「食」を支える根本である農業に関する知識・体験も含んだ「食農教育」の大切さを伝えていきたいという思いから、2008年(平成20年)より取組を始めた。JA菊池管内に住む小学2年~6年を対象に、毎年7月から12月の、月に1回全6回に渡り、さまざまな体験を通して、「食」と「農」の大切さを教えている。参加する子供たちは年齢や性別のバランスを考慮し、1クラス20名に分かれて1年間行動を共にする。
活動紹介 | まんまキッズスクールによる食農体験
概要

菊池地域農業協同組合(JA菊池)
「まんまキッズスクールによる食農体験」
取り組みの成果
平成20年の開始以降、参加者は延べ1,000名以上になっている。「食べ物」の大切さ、食物を作りだす「農業」の大切さを知り、好き嫌いをせず食べられるようになったという子どもの声も聞かれるほか、土に触れるなど普段はできない色々な体験は保護者からも評価されている。
今後の取り組み
「JAグループが手掛ける食農教育」という特徴を活かし、今後は参加児童の保護者に対しても、学習会を充実させていく予定。保護者に対して、「食」は「命」であるということ改めて考えてもらうと共に、家庭でも語り合ってもらう機会を創出できるように、JAとしても考えていく。また、卒業生を対象に、つながりを持てるようなイベントも行っていく。
団体・企業概要
団体名 |
菊池地域農業協同組合 (JA菊池) |
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所在地 |
熊本県菊池市 |
設立 |
(合併による):2019年14月 |
事業内容 |
熊本県菊池郡市管内8つの市町村(菊池市・旧七城町・旧旭志村・旧泗水町・旧合志町・旧西合志町・大津町・菊陽町)の各農協が合併して発足。 |
取組事例

まんまキッズスクールの組織体制
- 「食」は、健やかな身体つくりのみならず、「食」のリズムを通して規則正しい生活習慣を身に着けたり、家族や仲間と食卓を囲んで楽しく食事をすることで、心を豊かにする役割を持っていると考えから、クラス制を採用し、時間割に沿った体験授業、みんな揃っての昼食などの取組を行っている。
- 各クラスの担任、副担任はJA菊池の若手職員が担当し全員共通の活動のほか。
- クラス独自の取組も行う。地元の菊池農業高校、サッカーJ3のロアッソ熊本も協力してくれている。

ある年のカリキュラム
- 第1回(7月)菊池農業高校開校式・田植え・クラス別授業・昼食(おにぎりと豚汁)第2回(8月)JA菊池かかしづくり・マイ箸づくり・農園作業・クラス別授業・昼食(カレー)
- 保護者会同時開催:フラワーアレンジメントの作成・子供と一緒のマイ箸づくり第3回(9月)菊池農業高校ブドウ狩り・乗馬体験・搾乳体験・農園作業・クラス別授業
- 昼食(えこめ牛丼)第4回(10月)菊池農業高校稲刈り・サッカー教室・農園作業・クラス別作業・昼食(えこめ牛バーベキュー)第5回(11月)JA菊池収穫作業・JA菊池感謝祭の店舗作り、POP作り、販売のお手伝い第6回(12月)閉校式・クラス別授業
お問合せ先
消費・安全局消費者行政・食育課
代表:03-3502-8111(内線4601)
ダイヤルイン:03-3502-5723