を挙げた人の割合が高い。(表2-5)
(6)普段の食事の準備
普段の食事を自分で準備しているか聞いたところ、「ほとんどのものを食材から調理して、食事を準備している」と回答した人の割合が29.1%、「一部市販食品を取り入れて、食事を準備している」と回答した人の割合が41.5%、「ほとんどのものに市販食品を利用して、食事を準備している」と回答した人の割合が8.9%、「自分で食事を準備していない」と回答した人の割合が19.7%となっている。(図2 - 6)
普段の食事の準備について、性別にみると、「ほとんどのものを食材から調理して、食事を準備している」と回答した人の割合は女性でおよそ4割と高くなっている。
性・年齢別にみると、「自分で食事を準備していない」と回答した人の割合は男性の全ての年齢で3割を超えている。(図2-6-1)
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