作成日:平成28年3月11日
調査結果
2.3. 牛肉
2.3.2. カンピロバクター
農林水産省消費・安全局は、牛肉のカンピロバクター汚染を低減する施策を検討するために表17の調査を行いました。牛肉のカンピロバクター汚染に影響する可能性のある事項、つまり、国内の農場や食肉処理加工施設における牛の感染状況や、牛の消化管内の菌の分布状況等を把握するために、牛の直腸便や消化管内容物など、牛肉以外の試料も採取して調べました。
表17:牛肉のカンピロバクター対策を検討するための調査の実施状況(平成22~23年度)
主な目的 |
規模 |
試料 |
年度 |
結果詳細 (章番号) |
【牛農場】 |
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肉用牛1農場の菌保有状況の把握 |
25農場 (250頭) |
直腸便 |
H22 |
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25農場 (250頭) |
直腸便 |
H23 |
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乳用牛2農場の菌保有状況の把握 |
25農場 (250頭) |
直腸便 |
H22 |
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25農場 (250頭) |
直腸便 |
H23 |
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【食肉処理加工施設】 |
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肉用牛の消化管内・肝臓・胆汁の菌分布状況の把握 |
3と畜場 (160頭) |
消化管内容物、 肝臓、胆汁 |
H23 |
1 肉用牛:肉用を目的に飼養している牛。品種ではなく、利用目的による区分。
2 乳用牛:搾乳を目的に飼養している牛(表17の調査では搾乳中の牛を対象)。品種ではなく、利用目的による区分。乳用牛の大半は食肉出荷されるため、調査対象とした。
なお、より安全な牛肉を生産・製造するための衛生対策に関する資料や、実態調査の結果を掲載した論文、消費者向けのウェブサイト(「食中毒から身を守るには」)を、こちらのページ(2.3.2.3)で紹介しています。
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
担当者:危害要因情報班
代表:03-3502-8111(内線4457)
ダイヤルイン:03-6744-0490
FAX:03-3597-0329