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農林水産省

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活動紹介 | ふくいの食育推進企業

概要

ロゴマーク

福井県
「ふくいの食育推進企業」

福井県では、従業員への健康管理に関して、食育や地産地消 を取り入れるなど積極的に取組を行っている県内企業を「ふくい の食育推進企業」として登録(令和2年9月現在で31社)。 希望する企業に「ふくいの食育リーダー」を派遣し、社内での食 育の企画つくりや講座の開催などの支援を行っているほか、メー ルマガジン(毎月発行)の配信などによる情報提供、県WEB ページで の企業PR などを行っている。

取り組みの成果

すでに食育、地産地消に取り組んでいる企業だけでなく、これ から取り組みたいと思っている企業への活動支援により、「食 育推進企業」を増やしていくことが狙い。 社内での食育は、企業体力や経営者の考え方によるところも 大きく、理解のある土壌が必要。また、社員食堂を持たない企 業は、社内での食育というとハードルが高い(具体的なイメージ が沸かない)と感じるケースが多い。食育に関する情報発信や 講座開催(費用は県が負担)などにより、ハードルを下げ、身近 な取組として参画してもらえる環境つくりにつながっている。

今後の取り組み

農業体験の提供や啓発ポスターの作成などを行っていく。

「ふくいの食育推進企業」登録要件

要件1

県の進める「食育」に賛同し、以下に掲げるいずれかの食育活動を行うこと

  • 社員の健康を守る食育の推進
  • 社員への地産地消の推進
  • 家庭における食育を応援するための職場環境づくり
  • 食に関する体験の推進
  • 広告、冊子配布等による食育啓発の取組
  • その他、社員への食育・地産地消の推進と認められる取組
要件2

食育推進員(企業内で食育・地産地消に関する企画や情報発信を行う担当者)を設置する

「家庭」「企業」「学校」で学ぶ食育の推進を基本 計画としている福井県が、県内企業を対象に実施している。登録企業に「食育推進員」を設置することを要件としていることが、効果的な情報発信や取り組みの継続につながっている。

取組事例

ベジ曜日

東洋染工株式会社
ベジ曜日を制定。社員の食事バランスへの関心高める

  • 社員の健康づくりについての取組を推進する組織として平成31年に「健康会議」 を発足。協会けんぽや坂井市などから専門家を派遣してもらい、まずは健康会 議の委員が知識を得て、社員への啓発を行っている。
  • 社員の半数以上が食生活の改善に前向きだったことや、バランスの良い食事が 重要であることから、食堂運営事業者と協議をし、野菜を多く使ったメニューの 日として「ベジ曜日」を制定した。
  • 毎週火曜日は野菜の多いメニューにし、社員の食事バランスへの関心を高めて もらうようにしている。
野菜カレーセット

坂川建設株式会社
万歩計で3か月達成したら、野菜カレーセットが家庭に

  • 「健康」と「安全」は、全てに優先するという考え方のもと、社員の健康には気を配っていた。定年の延長などにより高齢者が増えることにも対応するため、「健康経営」への取り組みを進めている。
  • 健康増進ウォーキングの推進のため、全社員に30日間の数字が記録できる万 歩計を支給。所定の記録を達成した人には、手当のほかカレーと野菜のセットを支給。家族から大好評で、家庭でも健康の意識付けを広げてもらう効果が出ている。
  • 社員食堂がないため、コンビニを利用する人が多いことから、食育リーダーによ るセミナーでは、手軽に手に入る一品を加えることにより、栄養バランスを高めることの重要性を社員に伝え、食の改善につなげた。

お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課

代表:03-3502-8111(内線4601)
ダイヤルイン:03-3502-5723