3 調査結果の詳細 (9. 新型コロナウイルス感染症の影響と食生活、デジタル技術を活用した食育について)
(1)新型コロナウイルス感染症の拡大前と現在を比較した食生活の変化
現在の食生活が新型コロナウイルス感染症の拡大前(2019年11月頃)に比べて変わったかについて13の内容を挙げ、それぞれについて聞いた。
「増えた」と回答した人の割合が最も高いのは、「(3)自宅で食事を食べる回数」(38.5%)で、次いで「(2)自宅で料理を作る回数」(27.9%)、「(7)持ち帰りの弁当や惣菜の利用」(21.1%)となっている。
「減った」と回答した人の割合が最も高いのは、「(5)家族以外の誰かと食事を食べる回数」(67.0%)で、次いで「(7)持ち帰りの弁当や惣菜の利用」(11.4%)となっている。
「変わらない」と回答した人の割合が最も高いのは、「(6)朝食を食べる回数」(87.0%)で、次いで「(12)規則正しい食生活リズム」(84.9%)、「(1)栄養バランスのとれた食事」(82.5%)となっている。
「もともとない」と回答した人の割合が最も高いのは、「(8)フードデリバリーサービスの利用」(61.8%)で、次いで「(13)在宅勤務の時間」(50.5%)となっている。(図9 - 1)
栄養バランスのとれた食事について、全ての世代、性・年齢で「変わらない」と回答した人の割合が最も高い。(図9-1-1)
自宅で料理を作る回数について、若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。
性・年齢別にみると、男性、女性ともに20歳代で「増えた」と回答した人の割合が最も高い。(図9-1-2)
自宅で食事を食べる回数について、若い世代(20~39歳)で「増えた」と回答した人の割合が高い。
性・年齢別にみると、男性、女性ともに20歳代で「増えた」と回答した人の割合が最も高い。(図9-1-3)
家族と食事を食べる回数について、若い世代(20~39歳)では、「増えた」と回答した人の割合が高い。
性・年齢別にみると、男性、女性ともに20歳代で「増えた」と回答した人の割合が最も高い。(図9-1-4)
家族以外の誰かと食事を食べる回数について、性別にみると、「減った」と回答した人の割合は女性で高い。
性・年齢別にみると、30歳代、40歳代の女性で「減った」と回答した人の割合が高い。(図9-1-5)
朝食を食べる回数について、若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。
性・年齢別にみると、全ての性・年齢で「変わらない」と回答した人の割合が最も高い。(図9-1-6)
持ち帰りの弁当や惣菜の利用について、若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-1-7)
フードデリバリーサービスの利用について、若い世代(20~39歳)では、「増えた」と回答した人の割合が高い。
性・年齢別にみると、全ての性・年齢で「もともとない」と回答した人の割合が最も高い。(図9-1-8)
経済的な理由で食物(菓子、嗜好飲料を除く)の購入を控えた、または購入できなかった回数について、若い世代(20~39歳)では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-1-9)
食事作りに要する時間や労力について、性別にみると、「増えた」と回答した人の割合は女性で高い。
若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-1-10)
食に関する情報の入手について、若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-1-11)
規則正しい食生活リズムについて、若い世代(20~39歳)では、「増えた」と回答した人の割合が高い。
性・年齢別にみると、男性、女性ともに30歳代で「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-1-12)
在宅勤務の時間について、若い世代(20~39歳)では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-1-13)
(2)緊急事態宣言中と現在を比較した食生活の変化
現在の食生活に、緊急事態宣言中(注)と比較して変化があったかについて13の内容を挙げ、それぞれについて聞いた。(注:緊急事態宣言の期間は2020年4~5月、2021年1~3月、4~9月)
「増えた」と回答した人の割合が最も高いのは、「(3)自宅で食事を食べる回数」(25.8%)で、次いで「(2)自宅で料理を作る回数」(20.1%)、「(7)持ち帰りの弁当や惣菜の利用」(16.3%)となっている。
「減った」と回答した人の割合が最も高いのは、「(5)家族以外の誰かと食事を食べる回数」(53.1%)で、次いで「(7)持ち帰りの弁当や惣菜の利用」(10.6%)となっている。
「変わらない」と回答した人の割合が最も高いのは、「(6)朝食を食べる回数」(88.9%)で、次いで「(12)規則正しい食生活リズム」(88.5%)、「(1)栄養バランスのとれた食事」(87.0%)となっている。
「もともとない」と回答した人の割合が最も高いのは、「(8)フードデリバリーサービスの利用」(61.8%)で、次いで「(13)在宅勤務の時間」(51.1%)となっている。(図9 - 2)
栄養バランスのとれた食事について、性・年齢別にみると、全ての性・年齢で「変わらない」と回答した人の割合が最も高い。(図9-2-1)
自宅で料理を作る回数について、性別にみると、「増えた」と回答した人の割合は女性で高い。
若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-2-2)
自宅で食事を食べる回数について、性別にみると、「増えた」と回答した人の割合は女性で高い。
若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-2-3)
家族と食事を食べる回数について、若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-2-4)
家族以外の誰かと食事を食べる回数について、性別にみると、「変わらない」と回答した人の割合は男性で高い。
・年齢別にみると、男性、女性ともに20歳代で「増えた」と回答した人の割合が最も高い。(図9-2-5)
朝食を食べる回数について、性・年齢別にみると、全ての性・年齢で「変わらない」と回答した人の割合が最も高い。(図9-2-6)
持ち帰りの弁当や惣菜の利用について、若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高く、若い世代(20~39歳)の男性では、「変わらない」と回答した人の割合が高い。(図9-2-7)
フードデリバリーサービスの利用について、若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高く、若い世代(20~39歳)の男性では、「変わらない」と回答した人の割合が高い。(図9-2-8)
経済的な理由で食物(菓子、嗜好飲料を除く)の購入を控えた、または購入できなかった回数について、性・年齢別にみると、20歳代の女性で「増えた」と回答した人の割合が最も高い。(図9-2-9)
食事作りに要する時間や労力について、性別にみると、「増えた」と回答した人の割合は女性で高い。
若い世代(20~39歳)の女性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-2-10)
食に関する情報の入手について、性・年齢別にみると、全ての性・年齢で「変わらない」と回答した人の割合が最も高い。(図9-2-11)
規則正しい食生活リズムについて、性・年齢別にみると、全ての性・年齢で「変わらない」と回答した人の割合が最も高い。(図9-2-12)
在宅勤務の時間について、性別にみると、「変わらない」と回答した人の割合は男性で高い。(図9-2-13)
【参考図】新型コロナウイルス感染症拡大前と現在を比較した食生活の変化・緊急事態宣言中と現在を比較した食生活の変化(図9参考図)
(3)新型コロナウイルス感染症拡大前と比較した家族と一緒に食べる頻度の変化
家族と同居している人に、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較した家族と一緒に食べる頻度の変化について聞いた。
朝食を家族と一緒に食べる頻度について、「増えた」と回答した人の割合が3.9%、「変わらない」と回答した人の割合が82.7%、「減った」と回答した人の割合が1.1%、「もともとない」と回答した人の割合が11.3%となっている。
夕食を家族と一緒に食べる頻度について、「増えた」と回答した人の割合が12.9%、「変わらない」と回答した人の割合が81.4%、「減った」と回答した人の割合が2.0%、「もともとない」と回答した人の割合が2.9%となっている。(図9 - 3)
新型コロナウイルス感染症拡大前と比較した家族と一緒に朝食を食べる頻度の変化について、若い世代(20~39歳)では、「もともとない」と回答した人の割合が高い。
性・年齢別にみると、全ての性・年齢で「変わらない」と回答した人の割合が最も高い。(図9-3-1)
新型コロナウイルス感染症拡大前と比較した家族と一緒に夕食を食べる頻度の変化について、若い世代(20~39歳)の男性では、「増えた」と回答した人の割合が高い。(図9-3-2)
(4)新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して家族と一緒に食べる回数が増えた理由
新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して家族と一緒に食べる回数が「増えた」と回答した人に、増えた理由を聞いたところ、「自分が家にいる時間が増えたため」を挙げた人の割合が52.9%と最も高く、次いで、「家族以外との食事の機会が減ったため」(47.8%)、「家族が家にいる時間が増えたため」(44.5%)となっている。(複数回答、上位3項目)(図9 - 4)
(5)新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して家族と一緒に食べる回数が減った理由
新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して家族と一緒に食べる回数が「減った」と回答した人に、減った理由を聞いたところ、「自分が家にいる時間が減ったため」を挙げた人の割合が38.5%と最も高く、次いで、「自分の労働・学習時間が長くなったため」(28.8%)、「家庭内での感染リスクを減らすため」(23.1%)となっている。(複数回答、上位3項目)(図9 - 5)
(6)デジタル技術を活用した食育の利用有無
家族の中でデジタル技術を活用した食育を利用したことがあるか聞いたところ、「利用したことがある」と回答した人の割合が22.2%、「利用したことがない」と回答した人の割合は76.4%となっている。(図9 - 6)
デジタル技術を活用した食育の利用について、性別にみると、「利用したことがある」と回答した人の割合は女性で高く、「利用したことがない」と回答した人の割合は男性で高い。
若い世代(20~39歳)の女性では、「利用したことがある」と回答した人の割合が高い。(図9-6-1)
(7)利用したことがあるデジタル技術を活用した食育
家族の中でデジタル技術を活用した食育を「利用したことがある」と回答した人に、利用したことがあるデジタル技術を活用した食育を聞いたところ、「料理レシピ動画など、調理に関する動画の視聴」を挙げた人の割合が88.8%と最も高く、次いで、「SNS等での料理レシピ等、食に関する情報の入手や収集」(61.9%)、「食育に関するアプリ(料理レシピ、栄養バランス、フードロス削減など)の利用」(34.3%)となっている。(複数回答、上位3項目)(図9 - 7)
利用したことがあるデジタル技術を活用した食育について、性別にみると、「食品工場見学の動画など、食品加工に関する動画の視聴」を挙げた人の割合は男性で高く、「料理レシピ動画など、調理に関する動画の視聴」を挙げた人の割合は女性で高い。
若い世代(20~39歳)では、「SNS等での料理レシピ等、食に関する情報の入手や収集」を挙げた人の割合が高い。(表9 - 7)
(8)新型コロナウイルス感染症拡大前と比べたデジタル技術を活用した食育の利用頻度の変化
家族の中でデジタル技術を活用した食育を「利用したことがある」と回答した人に、新型コロナウイルス感染症拡大前と比べたデジタル技術を活用した食育の利用頻度の変化について11の内容を挙げ、それぞれについて聞いた。
(1)~(10)の10項目で、「増えた」と回答した人の割合が「減った」と回答した人の割合を上回っている。(図9 - 8)
(9)デジタル技術を活用した食育を経験してよかった点
家族の中でデジタル技術を活用した食育を「利用したことがある」と回答した人に、デジタル技術を活用した食育を経験してよかった点を聞いたところ、「好きな時間や短時間に利用できる」を挙げた人の割合が80.6%と最も高く、次いで、「繰り返して利用できる」(66.6%)となっている。(複数回答、上位2項目)(図9 - 9)
デジタル技術を活用した食育を経験してよかった点について、性別にみると、男性、女性ともに、「好きな時間や短時間に利用できる」を挙げた人の割合が最も高い。(表9 - 9)
(10)デジタル技術を活用した食育を利用する場合の課題や障壁
家族の中でデジタル技術を活用した食育を「利用したことがない」と回答した人に、デジタル技術を活用した食育を利用する場合に、どのような課題や障壁があるか聞いたところ、「どのような情報や体験があるかわからない」を挙げた人の割合が45.5%と最も高く、次いで、「利用方法がわからない」(42.2%)、「嗅覚や味覚等の五感を活かした体験が難しい」(37.8%)となっている。(複数回答、上位3項目)(図9 - 10)
デジタル技術を活用した食育を利用する場合の課題や障壁について、性別にみると、「実施者、参加者とのコミュニケーションが難しい」を挙げた人の割合は男性で高い。
若い世代(20~39歳)の女性では、「どのような情報や体験があるかわからない」、「嗅覚や味覚等の五感を活かした体験が難しい」を挙げた人の割合が高い。(表9 - 10)
(11)今後利用したいデジタル技術を活用した食育
今後、新型コロナウイルス感染症の拡大が収まった後、利用したいデジタル技術を活用した食育を聞いたところ、「料理レシピ動画など、調理に関する動画の視聴」を挙げた人の割合が52.4%と最も高く、次いで、「SNS等での料理レシピ等、食に関する情報の入手や収集」(30.7%)、「食育に関するアプリ(料理レシピ、栄養バランス、フードロス削減など)の利用」(27.8%)となっている。(複数回答、上位3項目)(図9 - 11)
今後利用したいデジタル技術を活用した食育について、性・年齢別にみると、「料理レシピ動画など、調理に関する動画の視聴」、「SNS等での料理レシピ等、食に関する情報の入手や収集」を挙げた人の割合は20歳代、30歳代、40歳代、50歳代の女性で高い。「食品工場見学の動画など、食品加工に関する動画の視聴」を挙げた人の割合は30歳代、40歳代の男性で高い。(表9 - 11)
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消費・安全局消費者行政・食育課
担当者:食育計画班
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