A型肝炎ウイルス(ウイルス)[Hepatitis A virus (HAV)]
症状は?
国立感染症研究所ウイルス第二部提供
感染してから平均1か月間経つと、発熱、だるさ、食欲不振、おう吐、黄だん(皮膚や粘膜が黄色くなる)などの症状が出ます。
小児が感染しても、多くの場合は症状が出ません。年齢が高くなるにつれ、症状が出る割合が増えます。
症状が出ても大半はなおりますが、年齢が高くなるにつれ、症状が重くなる傾向があるとの報告があります。
原因になりやすい食品は?
- 国内の場合、生又は加熱不足の魚介類です。
- 感染している人の手を通じウイルスが付いてしまった食品や、ウイルスの付いた包丁などで調理した食品です。
- A型肝炎が流行・発生している海外の地域の場合、ウイルスに感染している人・動物の便によって汚染されている生水や生ものです。
予防のポイントは?
- 生の魚介類にさわったら、よく手を洗いましょう。
- 包丁やまな板を使うときは、まず先に、生で食べるものや調理済み食品などの食べる直前に加熱しない食品を切り、その後に生の魚介類を切りましょう。生の魚介類に使った包丁やまな板と、調理済みの食品がふれないようにしましょう。
- 魚介類の汁が、生で食べるものや調理済みの食品にかからないようにしましょう。
- 生の魚介類など加熱が必要な食品は、中心まで十分に加熱しましょう。
- 生の魚介類に使った調理器具は、使い終わったらすぐに洗いましょう。洗った後、熱湯をかけると消毒効果があります。
- 食中毒にかかった人の便から感染することがあるので、さわったら石けんで手を洗いましょう。
- A型肝炎が流行・発生している海外の地域へ旅行するときは、生水や生ものを避けましょう。
- 必要に応じて、ワクチン接種を受けましょう。
参考リンク先
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
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